インテリアトレンドビジョン2015
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iSaloni 2014ミラノサローネ 2014www.salonemilano.it-Place: Rho Fiera, Milano, Italy.Date: 8 to 13 April 2014Exhibitors: 2,500 (Company)Visitors: 357,212-第53回目のミラノサローネ/世界中から集まるインテリアデザインの総合的イベント イタリア、ミラノの会場で行われるサローネ国際家具見本市では、複合的に同時開催の展示会と隔年開催の展示会との同時開催になる。本年は昨年より13%も来場者数が増加し、新たなポジティブなサインとして「Salone Internazionale del Mobile(サローネ国際家具見本市)」の期待の高さを示していた。 イタリアの家具市場はイタリアの経済を反映していると言っても過言ではなく、またそれはイタリアの生活のシンボルとも言える。よってどのメーカーも世界的に困窮した経済状態にも関わらず、ここ一番という思いでその底力を一気に披露している様子だ。この展示会の重要さの部分では、この展示会以外にこのスケールで開催されているフェアーは存在しない。しかも世界160カ国からの来場者ということに頷ける。 今年は「International Furnishing Accessories Exhibition(国際家具アクセサリー展)」、若手デザイナーの登竜門「SaloneSatellite(サローネ・サテリテ)」、キッチン関係のリソースとして有名な「EuroCucina(国際キッチン展示会)」、また平行開催で、家庭キッチン用換気扇作や造り付けキッチン機器の展示「FTK <Technology For the Kitchen> (キッチンテクノロジー展)」、また、サウナ・サニタリー系商材、バスルーム用品専門の商品が一挙に見れる「The International Bathroom Exhibition (国際浴室展示会)」も同場所で開催していた。そして目玉のイベントとして「Where Architects Live」を企画。これは著名建築家による住まいの提案で8人の建築家が各人の思う住まいの提案を実現していた。参加建築家は、Shigeru Ban、Mario Bellini、David Chippereld、Massimiliano and Doriana、 Fuksas、Zaha Hadid、Marcio Kogan、Daniel Libeskind、Studio Mumbai/Bijoy Jain。また今年は、市内のミュージアム、博物館でもこの時期に合わせてサローネの主催者とのタイアップのもと、無料公開している場所も多数あった。市内から会場への交通手段は電車なので、入場券と電車のパックチケットの販売も行うなど、便宜上の配慮も見れた。 ミラノ市街では、数えきれないほどの展示やイベントが行われている。地域事にある程度まとめることができ、代表的なのは街の中心部で開催する「Brea design District」、「Duomo近辺」、「Porta Romana」、デザイナーが集うBar Basso近辺の「Porta Venezia」、運河に程近い「Tortona」、4年目を迎え大成功している「Ventura Lambrate」。これら以外にも街中のデパート、ギャラリー、ポップアップ、ミュージアム、美術館、ファッションブティック、歴史的建築物や資料館、住宅街のガレージや倉庫など、様々な場所で特徴のある無数の展示で世界中からの来客を待つ。 Tortona地区ではSuper Studio Piu周辺が中心になる。moooiや東京デザイナーズウイーク、ネット関係ではオークションサイトのebay、イタリアや電化製品のsumsun、お酒や清涼飲料水メーカー、その他無数のメーカーでごった返す。とくに夕方から夜にかけては、人々の往来で歩くのさえ困難になるほど混雑するため、目的を定めて展示に直行するのがいい。最近では聞いたこともない建材メーカーや不動産関係の会社、ゼネコンなどデザインというより人が集まる場所に販促をする目的の企業が多い。何か違う感覚はあるが、大規模のフェスティバルという感じだ。今年も各国のバラエティー豊かなデザインイベントで大盛況に終わっている。 ミラノ市内の中心部でのイベント傾向は様々で、定番のトリエンナーレやその周辺Interniの総合イベント、ドゥオモ周辺、主要になるメーカーのショールーム、ギャラリーでは昨年同様に新作とインスタレーションが開催されている。コレクティブグループ/デザイナーの有志で展示するものも多く、オランダで活動するデザイナー達の集まり「Dutch inverutals」、定番になった「Designjunction」は今年は場所をモンテナポレオーネ地区に移して開催していた。 Porta Venezia付近では、空調設備のDAIKINがスポンサーのFABRICAの展示、ロンドン発の「Designersblock」、Wallpaper magazineによるキュレーティブ展示やLECLETTICOのスタジオショップなども面白い。Austriaのグループ展、近辺ではDroogなども盛り上がっていた。また場所は少し変わるが、ミラノのマストストップのRossana Orlandiも大盛況で、素晴らしいコレクションを数多く集め展示していた。今年もRossana OrlandiではBagatti Valsecchiというミュージアムでの特別アートデザインの展示も面白かった。 Ventura Lambrate地区は路面電車のトラムで市内から15分。学生や独立したばかりの若手デザイナーやでデザインスクールの共同展示が多かった。今年は4年目迎え、Lambrateも大きな企業やメーカーの展示も増えてきており、工場の跡地など、ラフに整備された環境でエッジなプレセンテーションから、大型の映画スタジオのような設備の整った場所まで様々な環境での展示が面白い。warehouseでの巨大展示空間では無数のデザイナーにカフェや企画展示等人々で一杯だった。At workという新しい場所では、学生から独立デザイナーまで振り幅の広い展示で盛り上がっていた。定番のventuraの展示では、選抜された若手デザイナーの展示から、欧州中心のデザイン学校や卒業した仲間達で立ち上げたレーベルでアーティスティックな作品とその演出展示が楽しめた。 今年も濃厚なダブルエスプレッソのようなデザインイベントであるミラノサローネは、やはり世界中から集まるデザインの総合的イベントとして、その活気は留まることを知らずといった感じだ。激しい表現はあるにせよ、ここ一番の最高なクリエーションを純粋に楽しめるイベントであることは間違いない。インディペンデントからビックメーカーまで、それぞれの立ち位置で最高のプレゼンで迎えてくれる、いまだに発見や探求が可能な底知らずの展示会と言える。068TENDENCEIMMCOLOGNEM & O PARISJANM & O PARISSEPTSFFAMBIENTETIFFIFFSM & O ASIAISALONICOLLECTIVE 2DESIGN FAIRICFF NYLDF100% DESIGNLONDONTENTLONDONDESIGNJUNCTIONPADLONDONTOKYOHEIMTEXTL

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