押入れカーテンで襖よりおしゃれに!選び方やメリットを紹介!

目次
押入れをカーテンで隠すメリット
お部屋に和の印象を強くもたらす押入れは、カーテンで隠すことによりさまざまなメリットが得られます。
- おしゃれな収納場所にできる
- 開閉がスムーズで押入れのスペースを広く使える
- 湿気がこもりにくい
それぞれのメリットを見ていきましょう。
おしゃれな収納場所にできる
押入れといえば、どうしても和風の雰囲気が強くなりがちです。しかし、押入れにカーテンを取りつけることで、好みのおしゃれな収納場所に生まれ変わります。
カーテンには無地やボタニカル、ストライプなど豊富なデザインがあり、お部屋の雰囲気に合わせて自由なコーディネートが可能です。柄だけでなく、リネンやサテンといった生地の風合いにもこだわることでよりおしゃれな収納場所になり、好きなスタイルで押入れをインテリアの一部とすることもできます。
ナチュラルテイストやシンプルモダン、北欧風など、お部屋のスタイルに合わせ、統一感を意識してカーテン選びを行いましょう。
開閉がスムーズで押入れのスペースを広く使える
従来の押入れは左右どちらか一方向にしか開けられず、ものの出し入れの際に不便を感じることがありました。一方、押入れにカーテンを取りつければ、襖2枚分を活用でき、収納スペースを最大限に活かすことが可能です。
例えば、大きな家電製品や布団など、かさばる物の出し入れもスムーズに行えるため、今まで収納できなかったものも気軽に片付けられるようになります。さらにカーテンを開けるだけで押入れ全体が見渡せるので、奥に収納したものを簡単に見つけられ、効率的に作業が行えるでしょう。
湿気がこもりにくい
カーテンは襖と比べて通気性が良く、湿気がこもりにくくなります。とくに天然素材の麻や綿を使用したカーテンは通気性に優れているため、湿気対策には有効です。
通気性の向上によりカビや虫の発生が抑制でき、布団や毛布、衣類といった湿気に弱いものを長期保管する際もメリットになります。ただし、遮光性の高い生地や厚手のカーテンを選んだ場合は、かえって通気性が悪くなる可能性があるため、用途に応じて適切な素材を選ぶことが重要です。
押入れをカーテンで隠すデメリット
押入れをカーテンで隠すメリットはさまざまある一方で、次のようなデメリットも考慮する必要があります。
- 別の場所に襖を収納するスペースが必要
- 部屋の断熱性が下がってしまう
- 日焼けしてしまう恐れがある
- 隣の部屋の音が聞こえやすくなってしまう
デメリットも十分に把握したうえで、カーテンの取りつけを検討しましょう。
別の場所に襖を収納するスペースが必要
押入れにカーテンを取りつけると、悩みの種になるのが取り外した襖の保管場所です。賃貸住宅の場合、退去時に原状回復が必須となるため、襖を大切に保管しなければなりません。
襖は湿気に弱く傷つきやすいため、室内の通気性の良い場所に置いておきましょう。
壁に立てかける場合は、鴨居の隙間に挟み込んだり、金具やフックで襖の上部を抑えたりして襖の転倒を防ぐことがおすすめです。
部屋の断熱性が下がってしまう
多くの押入れの壁には断熱材や下地が使用されておらず、外部の温度の影響を受けやすい特徴があります。襖からカーテンに変えた場合、外気温の影響を受けた押入れの空気が室内に流れ込みやすくなるため、部屋の気密性が低下し、結果的に断熱性も下がってしまいます。
冷暖房使用時でも外気の影響を受け、季節を問わず快適な室温を保つことが難しくなる可能性があるでしょう。
日焼けしてしまう恐れがある
カーテンは襖と違い完全な遮光性を確保することが難しく、直射日光が当たる場合は、収納している衣類などが日焼けするリスクがあります。
カーテンの隙間から差し込む光でも変色や劣化の原因となるため、窓と押入れの位置関係や日差しの入り込み方を確認してからカーテンへのつけかえを検討しましょう。
隣の部屋の音が聞こえやすくなってしまう
襖に比べてカーテンは遮音性が低く、マンションやアパートなどの壁の薄い住居では、隣室の生活音が以前より気になることがあります。
隣室の音が気になるということは、同様に自室の音も漏れやすくなる点にも考慮が必要です。とくに押入れが寝室にある場合は、睡眠の質に影響を与える可能性もあるため、遮音性の高いカーテンを選ぶなどの対策が求められます。
押入れカーテンの選び方
押入れのカーテンは、次のポイントを押さえて選ぶとスムーズに決められます。
- カーテンの開き方
- 生地
- 色
- サイズ
- 機能性
カーテンの開き方では横開き縦開き、機能性では断熱性・遮光やUVカットというように、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。ここでは各ポイントについて詳しくチェックしていきましょう。
開き方
横開き
押入れのカーテンの定番的な開き方は「横開きタイプ」で、片開きでも両開きでも取りつけられ、軽い力で開閉が可能です。カーテンは生地が柔らかいため、襖のように手を挟むことがなく、小さなお子様のいるご家庭でも高い安全性のもと使用できるでしょう。
ただし、片開きはカーテンを開けると端に生地がたまってしまい、押入れに収納したものが取り出しにくくなることも。その場合は、カーテンを両開きにして解決を図りましょう。
縦開き
縦開きはロールスクリーンやシェードカーテンなど、上下に開閉するタイプのアイテムです。上部で生地を巻き取るため開けたときに場所を取らず、押入れを全開にして使用できます。
また閉めているときもカーテンのようなドレープがなく、すっきりとした印象を保てることも縦開きの特徴です。狭くても取りつけられるので、場所を選ばない汎用性の高さもメリットといえます。
ただし、大きい押入れにロールスクリーンを設置すると重さが増し、開閉時に力が必要です。
生地
押入れに取りつけるカーテンは、生地からこだわって空間の雰囲気を高めていきましょう。例えば、麻や綿などの天然素材は自然な風合いが生まれ、落ち着きのある空間を演出できます。
設置する部屋が狭い場合は、厚手よりも薄手の生地を選び、圧迫感を軽減することがおすすめです。レースのような透け感のある素材で空間に軽やかさを持たせ、広がりを持たせればおしゃれな空間が叶います。
色
カーテンの色選びは、部屋全体の調和を考えて決めましょう。壁の色に近いトーンを選ぶと、違和感なく空間に溶け込みます。
また、白や生成りといったナチュラルカラーは、どんな部屋にも馴染みやすい万能色です。一方で、赤や黄といった原色を選ぶ場合は、お部屋の雰囲気や小物のカラーとのバランスを考慮し、アクセントウォールとして捉えてコーディネートするのがおすすめです。
サイズ
押入れに生活用品を収納するとアイテムの出し入れは頻繁になるため、カーテンの丈は長すぎないサイズがベストです。長いと踏んだり引っかかったりして快適に使用ができず、さらにカーテンの裾が汚れてしまいます。
基本的には1~5cm程度の余裕を持たせるのがおすすめです。また、天然素材のカーテンは洗濯時に2~4%ほど縮むことがあるため、あらかじめ考慮してサイズを選びましょう。
機能性
カーテンのなかには、断熱や遮光・UVカットの機能を備えた種類があります。前述した「部屋の断熱性が下がってしまう」「日焼けしてしまう恐れがある」というデメリットは、機能性カーテンによって解決が図れるもの。
各機能を有効的に活用し、お部屋に合ったカーテンを設置しましょう。
断熱
押入れに断熱材や下地が入っていない場合は、断熱機能付きのカーテンによって外気の影響を軽減できます。とくに押入れが外壁に面しており、いつも暑い・寒いと感じる場合は、断熱性の高いカーテンがおすすめです。
さらに断熱効果を高めるなら、カーテンの丈を床上1cmまで伸ばし、押入れのなかの空気ができるだけ室内に流入しないようにしましょう。上部や床との隙間をなくすことで、より効果的な断熱性能を発揮します。
遮光・UVカーテン
押入れに収納している衣類や本は、日光による劣化や色あせの影響を受けやすいため、遮光やUVカット機能を備えたカーテンを設置しましょう。お部屋の雰囲気や広さから薄手の生地を取りつけたい場合は、UVカットのカーテンで劣化や色あせの影響を低減できます。
日光をできるだけ遮りたいなら、遮光カーテンが適しています。遮光カーテンは、その性能によって次のように分けられます。
大切なものを光から守るには、遮光2級以上のカーテンを基本に選びましょう。
押入れカーテンにおすすめのアイテム
カーテン・カーテンレール
押入れにカーテンをシームレスに取りつけるには、シンプルで使いやすいシエロミニがおすすめです。コンパクトな設計で見た目もすっきりしているうえに、高い静音性を実現しています。
隣室との壁が薄く、カーテンの開閉音が聞こえないか心配という場合は、一般的なカーテンランナーよりも走行音を減少させたシエロミニをお試しください。
またカーテンの吊元部分に透明度の高いクリア樹脂を採用し、カーテンランナーが目立ちにくいようデザイン性にも考慮して います。
シェードカーテン
シェードカーテンはローマンシェードとも呼ばれ、カーテン生地を上下にたくし上げて開閉する窓まわりアイテムです。カーテン生地の柔らかさと、たくし上げたときのボトムスのデザインが印象的なので、お部屋がおしゃれに華やぎます。
魅力的なボトムスデザインがいくつもありますが、押入れのカーテンにはプレーンタイプやシャープタイプのスタイルがすっきりとまとまるでしょう。シェードカーテンの柔らかな印象を強調するなら、厚地生地よりもレースカーテンのような透け感のある素材がおすすめ です。
ロールスクリーン
ロールスクリーンは、1枚のスクリーンを上下に巻き上げて開閉する窓まわりアイテムです。シェードカーテンはたくし上げるのに対し、ロールスクリーンは巻き上げ式なので軽い力で開閉が行えます。
ロールスクリーンの大きな魅力は、開閉時いずれもスッキリした印象を保てることにあります。下げたときはフラット、巻き上げたときは上部でロール状に収まるので、押入れのスムーズな開閉を行いたい方にも向いているアイテムと いえます。
カフェカーテン
手軽に取りつけられる突っ張り棒式のカフェカーテンは、気軽に雰囲気を変えたい方におすすめです。押入れの一部だけを目隠ししたい場合や、収納スペースを活かしながらおしゃれに演出したい場合にも適しており、DIYが苦手な方も簡単に取りつけられます。
また、リーズナブルな価格帯で好みの生地を使って手作りできるため、自分らしいインテリアコーディネートを楽しめます。
窓まわりアイテムのことならトーソー
押入れにカーテンをつける方法には、カーテンレールや突っ張り棒といった方法があります。手軽に取りつけるなら突っ張り棒ですが、スムーズな開閉はカーテンレールのほうが優れており、デザイン性もスマートです。
さらにカーテン以外にもロールスクリーンやシェードカーテンといった選択肢は、お部屋をおしゃれに見せる効果があり、機能性を備えた生地もラインアップされています。トーソーではカーテンレールやロールスクリーン、シェードカーテンといったアイテムを豊富に取り揃え、お客様の暮らしに合わせた商品を提供しています。
押入れのおしゃれな目隠しアイテムをお探しの方は、ぜひトーソーの幅広いラインナップをチェックしてみてください。
まとめ
押入れをカーテンで目隠しすると和室の印象を一新でき、おしゃれな収納スペースへと生まれ変わります。カーテンをつける方法は、カーテンレールや突っ張り棒、ロールスクリーン、シェードカーテンなど、用途や使用頻度によって選択が可能です。
カーテン選びでは、開き方や生地、色、サイズに加えて、部屋の環境に合わせた機能性も重要です。押入れの位置に応じて、断熱性や遮光性といった機能を備えたカーテンも検討して、より快適な空間を実現しましょう。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。


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