ソファなしリビングのメリット・デメリットをレイアウト実例つきで紹介!
ソファなしリビングのメリット5つ
ソファなしリビングにすると、いくつかの魅力的なメリットがあります。
- 部屋が広くなる
- レイアウトの幅が広がる
- 掃除がしやすくなる
- 床で過ごしやすい
- 購入費用を他に回せる
どれも生活を快適にするメリットばかりです。1つずつ内容を見ていきましょう。
部屋が広くなる
ソファは「大型」に分類される大きな家具です。ゆったりと座れるスペースができる分、リビング空間の多くの面積を占めてしまいます。もしソファを置かなければこの面積はフリーとなり、子どものプレイスペースやヨガスペースなど、多くのことに活用することが可能です。
またハイバックタイプのソファであれば、視界を遮るものがなくなり、部屋全体を広く感じられるでしょう。フリースペースはライフスタイルの変化に合わせて、自由に変えられる点も大きな魅力です。
レイアウトの幅が広がる
大型家具のソファはほかの家具のレイアウトを制約してしまい、理想的な配置をあきらめなければならないケースがあります。ソファなしにすれば、インテリアのレイアウトの可能性が広がり、これまでできなかった家具の配置が自由に行えるように。
理想的なレイアウトに伴い、家事動線や生活動線が効率化され、日常生活が快適になるでしょう。
掃除がしやすくなる
ふとソファの下を覗いてみると、そこには大量のほこりが溜まっていたという経験はないでしょうか。ソファ下の狭いスペースは掃除機が入れにくく、頻繁に掃除を行わない場所です。また背もたれと座面部分の隙間も、チリやゴミが溜まりやすい傾向にあります。
ソファを置かない場合、このソファ下のほこりや隙間のチリに悩む必要がなくなり、掃除のしやすい清潔な空間を保てます。アレルギー持ちの方にとっても衛生面で大きなメリットがあり、家事の時短を図ることも可能です。
床で過ごしやすい
ソファがなければ、椅子や床に直接座ることが一般的です。なかでも、空間の自在なレイアウトを可能にするのは、やはり後者の床に座る方法。椅子は移動すれば空間を空けられますが、子どもがすぐに遊びたいときなど、手早くスペースを空けたいときには不向きです。
床での生活は、子どもにとって多くの遊びを可能にします。レールを敷いたり、積み木を積んだりとさまざまな遊びに夢中になれる環境を整えられ、過ごしやすいリビングを創出できることが大きな魅力といえるでしょう。ソファの代わりに床での生活スタイルを取り入れると、より空間の自由度を高められます。
購入費用を他に回せる
ソファの相場は数万から数十万円以上するものもあり、質や家具ブランドによってさまざまです。しかしいくらお手頃価格であっても、数万円は小さな金額ではありません。この出費を抑えれば、おしゃれな照明器具やインテリアなどほかのことへ購入費用を充てられます。
またソファは大型家具であるために、廃棄しづらい家具です。高い費用を出して購入したら、理想的なサイズ・座り心地ではなかったということもあるため、最初からソファなしでリビングをおしゃれに、快適に作り上げることもおすすめの選択肢です。
子どもが小さい間はソファなしリビングのほうがいい?
ソファなしリビングのメリットを見てみると、子どもが小さいうちは自由にレイアウトが可能なフリースペースを優先することが賢明かもしれません。その理由について、詳しく見ていきましょう。
子育て中にソファを置かない理由
- 広いスペースで子どもが自由に遊べる安全な環境を確保できる
- 子どもの成長に合わせて柔軟にレイアウトを変更できる
- ソファからの転落や角へぶつかる危険性を防げる
育児中にリビングへソファを置かない理由は、主に子どもの安全面や成長に合わせた空間の活用にあります。
特に小さなお子さまの場合、ソファからの転落事故は注意すべきトラブルです。子どもが広々とした空間で自由に遊べ、成長に応じてレイアウトを変更できる点は、子育て中のご家庭にとって大きなメリットとなるでしょう。
ソファなしリビングが向いている人
- ミニマリストな生活を好む人
- 整理整頓が得意な人
- 頻繁にレイアウト変更を楽しみたい人
- ヨガなどの運動をする空間を求める人
ソファなしリビングは自由に使えるスペースが多く、掃除のしやすさがメリットです。また空間が広く見える点も、すっきりとした空間を好む方にとって欠かせない要素でしょう。
総じてソファなしリビングが向いている人は、空間の柔軟性と実用性を重視する人に向いているといえます。
ソファなしリビングのデメリット4つ
ソファなしリビングはメリットばかりではなく、デメリットもいくつか存在します。
- 立ち座りが大変
- 床で座り続けるのがつらい
- 来客時に困る
- 背の高い家具との相性
デメリットを把握したうえで、ソファなしリビングを検討しましょう。
立ち座りが大変
ソファなしリビングでは、床からの立ち座りが頻繁になります。もしご家族に高齢者や足腰に不安のある方がいらっしゃる場合、負担となる可能性があるため、十分な対策を講じる必要があります。
対策として、低めの椅子を活用したり、リビングの至るところに手すりを設置したりして、身体への負担を減らすように工夫しましょう。
床で座り続けるのがつらい
フローリングの硬さや冷たさは、長時間座り続けると身体に負担がかかります。とくに寒い時期は床からの冷気で身体が冷えてしまうため、体調を崩す原因にもなりかねません。また正しい姿勢を保つことがむずかしく、背中や腰に負担をかけることも大きな問題点です。
可能であれば季節に合わせて、夏は薄めのさらりとしたさわり心地のラグ、冬は厚めで保温性のある温かな素材のラグを使用して、床での生活に工夫を講じましょう。身体への負担軽減には、座布団の使用やストレッチを行うことが推奨されます。
来客時に困る
ソファがないと来客時に座る場所がなく、困るケースがあります。とくに高齢者や長時間滞在する場合、快適性を求められるでしょう。またフォーマルな雰囲気を演出したいときも、座椅子やビーズクッションでは適切な対応ができません。
ソファなしリビングでは、来客時に折りたたみ式の椅子やスツールを用意することで対応が可能です。来客時にどのように対応するかも考え、ソファなしリビングのプランを練りましょう。
背の高い家具との相性
床に座る生活が多くなるソファなしリビングでは、背の高い家具が周りを囲んでいると圧迫感が出て、空間が狭く感じられることがあります。またインテリアのバランスも悪くなるため、リビング全体の印象に影響することも。
できるだけ背の低い家具でレイアウトを統一し、調和のとれた空間を意識しましょう。もし背の高い家具を配置する場合は、壁際に配置して視線を遮らず、圧迫感をなくすことが重要です。
ソファなしリビングにおすすめのアイテム
ここでは、ソファなしリビングの快適性をアップさせるおすすめのアイテムをご紹介します。
積極的に取り入れて、ぜひ理想的な寛ぎ空間を作りましょう。
クッション性の高いラグ・カーペット
ソファなしリビングの快適さを高めるには、床の硬さを和らげることがポイントです。クッション性の高いラグやカーペットを敷いて、座り心地をアップさせましょう。厚みがあれば冬場の寒さ対策に効果的です。
ラグを頻繁に洗濯したい方は、子どものプレイスペースに敷くプレイマットの上にウォッシャブル対応のものを設置することもおすすめ。足腰の負担や身体の冷えにも気を配り、まずはラグやカーペットを選んでみましょう。
プフ・スツール
プフやスツールは、ただ「座る」だけでなくさまざまな活用方法がある便利なアイテム。サイドテーブルや足置きとしても使用でき、デザイン性の高いものであればおしゃれに空間を彩ります。
軽量で持ち運びが簡単にできるため、その時々のニーズに合わせてレイアウトを変更できる点も魅力の1つです。
座椅子・座布団
日本では昔から床での生活が一般的であり、座椅子や座布団はこの文化を現代に受け継ぐアイテムです。座椅子は背もたれにより長時間の使用でも快適性を保ち、姿勢のサポートにも優れています。一方で、座布団は柔らかなクッション性で腰や背中の痛みを軽減します。
来客時のときにも重宝するため、来客用スペースとリビングを兼用する場合はとくに用意しておきたいアイテムといえるでしょう。
ローテーブル
ソファなしリビングではローテーブルの有無により、快適性が大きく変わります。ローテーブルは飲み物やお菓子、本やノートパソコンなどを置くときにも重宝するアイテムです。
折りたたみ式のものを選べば、必要なときだけ出して使えるので省スペースで活用できます。また近年注目を集めるこたつの機能を備えていれば、冬季も快適に過ごせます。
一人用の椅子
床での生活が苦手な方や足腰に不安がある方は、一人用の椅子をご検討ください。一人用椅子のデザインは、座り心地だけでなくリビングの雰囲気に合わせて選ぶことも大切です。
バタフライチェアやロッキングチェアといった、インテリア性と快適性をバランスよく兼ね備えたタイプもおすすめ。ローテーブルと同様にアウトドア用の一人用椅子もあり、必要なときだけ出し入れできます。
ビーズクッション
ビーズクッションは一度座れば起き上がる気がしないほど、快適性があるといわれるアイテムです。身体にぴったりとフィットするので、好きな姿勢を保てることも魅力です。
ビーズクッションは、インテリアに馴染むおしゃれなタイプがたくさんラインナップされています。軽量なので移動も楽にでき、家族・友人とリラックスタイムを過ごすときに理想的なアイテムといえるでしょう。
ソファなしリビングのおすすめレイアウト6選
ソファなしリビングでは、どのようなレイアウトが実現できるのでしょうか?
6つの実例から、レイアウトイメージを湧かせていきましょう。
愛らしいスツールが彩る子どもプレイスペース
カラフルなスツールをいくつか置くことでリビングを明るくし、安全性と楽しさを両立させたレイアウトです。スツールはおしゃれなデザインを選ぶとどんな空間にも馴染み、インテリア性がアップするうえにさまざまな場所で手軽に活用できます。
和モダンの粋を感じる畳リビングと座布団の調和
リビングの一角に畳の小上がりを作り、ローテーブルと座布団でレイアウトした寛ぎ空間を実現しています。ほかの空間との区切りもつけやすく、フォーマルな来客時にもすぐに対応できる点が魅力のレイアウトです。
多様な空間に調和するプフのシンプルモダンスペース
和モダンな雰囲気のなか、柔らかなプフがリラックス感を引き立てています。畳スペースは床の冷たさや硬さに悩むことなく、ソファなしリビングが作りやすい空間です。そこに北欧テイストのプフを投入することで、絶妙な抜け感のあるレイアウトが実現しています。
一人用椅子が作る上質な寛ぎ空間
一人掛けチェアを中心に構成された、北欧テイストの上質な空間です。一人掛けであっても、2つ並べることでつながりが生まれ、温かみのある雰囲気が生まれています。
モダンローテーブルが演出する開放的なリビング
ローテーブルを中心に、同じテイストの家具やインテリアを配置したレイアウト。統一感があり、空間に無駄がありません。背の低い家具と高い家具をあえて導入し、きれいな視覚的コントラストを実現しています。
温もりあるラグが織りなす居心地よいスペース
大きな折り模様のラグが魅力的な、温もりあふれるリビング。ラグは床の硬さや寒さから体を守る役割とともに、空間に温かみをもたらすことが可能です。ラグに合わせて、レザーチェアやプフを配置し、多様な寛ぎ方を実現しています。
窓まわりアイテムをお探しならトーソー
ソファなしリビングの快適性を高めるには、光のコントロールも重要です。トーソーではカーテンレールやタッセルといった窓まわりを快適にするアイテムのほか、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ブラインドなど多彩な製品をラインナップしています。
トーソーの窓まわりアイテムで窓辺に統一感を演出し、おしゃれで素敵な空間を作り出してみてはいかがでしょうか。
トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓まわり製品の総合メーカー
まとめ
ソファなしリビングは空間を有効的に活用でき、柔軟なレイアウト変更が可能という大きなメリットがあります。一方で、立ち座りの負担や来客時の対応などにデメリットを感じることも。メリット・デメリットをしっかりと踏まえ、ラグやプフ、座椅子などのアイテムを上手に取り入れることで、快適で機能的な空間づくりが可能です。
自分のライフスタイルに合わせて、理想的なソファなしリビングを実現しましょう。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。
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