リビングのカーテンの選び方を解説!選び方のポイントとコーディネート方法も紹介

コーディネート

リビングのカーテンを選ぶポイント

リビングのカーテン選びは、次の3つのポイントを押さえて選ぶとスムーズに決められます。

 

  1. 家族みんなが落ち着く色やデザインを選ぶ
  2. インテリアに合わせて選ぶ
  3. 機能性を考えて選ぶ

 

窓まわり製品を選ぶ前に知っておきたいポイントはこちら

 

①家族みんなが落ち着く色やデザインを選ぶ

 

リビングは家族が集まる大切な空間です。そのため、一人の好みだけでなく、家族全員が「心地よい」と感じられるカーテンのデザインを選びましょう。ナチュラルカラーとして長く使える色には、落ち着いたベージュやグレー、優しいグリーンなどがあります。

 

なお、ぱっと目を引くような派手な色や大きな柄は、時間とともに飽きがくることもあるため、カーテンのような存在感のあるアイテムではなく、クッションや小物にアクセントとして取り入れることがポイントです。

 

②インテリアに合わせて選ぶ

 

カーテンを1つの「インテリア」としてとらえ、家具や小物との調和を考えて選ぶことがポイントです。部屋の配色は、次の黄金比率を意識するとバランスの取れた空間になります。

 

ベースカラー 70% 床・壁・天井
メインカラー 25% カーテン・大型家具・ラグ
アクセントカラー 5% クッション・照明器具・小物

 

カーテンはメインカラーのグループに含まれ、とくに床や壁などのベースカラーとの相性が大切です。同系色でまとめると落ち着きのある統一感が生まれ、コントラストをつけると空間にメリハリが出ます。例えば、ベージュの床には同色系のカーテンで優しい印象に、または濃いブラウンのカーテンでアクセントをつけると効果的です。

 

カーテンの素材も以下の基準を参考に選ぶと、部屋全体の質感を統一できます。

 

  • 木製家具が中心の部屋:リネンやコットン、ウールなどの自然素材
  • モダンな家具が中心の部屋:光沢のあるサテンやシンプルなカラー素材

 

素材感やカラーバランスを整えることで、おしゃれで心地よい空間が生まれるでしょう。

 

③機能性を考えて選ぶ

 

リビングのカーテンには、快適な空間づくりのための機能性も取り入れたいもの。カーテンには主に、次の機能性が備わっています。

 

  • 遮光性:日差しの強さに応じて1級~3級から選択
  • 遮像性:外からの光がカーテンに反射して室内が見えにくくなる
  • 断熱・保温効果:冷暖房効率を高める
  • 遮熱性:太陽からの放射を反射させることで日射熱を遮る
  • UVカット機能:家具や床材の日焼けを防ぐ

 

リビングでは遮像性といった外からの視線をカットする機能や室温管理に役立つ断熱・保温効果・遮熱性の機能を持つカーテンがおすすめです。

 

お部屋のスタイルに合わせて選ぶ

北欧やヴィンテージ、ジャパンディ、和モダンのようなさまざまなインテリアスタイルに合わせてカーテンを選ぶことも1つの方法です。ここでは、大きく洋風と和風のリビングに分けて解説します。

 

洋風のリビング

 

洋風のリビングはフローリングや白い壁といったベーシックな内装が特徴で、カーテンの色や柄で空間の印象を大きく変えられます。また、洋風のリビングは、多様なインテリアスタイルに馴染むことが大きな魅力ともいえるでしょう。以下は、代表的なインテリアスタイルに馴染むカーテン選びのポイントです。

 

インテリアスタイル カーテンの色・柄
ナチュラルテイスト
  • ベージュやアイボリーの無地
  • 繊細な草花柄
北欧テイスト
  • さわやかなグリーン
  • 温かみのあるオレンジ
  • 幾何学模様
モダンテイスト
  • グレーやブラウンの無地
  • シンプルなストライプ柄

 

また、ドレープカーテン(厚地のカーテン)とレースカーテンとのコーディネートにより、高級感や洗練さなど豊かな表情を窓辺にプラスできます。無地のドレープカーテンには柄物のレース、柄物のドレープには無地のレースを合わせるなどして、窓辺のコーディネートを気軽に楽しんでください。

 

和風のリビング

 

和室や和モダンのリビングには、和の雰囲気を損なわないカーテン選びが重要です。自然素材を活かした和の空間に合わせて、落ち着いた色調と素材感のあるカーテンがおすすめです。

 

カーテンの要素 特徴
  • ベージュ、ブラウン、グリーンなどのアースカラー
  • 日本の伝統色
素材
  • リネンやコットンなどの自然素材
  • 和紙調の繊細な柄

 

現代的な要素を取り入れた和モダンな和風リビングには、ハニカムスクリーンやプリーツスクリーンにカーテンをプラスするコーディネートもよく馴染みます。カーテンは「ドレープカーテン+レースカーテン」という組み合わせに縛られず、多くの窓まわりアイテムと組み合わせられるため、さまざまなコーディネートをシミュレーションしてみましょう。

 

伝統的な和室におしゃれな要素を加える場合は、和紙調のプリーツスクリーンが好相性です。

 

関連リンク:和室に合う窓やブラインド・スクリーンの選び方、おすすめ商品をご紹介!

 

リビングの雰囲気やテーマに合わせて選ぶ

 

洋室リビングでも取り入れやすい3つのテーマを例に、カーテンの選び方を詳しく解説します。

 

ナチュラルテーマのリビング

 

ナチュラルテーマのリビングにはベースカラーと同系色のカーテンを取り入れると、柔らかい配色が多い空間にも自然に馴染みます。素材にはリネンやコットンといった天然素材が、柔らかさと温かみをプラスし、植物や木製家具との調和を生み出すことが可能です。

 

シンプル・モダンなリビング

 

シンプル・モダンなテーマの共通項は、「すっきりとした空間」です。そのため、派手な色味や柄は控え、色の濃淡や素材の光沢感で表現しましょう。例えば、グレーやブラック、シルバーなどの洗練された色味のカーテンを選ぶと、クールでスタイリッシュな印象になります。

 

高級感を取り入れたいときは、光沢感のあるサテンやシャンタンで上質な空間が表現できます。

 

北欧風のリビング

 

北欧風は居心地のよさを意識したテイストで、温かみのある空間づくりがポイントです。自然との調和を大切にすることから、木製家具や観葉植物と相性のよいグリーンやオレンジ、イエローなどの明るい色のカーテンがおすすめ。

 

素材もリネンやコットンなどに自然素材を選ぶと、北欧らしい優しい雰囲気が生まれます。

 

関連リンク:北欧インテリアのポイントを解説!おすすめコーディネート実例6選

 

リビングに馴染みやすい色で選ぶ

 

カーテンは部屋のなかでも大きな面積を占めるため、リビングに馴染む色で選ぶのも一案です。色には空間を広く見せたり、高級感を演出したりする効果があるので、目指したい空間のイメージに合わせて選びましょう。

 

部屋を広く見せる色

 

色が持つ視覚効果を利用して、実際の広さ以上に開放的な印象をつくれます。広く見せるには、次の後退色と呼ばれる色のカーテンがおすすめです。

 

  • ブルー系:空や海を連想させる爽やかな印象で、視線が奥に抜ける効果
  • ラベンダー:優しい色合いで空間に深みを持たせる
  • アクアブルー:透明感のある色味で、軽やかな広がりを演出

 

一方、赤やオレンジなどの暖色系は、視覚的に手前に迫って見える「進出色」です。コンパクトなリビングでこれらの色を大きく使うと、空間が狭く感じられることがあります。使用する際はアクセントカラーで使用するのがよいでしょう。

 

高級感のある色

 

上質な空間を演出するには、深みや上品なコントラスト、光沢のある色・質感などを上手に取り入れることがポイントです。

 

  • 深みのある色:グレーやバーガンディーなどのダークカラー
  • 重厚感のある色:ダークグレーやネイビーなどのシックで落ち着いた色
  • 光沢のある色:パールベージュやホワイトといったベーシックカラー
  • 上品なコントラスト:黒やホワイトのモノトーン

 

高級感をお部屋に表現したいときは、素材の質感と組み合わせることで、よりラグジュアリーな雰囲気を引き出せます。

 

色の黄金比

 

先述した色の黄金比は、リビングをバランスのよい空間に仕立て上げます。カーテンはメインカラーの代表的なアイテム。ベースカラーを基準に選び、アクセントカラーで「空間のアクセント」をつけることで、調和の取れた心地よい空間が完成します。

 

全体のバランスを意識しながら、色選びを楽しみましょう。

 

同系色でまとめる

 

リビングを落ち着いた雰囲気にまとめるなら、同系色の活用がおすすめです。例えば、ベージュの床には、やや明るめや深みのあるベージュのカーテンを合わせることで、自然な統一感が生まれます。北欧風の明るいブルーは、空間全体が明るくおしゃれな雰囲気に仕上がります。

 

同系色はグラデーションのように、明るさや濃さに変化をつけることがポイント。とくにカーテンは大きな面積を占めるため、床や壁より少し明るい色を選ぶと、重たい印象を避けられます。

 

多色使いで部屋にアクセントを

 

空間に個性や華やかさを加えたい場合は、異なる色を組み合わせる方法があります。ただし、3色以上を使う場合は、メインとなる色を決めておくことが重要です。

 

例えば、ブラウン系の木製家具を基調に、オレンジのカーテン、グリーンの観葉植物といった具合に必要以上の色を取り入れず、アクセントカラーは全体の5%程度に抑えることで、バランスのよい空間が実現します。

 

また風水を意識して運気アップが期待できる色を取り入れ、多色使いを楽しむことも一案です。

 

機能性・遮光性・断熱性で選ぶ

リビングの快適性を高めるには、カーテンの機能性も重要なポイントです。目的に応じて適切な機能を選ぶことで、より心地よい空間づくりが可能になります。

 

機能性

カーテンにはウォッシャブルや防炎性、UVカット、遮像や遮熱など、生活を便利で快適にするさまざまな機能があります。とくにリビングでは、プライバシー保護のための遮像性や、日差し調整のための遮熱性など、日常生活に直結する機能を重視することで快適性の向上が図れます。

 

遮光性

 

外からの光漏れを軽減する遮光機能は、1~3級までのランクがあり、数値が小さいほど光を通しにくくなります。ホームシアター用には1級、通常の生活には2~3級が適しています。遮光カーテンは断熱効果も期待できるため、西日の強いリビングにも適していることが特徴です。

 

断熱性

 

断熱性の高いカーテンは、冷暖房の効率を高め、光熱費の削減に有効的です。一般的なカーテンと比べ、生地が厚手で密度が高いのが特徴で、冬は暖房熱を逃がしにくく、夏は外気の熱を遮断します。

 

レースカーテンとドレープカーテンの2枚を設置することで、断熱効果をさらに高められます。

 

リビングにおすすめの窓まわりアイテムをご紹介

リビングにはカーテン以外にもバーチカルブラインドやブラインドといった窓まわりアイテムがあり、いずれも高い機能性と快適性を兼ね備えています。

 

ここでは、トーソーの製品からおすすめの窓まわりアイテムをご紹介します。

窓まわり製品を選ぶ前に知っておきたいポイントはこちら

 

バーチカルブラインド(ツインタイプ)|ルノプレーン

 

外へ出入りを頻繁にするリビングは、横に開閉する窓まわりアイテムが適しています。バーチカルブラインドは、操作バトンで横への開閉や調光・視線のコントロールが手軽に行える窓まわりアイテムです。

 

定番シリーズの「ルノプレーン」は落ち着いたカラーや明るいパステル調のカラーラインナップで、インテリアのベースカラーと相性よく空間に馴染みます。

 

バーチカルブラインド|ルノプレーン ツインタイプの詳細はこちら

 

 

ウッドブラインド|スタンダード

 

上からの視線カットや調光・換気が得意なブラインド。なかでもウッドブラインド「スタンダード」は、16色を揃え、多くの家具や建材カラーに合わせやすい窓まわりアイテムです。

 

天然木が持つ温もりを窓辺にプラスして、北欧やモダン、和モダンなどあらゆるリビングのインテリアスタイルにフィットします。

 

ウッドブラインド|スタンダードの詳細はこちら

 

 

ローマンシェード|クリエティ

 

幕体のボトムスの形状によって、豊かな表情を窓辺に演出できるローマンシェード。カーテンと同様の生地で製作されるため、複数窓があるリビングでもお揃いの窓辺が実現できます。

 

ローマンシェードもカーテンのように、厚地とレースの組み合わせが可能です。生地によって遮光などの機能性も兼ね備え、室内環境の快適性アップにも効果を発揮します。

 

ローマンシェード|クリエティの詳細はこちら

 

 

ロールスクリーン|ルノプレーン

 

窓まわりをシンプルに、すっきりと見せたいときはロールスクリーン「ルノプレーン」が理想的な窓辺を実現します。レースカーテンとのコーディネートも可能で、組み合わせると高いプライバシー環境と調光性を両立できます。

 

ルノプレーンは、豊富なカラーラインナップが魅力的なロールスクリーンです。インテリアスタイルとの相性でカーテン選びに迷ったら、シンプルでカラーが選べるルノプレーンであればあらゆるテイストにフィットします。

 

ロールスクリーン|ルノプレーンの詳細はこちら

 

 

おしゃれなを窓まわりを実現するならトーソー

リビングには掃き出し窓や腰高窓など、多くのタイプの窓が採用されており、カーテン選びに悩む方は少なくありません。一般的なカーテンは生地の色や柄、機能性によって窓辺の表情を変えられますが、調光・プライバシー性・通気性などにこだわるなら、ほかの窓まわりアイテムも検討しましょう。

 

トーソーで取り扱う窓まわりアイテムは、多様な機能性はもちろんのこと、お部屋の雰囲気を高める「インテリア」として取り入れられる種類を豊富に取り揃えています。リビングのカーテン選びに迷ったら、トーソーで理想的な窓まわりアイテムを探してみてください。

 

関連記事:リビングをおしゃれにするコツ6選を解説!実例も6つ紹介

 

まとめ

カーテン選びは、家族全員が心地よく感じられるデザインを基本に、インテリアとの調和や必要な機能性を考慮することが重要です。色の黄金比率を意識した配色や、窓の形状に合わせた選び方により、一層魅力的な空間が作れます。

 

また、バーチカルブラインドやロールスクリーンなど、さまざまな窓まわりアイテムも検討することにより、理想的な窓辺を実現できます。カーテン選びを通じて、快適でおしゃれなリビングづくりを楽しみましょう。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
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