和室にプリーツスクリーンを設置すると後悔する?メリットやデメリット、選び方を解説

和室にプリーツスクリーンは後悔する?デメリットとは?
和室をモダンな空間に仕上げるプリーツスクリーン。
デザイン性に優れ、柔らかな光が取り込めることから近年人気の窓まわりアイテムです。
一方で、設置前には知っておきたいデメリットがいくつか存在します。
設置後に後悔することがないよう、「失敗した」と感じやすいポイントとおすすめの対処方法をご紹介します。
①掃き出し窓には不向き
掃き出し窓は床まである開口部の大きな窓のこと。
この窓にプリーツスクリーンを取り付けると、毎回上下に開閉する手間が発生します。
頻繁に出入りする掃き出し窓では、横に開閉するカーテンやバーチカルブラインド(縦型ブラインド)のほうがスムーズです。
縦方向に開閉するロールスクリーンも、出入りが多い窓では不便に感じることがあるでしょう。
さらにプリーツスクリーンを全開にすると生地が上部に溜まって開口部が狭くなったり、室内が丸見えになったりする点もデメリットに挙げられます。
▼対処方法
● プリーツスクリーンを左右2枚に分けて設置する
● 厚地と薄地のツインタイプにする |
②洗濯ができない
プリーツスクリーンの生地は取り外して丸洗いができません。
構造上ほこりがたまりやすい形状をしていますが、お手入れは掃除機やハンディモップでほこりをはらう程度に限られます。
小さな子どもやペットが過ごすお部屋や、キッチンなどの汚れやすい場所には設置が向かない窓まわりアイテムといえるでしょう。
▼対処方法
● ハンディモップやはたきなどで日ごろからお手入れをする
● 汚れが気になる部分は中性洗剤を薄めた布でやさしく拭き取る ● 汚れやすい場所にはカーテンも候補のひとつに |
③穴からの光漏れ
プリーツスクリーンの生地には昇降コードを通す小さな穴が開いており、この穴を通して光が漏れてしまいます。
遮光生地を選んでも、このコード穴から差し込む光までは遮れません。
とくに「和室を寝室にしたい」という場合、プリーツスクリーンを選ぶと真っ暗な環境にはできないため注意しましょう。
▼対処方法
● コード穴のないプリーツスクリーンを選ぶ
● 窓枠サイズにぴったり合うようオーダーすることで全体の光漏れを軽減させる |
④風にあおられると大きい音が出る
プリーツスクリーンは硬めの生地のため、窓を開けて風が通るとスクリーンが揺れて窓枠や壁に当たり、バタンと音が鳴ることがあります。
とくに大きな窓に設置した場合、風でスクリーンが煽られて音がさらに気になることもあるでしょう。
音にストレスを感じやすい方は、このポイントが後悔につながるかもしれません。
また、揺れてぶつかることで窓枠や壁にキズが付いたりする心配もあります。
▼対処方法
● ソフトクッションをプリーツスクリーンがぶつかる窓枠箇所に貼る
● 専用のボトムクッションを取り付ける |
⑤小さいお子さんやペットが遊んでしまう恐れがある
プリーツスクリーンの操作チェーンや生地の揺れは、小さな子どもやペットにとって遊び道具になることもあるでしょう。
例えば、ペットが操作チェーンにじゃれついたり、子どもが生地を引っ張ってシワをつくったりしてしまうことも考えられます。
プリーツスクリーンの設置は空間を美しくモダンに見せられる分、傷や汚れがつくと思った以上にストレスを感じることも少なくありません。
▼対処方法
● チェーン式ではなくコードレスタイプを選択する
● 使用しないときは子どもやペットの手の届かない高さにあげておく |
和室にプリーツスクリーンを設置するメリット
プリーツスクリーンの設置は、後悔するポイントだけでなく、和室に取り入れるメリットもたくさんあります。
プリーツスクリーンならではのメリットを活かせば、和室の楽しみ方が広がるでしょう。
①デザイン性が高い
和室や畳スペースにデザイン性の高いプリーツスクリーンを取り付ければ、モダンで整った印象の空間になります。
厚みのあるドレープカーテンは重厚感を演出するのに対し、プリーツスクリーンは窓まわりを軽やかに見せ、部屋全体をすっきりとまとめます。
また窓の前に家具を置いても干渉しにくく、インテリアのレイアウトが自由に組みやすい点もメリットといえるでしょう。
「和室の窓に何を取り付ければわからない」というときにもよく選ばれているのがプリーツスクリーンです。
②障子のように破れることはない
和室の障子紙は少し触っただけで穴が開きやすく、とくに小さな子どもやペットがいると頻繁な貼り替えが必要になることも少なくありません。
その点プリーツスクリーンの生地は厚みがあり、障子紙ほど簡単には破れない丈夫さがあります。
和紙風の質感を保ちつつ丈夫なポリエステルなどでつくられているため、メンテナンスも手軽です。
さらにプリーツスクリーンなら防炎機能を備えた生地も多く、火事の延焼を防ぐ効果も期待できます。
障子にはない特徴を備えているため、和室の窓まわりに取り入れやすいアイテムといえます。
③柔らかい光を取り込むことができる
プリーツスクリーンは、生地全体を通して柔らかな自然光を室内に採り込めるのが魅力です。
ブラインドのように羽根の角度で光量を調節するのではなく、生地そのものが光を拡散させるため、和室に心地よい明るさと陰影を生み出します。
外からの視線はしっかり遮りつつ、直射日光を和らげて畳や障子戸を美しく照らす様子は、和室ならではの落ち着いた雰囲気にぴったりです。
昼間はレースカーテン代わりに光を取り入れ、夜は厚地でしっかり目隠しする を選べば、一日を通して理想的な採光とプライバシー確保が可能になります。
④開放感を得られる
プリーツスクリーンを使わないときは、上部にすっきりとたたみ上げられます。
全開にすれば窓から景色を一望でき、障子やカーテンでは味わえない開放感が生まれ、空間の奥行きを楽しめます。
例えば庭の見える和室で、天気のよい日はスクリーンを上げて縁側気分を味わい、暑い日差しの時だけ下ろして日除けにする、といった調節が簡単です。
畳の部屋にいながら季節の移ろいを大きな窓越しに感じられるのは、プリーツスクリーンならではの魅力といえるでしょう。
和室にプリーツスクリーンを設置する際に後悔しないための選び方
和室に設置するプリーツスクリーンは、次のポイントを押さえると後悔なく選べます。
遮光の有無 | 寝室や西日が強い部屋は遮光タイプ、地窓などには非遮光タイプ |
操作方法 | 小さな子どもやペットがいるならコードレスやセーフティーパーツで対策 |
窓サイズに合わせる | 掃き出し窓は1枚より2枚に分けて設置すると開閉が楽で実用的 |
空間に調和する絵柄選び | 畳や壁紙の色に合わせ、和色や淡色を選ぶと空間に統一感が出る |
関連記事:和室×プリーツスクリーン おすすめ5選とデザイン事例、選び方を解説
和室におすすめのプリーツスクリーン
ここでは和室に合うトーソーのプリーツスクリーンを3つご紹介します。
デメリットへの対策が施された高機能な製品もご紹介するので、プリーツスクリーンで「後悔したくない」とお考えの方はぜひチェックしてみてください。
彩葉
カラーラインナップ | 25色 |
機能 | 防炎・ホルムアルデヒド対策品 |
参考価格(税込) | 43,780円 ※幅1800×高さ1800mm、シングルチェーンタイプの場合 |
※価格は2025年9月時点
「彩葉」は、和紙調のやわらかな質感を持ちながら、障子のように破れやすい心配がないプリーツスクリーンです。
光を通すと濃淡の柄が浮かび上がり、和室らしい落ち着きと現代的な洗練さを同時に楽しめます。
とくに、遮光性は控えめでも自然光を取り込みたい方や、障子の雰囲気を残しつつ丈夫な素材を求める方におすすめです。
さらに防炎機能を備えているため、安全面を重視するご家庭でも安心して取り入れられます。
木肌
カラーラインナップ | 3色 |
機能 | 遮光・防炎・ホルムアルデヒド対策品 |
参考価格(税込) | 55,110円 ※幅1800×高さ1800mm、シングルチェーンタイプの場合 |
※価格は2025年9月時点
「木肌」は、名前の通り木の樹皮を思わせるテクスチャーを持つ遮光タイプのプリーツスクリーンです。
強い西日や寝室での光漏れが気になる方にはとくに適しており、畳や家具の日焼け防止にも役立ちます。
落ち着いた色味は和室の雰囲気に自然に溶け込み、伝統的な趣を保ちながら重厚感のある空間に仕上がります。
遮光性が高い分、前述した「光漏れの後悔」をできるだけ減らしたい方や、落ち着いた暗めの空間を求める方は満足度の高い選択となるでしょう。
スズカ
カラーラインナップ | 1色 |
機能 | 遮熱・ミラー・防炎・ホルムアルデヒド対策品 |
参考価格(税込) | 51,370円 ※幅1800×高さ1800mm、シングルチェーンタイプの場合 |
※価格は2025年9月時点
「スズカ」は、やわらかい光を取り入れながらも外からの視線を遮ることができるシアータイプのプリーツスクリーンです。
裏面にミラー糸を使用しているため、昼間はプライバシーを守りつつ明るさを確保できます。
また遮熱性能が高く、夏場の室温上昇を抑えられることから、省エネや快適性を重視したい方におすすめです。
軽やかな素材なので開け閉めがしやすく、大きな窓でも使いやすい点も魅力といえます。
視線や暑さ対策をしながら、開放感と明るさを大切にしたい和室にぴったりの1枚です。
プリーツスクリーンのことなら、トーソー
和室の印象を決める窓まわりアイテムに、デザイン性の高いプリーツスクリーンを選ぶ方は多くいらっしゃいます。
トーソーでは、彩葉や木肌、スズカをはじめ、デザイン性と機能性を兼ね備えたプリーツスクリーンを多数ラインナップしています。
遮光や防炎など暮らしに役立つ機能も揃っており、和室をより快適な空間に仕上げることが可能です。
素材や色のバリエーションも豊富なので、理想の空間づくりに合うプリーツスクリーンを見つけてみてください。
まとめ
和室へのプリーツスクリーン設置を後悔しないためには、光漏れや遮光性、掃き出し窓での使い勝手など注意点を理解しておくことが大切です。
デメリットを知った上で選べば、障子にはないデザイン性や耐久性、柔らかな光を取り込む快適さを得られます。
暮らし方に合ったプリーツスクリーンを選び、和室をより心地よい空間に整えていきましょう。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。


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