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2007年11月

「ファッショナブルで魅力的な窓辺」のデザインを大募集!

トーソー ウインドウ ファッション デザイン コンペティション 2007
審査結果発表

 

 窓辺の総合インテリアメーカー、トーソー株式会社(本社:東京都中央区/社長:大槻保人)では、ウインドウトリートメントのファッション性を高め、その楽しさや可能性を広く紹介する場として、2005年の第2回に引き続き、本年、第3回トーソー ウインドウ ファッション デザイン コンペティションを開催致しました。
 この度、厳正な審査を経て入賞作品が選ばれ、最優秀賞及び優秀賞の作品が決定いたしましたので、ここに発表致します。

 第3回は、応募総数172点(プロフェッショナル部門55点、学生部門117点)の中から、プロフェッショナル部門、学生部門それぞれにから、最優秀賞1点及び優秀賞3点が選ばれました。2005年度は、学生部門の最優秀賞の該当がありませんでしたが、今回は、プロ、学生共に最優秀賞が選出され、回を重ねるごとに作品のレベルも高くなってきております。

  受賞作品は2007年11月21〜24日に東京ビッグサイトで開催されます「第26回JAPANTEX2007 インテリアトレンドショー」のトーソーブース内にパネル展示、さらにプロフェッショナル部門の最優秀作品は具現化(制作)したものを展示されます。
 プロと学生が提案する、「ファッショナブルで魅力的な窓辺」の数々をぜひご覧ください。


「トーソー ウインドウ ファッション デザイン コンペティション 2007」審査結果

【プロフェッショナル部門】 最優秀賞 優秀賞
【学生部門】  最優秀賞  優秀賞 

【プロフェッショナル部門】

★ 最優秀賞
  北野隆啓・福島真理子<unit Y>
  (東京都/鞄本設計・AKA INTERNATIONAL INC.)
  『hagoromo/ハゴロモ』

  講評より:最優秀賞『hagoromo/ハゴロモ』はシースルーの布に鳩目を打ち、それを空間に取り付けることで、多様な空間を創り出す作品である。取付位置を変える事でベランダや室内を自在に取り込んでウチソトを繋ぎ、適度に遮って団欒や昼寝、一人の時間をそっと包み込む。日本の風土や生活文化も踏まえた素敵な提案だ。
(審査委員長:木村戦太郎)

★ 優秀賞
 
大沢祐介 
(埼玉県/フリーランス)
『Bubble Skin』
森 澄子 
(愛知県/(株)インテリアネットワークス)
『Shall we DANCE』
和田学治 
(東京都/W.D.A)
『mokutate』

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【学生部門】

★ 最優秀賞
  森 茉莉 
  (埼玉県/東京モード学園)
   『Refraction』  

  講評より:最優秀賞『Refraction』は大きな板材をカットし折り曲げたもので、幾何学的で繊細な凹凸が美しい陰影と光りの効果を造り出す。制作法は未検討だが、窓辺だけでなくエクステリアにも可能性が感じられる新しいフォルムを評価した。
(審査委員長:木村戦太郎)

★ 優秀賞
 
小林亜美 
(北海道/北海道芸術デザイン専門学校)
『はな あそび /hana asobi』
服部正治 
(愛知県/名古屋モード学園)
『PECO』
山本さとみ
(北海道/北海道芸術デザイン専門学校)
『Dress』
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「トーソー ウインドウ ファッション デザイン コンペティション 2007」 開催概要
■主 催:  トーソー株式会社
■後 援:  トーソー出版
■募集テーマ: 「ファッショナブルで魅力的な窓辺」

■審査員
委員長 木村戦太郎 (文化女子大学教授/社団法人日本インテリアデザイナー協会選考委員会委員長)
委 員  塩谷 博子 (ファブリックワークス代表/インテリアスタイリングプロ代表)
委 員  小野由記子 (小野意匠計画代表/社団法人日本インテリアデザイナー協会 国際交流委員長)

■賞  
(1)プロフェッショナル部門 最優秀賞 (1点) 賞状+賞金30万円     優秀賞 (3点) 賞状+賞金10万円
(2)学生部門         最優秀賞 (1点) 賞状+賞金10万円     優秀賞 (3点) 賞状+賞金 3万円

■審査基準: 独創性、審美性、機能性、表現力
■締切り: 2007年9月14日(金)必着 
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< 審査講評 > 

審査委員長
木村戦太郎 (文化女子大学教授/社団法人日本インテリアデザイナー協会 選考委員会委員長)

   今回の応募作品では上位10位くらいまでの得点が拮抗し、選考にかなり苦労したが、伝統素材や技術に新解釈を加えたものや新機能など新しい提案も多く、日本の風土や文化を意識した提案が多く見られて、楽しい審査でもあった。  

 プロフェッショナル部門/最優秀賞『hagoromo/ハゴロモ』はシースルーの布に鳩目を打ち、それを空間に取り付けることで、多様な空間を創り出す作品である。取付位置を変える事でベランダや室内を自在に取り込んでウチソトを繋ぎ、適度に遮って団欒や昼寝、一人の時間をそっと包み込む。日本の風土や生活文化も踏まえた素敵な提案だ。優秀賞『Shall we DANCE』は実施例の提案だが、欧風をベースにしながらシンプル・モダンに纏め、日本人の感性にも馴染む窓辺を演出した手腕は見事だ。『Bubble Skin』は新しい窓装置の提案で、和紙に取り付けた円形アルミ枠に様々に紙や布を取り付けて行く。細部は未解決だが、可能性を評価した。『mokutate』繊細で縦長な木枠に和紙を貼ったパーツを縦横に繋ぎ、吊り下げて窓辺を演出する。細部は未解決だが、モダンな和の形が美しい。  

 学生部門/最優秀賞『Refraction』は大きな板材をカットし折り曲げたもので、幾何学的で繊細な凹凸が美しい陰影と光りの効果を造り出す。制作法は未検討だが、窓辺だけでなくエクステリアにも可能性が感じられる新しいフォルムを評価した。優秀賞『PECO』は新発想の蛇腹式ブラインド?で、押し引きする事で光りをコントロールし、操作音にも着目した、面白いアイディアである。『Dress』若々しい感性でボタンやレザーベルト・チェーン・ビーズ・ファーなどを組み合わせ、独創的で魅力的なウインドウファッションを展開している。『はな あそび/hana asobi』 はパターンを切り抜いたクリーンと奥のカーテンの組み合わせである。春夏秋冬をテーマに和の素材と色彩で纏めた、丁寧な提案であった。


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審査委員
塩谷博子 (ファブリックワークス代表/インテリアスタイリングプロ代表)

  プロフェッショナル部門/過去の受賞例の影響か、プロダクトデザインの視点での応募が多く、テーマの、「住まいのウインドウファッション」といえる作品が少なかった。施工事例は、良くまとまっていても、顧客の要望に制限されるためか、独創性を出しにくい点でハンディがある。しかし、作品ボードが、結果にいたった経緯を説明しきれていれば、もっと評価されると感じた。プロの奮起を望みたい。  

 最優秀賞『hagoromo/ハゴロモ』は、ロールスクリーンを、ウインドウトリートメントを超えて、現代の日本人の暮らしの折々に多様に対応する「しつらい」に展開させたところが斬新。選んだ素材、スクリーンの寸法などもファッショナブル。『Shall we DANCE』、施工上制約の多い高層マンションを、これも制約の多いクラシックなスタイルを、素材とカラースキームで現代性を持たせて美しくデザインしたところはプロの技である。  

 学生部門/応募数が多くなったと聞く。頼もしい限りである。やはり、プロダクトデザイン的な応募が圧倒的に多かったが、経験のない学生としては無理もないか。その中で『Dress』は、数少ないファッショナブルな作品であった。アパレルのトレンド「重ね」を窓にと考えたところが、若い女性らしく可愛いく楽しい。素材を良くリサーチしており、選び方やデザインも大胆で面白い。『はな あそび/hana asobi』は、和紙の重ねという毎年数多くある提案だが、和の色を勉強しましたというメッセージが伝わり、学生らしく好感が持てる。ボードも「はんなり」と美しい。


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審査員
小野由記子 (小野意匠計画代表/社団法人日本インテリアデザイナー協会 国際交流委員長)

  今回の課題の対象は住宅の窓という事で、想定の自由度は高い。しかしこじんまりした窓設定の作品が多く、それが現実だからなのだが、住空間の新鮮な窓(開口部)の在り方を含めた「魅力的な窓辺」の提案も見てみたいと思った。 応募作品はA3ボード一枚に表現する規定のため、盛り沢山過ぎたり、または情報量が少な過ぎたりしがちである。表現においては、ビジュアルデザインのセンスも問われてしまう。

 プロフェッショナル部門/最優秀賞の『hagoromo/ハゴロモ』は極めてシンプルなスクリーンの構成ながら、アレンジにより一つの窓辺を6通りにしつらえて見せている。なかでもベランダにスクリーンを掛け回し縁側化を試みているのがユニークで楽しい。しかし風が吹いたらどうなるのだろう?『Bubble Skin』は表情のある作品。大小のサークルがバブルのようにつながり動きを感じさせる。コンセプトのビジュアル表現も良い。『Shall we DANCE』は、周到な色構成とディテールへの配慮がすっきりしたエレガントな仕上がりをもたらしている。プロらしい施工例。『mokutate』は日本の障壁の平面性を今日の住宅に相応しくモデファイしようとしている。フレームデザインは美しいがジョイント部の納まりにどの様な工夫があるのだろうか。

 学生部門/『Refraction』はシンプルで明確なデザイン。模型写真がその造形美を良くアピールしている。但しカラーバリエーションの白以外の4色の選定はやや安易に感じる。『PECO』はその発想が若々しくユニーク。操作音や引き出す角度の自由なところが楽しげ。『はな あそび/hana asobi』はアイディアが斬新というのではないが、季節に基づく色構成の丁寧さやボード表現に好感がもてる。『Dress』は若い女性のファッションセンスを素直に窓辺に表現している。昨今ファッションとインテリアのトレンドが重なる傾向が著しい。ファブリック、アクセサリーの適度なボリューム感が品を保っている。
 総じて学生の作品には面白味があるが、情報量が極端に少なくアイディア倒れになっているケースが見られる。デザインを練り上げることの大切さを知ってほしい。


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