和室×プリーツスクリーン おすすめ5選とデザイン事例、選び方を解説

商品のこと

プリーツスクリーンとは?

プリーツスクリーンは、じゃばら状に加工されたスクリーン(生地)を上下に開閉する窓まわりアイテムです。美しい水平ラインを扇子のように折りたたんだり、広げたりして開閉します。

 

プリーツスクリーンには和紙調のスクリーンが多くそろい、外からの光によって優しい陰影を室内に落とし込みます。そのやわらかな光は、日本の伝統的な和室やモダン和室などさまざまな「和テイスト」と調和するため、多くの和空間に積極的に取り入れられるようになりました。

 

和室に合わせるプリーツスクリーンの選び方

プリーツスクリーンの種類は多種多様にあり、どのようなポイントで選べばよいか悩まれる方も多くいらっしゃいます。

 

ここからは「色」「遮光」「上下の配置」の3つにポイントを絞り、選び方を解説します。

 

色の選び方

窓まわりアイテムは部屋の「メインカラー」の役割を果たし、空間の印象を決定づけます。美しい和空間を演出する「和室」を完成させるために、次のような色を基調として選んでみてください。

 

  • 深みのある色
  • 淡色
  • モノトーン
  • アースカラー

 

家具やインテリア、そして和室ならではの「畳」の色に調和させることで、一段と格上げされた和室に仕上げられます。

 

深みのある色

 

  • ネイビーブルー
  • エンジ
  • テラコッタ

 

こっくりと味わい深さが魅力の深みのある色は、和室に日本の風情あふれる空間を演出します。和室を落ち着いた空間に仕上げたいときや、重厚感がある高級旅館のようにまとめたいときにもおすすめのカラーです。

 

淡色

 

  • ホワイトグレー
  • ローズベージュ
  • アッシュパープル

 

淡色のプリーツスクリーンは光を透過することによって、和室をさらに明るく、ソフトに印象づけます。子どものプレイルームや、リビングの一角に設けた「畳コーナー」にも違和感なく馴染むでしょう。

 

モノトーン

 

  • オフホワイト
  • アッシュブラック
  • グレー

 

「和モダン」を演出したいときにぴったりのカラーがモノトーン。現代的な和室へと仕上がり、存在感のある空間となります。圧迫感を与えがちなブラックも、くすみがかった「アッシュブラック」であれば、軽やかさと透明感が生まれ、高級感のある和室を演出できます。

 

アースカラー

 

  • モスグリーン
  • ブラウン
  • カーキ

 

自然にあるカラーを基調としたアースカラーは、天然素材を用いる和室にしっくりと馴染みます。とくにい草を素材とする畳にもマッチするため、トーンを合わせれば伝統的な和室に仕上がるでしょう。

 

遮光の有無で選ぶ

カーテンと同様に、プリーツスクリーンにも光を透過するタイプと遮光タイプがラインナップされています。それぞれの特徴は、下表をご覧ください。

 

スクリーンタイプ 特徴
非遮光タイプ
  • 光を通すため和紙調の陰影を楽しめる
  • 外が暗くなると室内の光が漏れる
遮光タイプ
  • 強い日光から家具や畳を守り劣化を防げる
  • 部屋に光が入らないため重い印象になりやすい

和室の使用目的や室外環境に合わせてプリーツスクリーンの遮光の有無を決め、設置後に理想とのギャップが生じないようにしましょう。非遮光タイプは、外からの視線が気になりにくい環境や地窓に適しています。遮光タイプは西日が当たる和室におすすめです。

 

上下の生地の配置で選ぶ

プリーツスクリーンは1枚のスクリーンだけでなく、二枚で組み合わせる「ツインスタイル」にすることも可能です。基本的には厚地とシアー生地を組み合わせます。

 

上下のどちらにそれぞれのスクリーンを配置するかも重要なポイント。ライフスタイルに適したほうを選択しましょう。

標準仕様は上から採光をとりいれつつ、外からの視線をしっかりとカット。しかし、隣家の2階の窓が気になったり、マンションが建っていたりする場合は上からの視線が気になることもあるかもしれません。

 

反転仕様であれば上からの視線をコントロールしつつ、外の風景が楽しめます。採光が限られるため和室が暗くなりがちですが、夏には強い日差しを遮れます。

 

和室にぴったりなおすすめのプリーツスクリーン

ここからはトーソーがラインナップするプリーツスクリーンのなかから、おすすめの商品をご紹介します。

 

彩葉

 

和紙調のスクリーンが魅力的な代表格のプリーツスクリーン。光が差し込むと濃淡のある柄が浮かび、日本の伝統的な趣(おもむき)が感じられます。

 

彩葉は畳との相性に着目したアイテム。アースカラーのグリーン系だけでなく、和モダンに仕上がるグレー系など、幅広いスタイルに馴染む25色の豊富なカラーラインナップです。

 

葉月

 

葉月は和紙のような素材感はそのままに、透け感を抑えたプリーツスクリーン。視線を遮ることができるため、プライバシー性を大切にしたい和室に適しています。

 

カラーラインナップは全20色で、素材はペットボトルや衣料品などをリサイクルした、環境に優しいポリエステル。和室につながりの深い自然に配慮されたアイテムです。

 

コルト

 

コルトは、和のテイストを残しつつカジュアルに仕上げたい和室におすすめのプリーツスクリーン。和室を子どものプレイルームとして活用する際にも、違和感なく馴染みます。

 

定番カラーからオレンジ、ワインなどアクセントカラーになる豊富なカラーラインナップをご用意しており、和室の雰囲気に合わせたコーディネートがかないます。コルトはほかのプリーツスクリーンと比べ、リーズナブルな価格である点も魅力のひとつ。コスパよくプリーツスクリーンを取り入れたい場合は、ひとつの選択肢として検討してみてください。

 

木肌

 

樹皮をイメージさせ、落ち着きと趣深さを感じさせる遮光スクリーン「木肌」。和室をシックな空間や、高級旅館にいるような居心地のよい空間に仕上げたいときにおすすめです。

 

全3色のカラーラインナップは、代表的な種類の樹皮を再現したもの。遮光2級の「樺(かば)」「樅(もみ)」、遮光1級の「欅(けやき)」はそれぞれ異なる表情で、一段と和室を盛り上げます。

 

スズカ

 

スズカは光を取り込みながら、遮熱性能とミラー効果をもつシアープリーツスクリーンです。およそ63%もの日射熱をカットするため、室内の温度上昇を軽減します。

 

またミラー効果によって日中は外からの光を反射し、室内を見えにくくする効果もあります。軽やかな和室を演出しつつ、快適な空間を維持したい場合に便利です。

 

プリーツスクリーン×和室のデザイン事例

実際にプリーツスクリーンを取り入れたらどのような雰囲気に仕上がるのか、事例を4つご紹介します。

 

インテリア用品や畳カラーとの相性などをイメージしながら、チェックしてみてください。

 

子どもの遊び場に

 

近年、採用されることの多い「畳スペース」は、子どもの遊び場に適した空間。家事をしながら子どもを見守れるので、小さなころは多くの方がプレイスペースとして活用しています。

子どもの遊び場には明るく、さわやかなカラーのプリーツスクリーンがぴったり。和と北欧スタイルを組み合わせたジャパンディスタイルにも溶け込み、軽やかな印象に仕上がります。

 

ワークスペースに

 

仕事に集中できる環境が重要なワークスペースは、落ち着きのあるカラートーンがおすすめです。日常空間とは異なる雰囲気の和室にまとめることで、気持ちが切り替えられます。

 

仕事の息抜きに外の景色が見られるよう、上にシアー生地を配置するとよいでしょう。家具やインテリア用品と調和するカラーを選ぶと、統一感のあるワークスペースが完成します。

 

家事スペースとして

 

リビングから続く畳スペースは、アイロンがけや洗濯物をたたむ場所の家事スペースとしても活躍する空間です。

 

家事スペースであっても生活感を出したくない場合は、シアー素材のスズカや濃淡の模様が楽しめる彩葉が理想的。手元を明るく保ちながらも、インテリア性の高い和空間が演出できます。

 

憩いのスペースとして

 

和空間はい草の香りに包まれた、ほっと安心できる癒しの場所。和室やリビングの一角に設ければ、家族や友人と集まれる憩いのスペースとなります。キッチンやリビング続きの畳スペースには、優しい色味のプリーツスクリーンが違和感なく調和し、外からの光をやわらかく取り込みます。

 

プライバシー性を重視したい場合は、透け感を抑えた葉月やミラー効果をもつスズカがおすすめ。設置する部屋や環境に合わせ、スクリーンの透過度も確認してみてください。

 

和室にプリーツスクリーンを配置する際の注意点

さまざまなメリットがある便利なプリーツスクリーンですが、設置にはいくつか注意点があります。それぞれの注意点を事前に確認し、プリーツスクリーンを快適に使用しましょう。

 

プリーツの型崩れに注意

プリーツスクリーンは和紙でできている障子よりも強く、破れる心配が少ないものの、その形状により型崩れが起きやすい特徴があります。プリーツを折ったり、曲げたりすると元の形状に戻りにくくなるため、取り扱いには注意が必要です。

 

プリーツスクリーンは簡単に収納できる便利なアイテムですが、プリーツが崩れないよう丁寧に扱いましょう。

 

頻繁に使用する場所は出入りが面倒に

上下に開閉するタイプのプリーツスクリーンは、出入りが頻繁な掃き出し窓に設置すると不便に感じられます。サイズが大きな窓に取り付けられるプリーツスクリーンですが、出入りが頻繁な場合は、横に開閉する障子やカーテンが適しているでしょう。

 

またツインタイプのプリーツスクリーンを上までたたみ上げると、たたみ部分が大きくなり、間口が狭く感じられることも。設置する窓の使用用途についても事前に確認し、適切な窓まわりアイテムを選びましょう。

 

洗濯ができない・こまめな掃除が必要

プリーツスクリーンはほこりがたまりやすい形状をしていますが、お洗濯には対応していません。そのためやわらかなはたきやハンディモップで、スクリーンについたほこりを定期的に取りのぞいてください。

 

過度に力を入れた掃除はプリーツの型崩れにつながるため、優しく行うことが大切です。水拭きはスクリーンの変色につながるため、避けることをおすすめします。洗濯をしたいという方はカーテンやロールスクリーン、バーチカルブラインドのように「ウォッシャブル」に対応した窓まわりアイテムを選びましょう。

 

プリーツスクリーンをお探しならトーソー

トーソーのプリーツスクリーンは、和室に美しい陰影を映し込む彩葉をはじめ、スタンダードカラーがそろったリーズナブルなコルト、遮熱性能によって冷暖房の効率化がのぞめるスズカなど、豊富なラインナップをご用意しています。

 

いずれも和室に溶け込む自然なデザインで、お好みの和空間に仕上げられるでしょう。プリーツスクリーンの色選びに迷ったときは、無料でご利用できるトーソーのWEBツール「カラーシミュレーション」をご利用ください。

 

畳のカラーとプリーツスクリーンの色を組み合わせて、コーディネートのシミュレーションが簡単にできます。

 

トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓周り製品の総合メーカー

 

 

まとめ

和室には障子以外にも、モダンでおしゃれな窓辺にコーディネートできるプリーツスクリーンという選択肢があります。豊富にラインナップされているプリーツスクリーンは、畳カラーやインテリア用品と合わせて選ぶと、統一感が出てより魅力的な空間となるでしょう。

 

設置する和室や畳スペースをどう使用するのか、外からの視線はどのように入るのかなどを確認し、遮光・スクリーンの配置を考慮すると後悔のないプリーツスクリーン選びが可能です。自分のライフスタイルに合わせて、理想の和室空間をつくり上げてみてはいかがでしょうか。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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