ジャパンディ(Japandi)とは?和モダンとの違いや配色のポイント、コーディネート実例を紹介
ジャパンディ(Japandi)とは、日本の「禅」と北欧の「ヒュッゲ」をおおよそ3:7で組み合わせたインテリアスタイルです。
天然素材の家具やナチュラルカラーの雑貨、やわらかな光を届ける照明などを取り入れ、穏やかで心地よい空間をつくり出せます。
今回は、ジャパンディスタイルの取り入れ方やおすすめのアイテム、配色の失敗例と解決方法に加え、リビング・ダイニングなどの部屋別コーディネート実例もご紹介します。
「ジャパンディ」スタイルとは?
ジャパンディスタイルは日本のもつ「伝統的な和の要素」と「北欧の居心地のよさ」を組み合わせたスタイルを指します。造語である「ジャパンディ(Japandi)」とは日本(Japanese)と北欧(Scandinavian)の「di」を合わせたものです。
ジャパンディスタイルは、木材をはじめ、リネン、ウールなどの天然素材を使用した家具やインテリアを中心に配置し、ベースカラーはアイボリー、ブラウン、グレーなどのソフトで落ち着いた色で統一します。
海外で始まったトレンドですが、SNSには日本でもジャパンディスタイルを取り入れた投稿が見られるようになりました。
日本の「禅」には物質的なものから離れ、精神的な透明性や精神統一など、心を静かに穏やかにする考えが根付いており、北欧の「ヒュッゲ(心地よい時間)」と似た認識があります。
ジャパンディスタイルは「禅の哲学」と「北欧のヒュッゲ」が織り合い、落ち着いた雰囲気のなかに、温かみと洗練された生活空間を生み出す新しいスタイルです。
ジャパンディと和モダンの違い
ジャパンディと混同されやすいモダンは、日本の伝統美を基本に現代的なデザインを加えたスタイルです。ダークブラウンや藍色など、深みのある日本の伝統色が中心に用いられます。
一方、ジャパンディは北欧のインテリアをベースとし、アイボリーやベージュといった明るいニュートラルカラーが中心。和の比率にも違いがあり、ジャパンディでは「北欧7:和3」が理想的なバランスとされています。
北欧の機能的で快適な暮らしに、和の要素をアクセントとして添えるイメージで取り入れてみましょう。
ジャパンディスタイルを取り入れるポイント6選!
ジャパンディスタイルは、いくつかのポイントをおさえれば誰でも簡単に取り入れることが可能です。
ナチュラルなカラー・シンプルなデザインをチョイスする
部屋の雰囲気を決めるのに重要な「カラー」。
ジャパンディスタイルには以下のようなカラーがおすすめです。
| ベースカラー |
|
|---|---|
| アクセントカラー |
|
室内が華美な印象になると禅の哲学からそれてしまい、ジャパンディスタイルから遠のいてしまいます。ベースカラーを基本とし、インテリアや家具などをアクセントカラーで仕上げると、上質なジャパンディスタイルの空間を実現できます。
天然素材を多く取り入れる
ジャパンディスタイルを作るポイントとして、家具には天然木、壁には漆喰、床にはい草の畳など、天然素材を取り入れましょう。自然の息吹を感じられるアイテムは空間にぬくもりと落ち着きを与え、心地よい環境を作りだします。
また窓まわりのコーディネートでは、竹や天然木を使用したブラインドなどもおすすめです。自然を敬愛するスタイルからも、土に還る自然素材はジャパンディスタイルと相性がよく、空間になじみます。
ミニマルと余白を意識する
日本では昔から「間(ま)」、いわゆる余白を美とする概念が根付いています。ひとつのスペースに詰めこみすぎず、適度な余白をあえて作りだすことで空間全体に調和をもたらします。
多くのものにあふれる空間は雑多な印象を与え、静寂な雰囲気を壊してしまうでしょう。必要なものだけをそろえて日々を過ごす「ミニマル」な環境に整えれば、ジャパンディスタイルの完成度を高められます。
観葉植物を設置する
自然を尊重するジャパンディスタイルには、観葉植物の設置がおすすめです。ベースカラーとアクセントカラーだけではなにか物足りない、といった際にもぜひ取り入れてみてください。
しかし、余白を大切にすることがジャパンディスタイルであるため、大きく幹や枝が太いものは雰囲気を損ねてしまうことも。空間の広さや、ほかの家具などとのバランスを考えて取り入れてみましょう。
ほかにも季節の花や盆栽を飾ると、アクセントになり美しい空間へと仕上がります。
北欧と日本のバランスを考える
ジャパンディスタイルには、北欧と日本のスタイルをバランスよく取り入れることが大切です。ジャパンディスタイルに似ているものとして「和モダンスタイル」が挙げられますが、以下の違いがあります。
| 特徴 | ジャパンディスタイル | 和モダンスタイル |
|---|---|---|
| 概念 | 日本と北欧の要素を組み合わせたスタイル | 日本の伝統的な要素と現代的なデザインを組み合わせたスタイル |
| 素材 | 天然木、リネン、ウールなど日本と北欧の天然素材 | 天然木、和紙などの日本の伝統素材 |
| 色彩 | アイボリーやアースカラーなどソフトな色使い | 日本の伝統色を基調とした落ち着きのある色使い |
| 空間 | ミニマルで機能的、快適さをメインにしている | シンプルで、わびさびの美学をメインにしている |
和の要素を強調しすぎると、和モダンスタイルの空間に仕上がるためバランスに注意しましょう。ジャパンディスタイルにおける北欧と日本の理想的なバランスは「和風:北欧=3:7」といわれています。
北欧インテリアに和風スタイルを取り入れる際は、シンプルさや天然素材へのこだわりなど、共通点を活かしながら北欧のデザインをメインとし、和の要素を加えることが大切です。
優しい光で空間を灯す
日照時間が短い北欧では照明の取り入れ方を工夫し、落ち着いた雰囲気のなかで快適に過ごせるようにしています。部屋全体を明るく照らすのではなく、スタンドライトやペンダントライトを用いて優しい光で部分的に明るさを加え、やわらかな明暗を演出します。
照明の工夫によりリラックスできる空間を作りだしています。日が落ちてからも楽しめるジャパンディスタイルとして、ぜひ取り入れてほしいおすすめの方法です。
ジャパンディスタイルの配色でよくある失敗例と解決方法

ジャパンディスタイルは配色が仕上がりを左右し、バランスを間違えると思い描いた雰囲気に仕上がらないこともあります。ここではよくある配色の失敗例を3つ取り上げ、それぞれの解決方法をご紹介します。
リビングやダイニングなど各部屋の雰囲気づくりにも通じるポイントなので、インテリアを検討する際の参考にしてみてください。
失敗例①色が多くて統一感がない
さまざまなカラーの家具や雑貨を取り入れすぎると、まとまりのない空間になってしまいます。ジャパンディスタイルの配色では、使用する色数を3色程度に絞ることがポイントです。
ベースにはアイボリーやベージュなどの穏やかなトーンを選び、アクセントとしてブラウンやグレーを少量加えると統一感のある落ち着いた空間に仕上がります。
クッションやラグなどの小物類もベースカラーと同系色で揃えると、より一体感のあるコーディネートが実現するでしょう。
失敗例②ダークカラーの多様で重たい印象になってしまう
ブラックやダークブラウンなどの濃い色を広い面積に使うと、空間全体が圧迫されたような雰囲気になってしまいます。ジャパンディスタイルでは、ダークカラーの使用は全体の1割以下に抑えることがおすすめです。
壁や床、大型家具にはホワイトやライトグレーなど明るいトーンを採用し、ブラックは照明のフレームやオブジェなど小さなアイテムに限定しましょう。明暗のメリハリが生まれることで、空間に上品な引き締め効果をもたらせます。
失敗例③淡い色を使うことでぼんやりとした印象になってしまう
アイボリーやベージュだけで空間を構成すると、全体がぼやけて立体感のない印象になることがあります。そのようなときには、ブラックやチャコールグレーといった濃い色の小物を差し色として取り入れてみてください。
また天然木の家具を取り入れることで、柔らかなトーンのなかに程よいコントラストを加えられます。
ジャパンディスタイルのコーディネート例
ジャパンディスタイルは取り入れるアイテムや配色次第で、部屋ごとにさまざまな表情を楽しめます。ここでは、リビング・ダイニング・ベッドルーム・キッチンの実例をもとに、空間づくりの特徴やコーディネートのコツをご紹介します。
リビングのコーディネート実例①

ジャパンディスタイルのリビングでは、ローソファや低めのテーブルを中心に配置し、空間の重心を下げることが最初のポイントです。視界が広がり、限られたスペースでも開放感のある印象に仕上がります。
ソファにはベージュやグレージュなど穏やかな色合いのファブリック素材を選び、クッションやブランケットもアースカラーで統一しましょう。
窓まわりにはリネン素材のカーテンや和紙調のプリーツスクリーンを取り入れると、やわらかな光が室内に届き、ジャパンディらしいくつろぎの空間を演出できます。
リビングのコーディネート実例②

もうひとつのリビング実例では、直線的なフォルムの収納家具と丸みを帯びた家具とゆったり座れる天然素材のチェアでモダンさと柔らかさを両立させています。
また、ラタンや竹素材の雑貨をさりげなく飾ることで、北欧と和の両方のテイストが感じられるリビングに。
壁面に飾るアートや枝ものは1〜2点に絞り、余白を意識したレイアウトにすることがジャパンディらしさを引き立てるコツです。
ダイニングルームのコーディネート実例

ダイニングルームでは、オークや無垢材のテーブルを主役にしたコーディネートがおすすめです。木目のやさしい質感がジャパンディの温かみを引き出し、食卓の中心にぬくもりをもたらします。
チェアは天然木のフレームにリネンやコットンのクッションを合わせたタイプを選ぶと、素材感に統一感が生まれます。テーブル上には和紙シェードのペンダントライトを吊るし、照明の光で食事の時間をより穏やかに彩ってみてください。
ベッドルームのコーディネート実例

ベッドルームをジャパンディスタイルに仕上げるなら、ロータイプのベッドフレームを取り入れてみましょう。空間の重心が下がることで、寝室全体に落ち着いた雰囲気が広がります。
寝具はアイボリーやグレージュを基調としたリネン素材で揃え、肌触りと見た目の心地よさを両立させるのがポイントです。サイドテーブルには天然木のシンプルなデザインを選び、和紙シェードのテーブルランプを置くと、就寝前のリラックスタイムにふさわしい穏やかな明かりが灯ります。
窓まわりにはナチュラルカラーのプリーツスクリーンを合わせると、朝のやわらかな光を楽しめるでしょう。
キッチンのコーディネート実例

キッチンでは、ホワイトを基調としたすっきりとしたデザインがジャパンディスタイルに合います。背面の壁にタイルやモルタル調の素材を取り入れると、無機質になりすぎず、空間にほどよい表情が加わるでしょう。
収納棚にはオーク材やウォールナットなどの天然木を採用し、見せる収納は厳選した雑貨やキッチンツールに限定するとミニマルな印象を保てます。
ジャパンディスタイルを作るアイテム
ジャパンディスタイルを作るには、これから紹介するアイテムを是非取り入れてみてください。
和紙素材のプリーツスクリーンや天然素材のブラインド

窓まわりのコーディネートは部屋の雰囲気を格上げするヒントが多くあり、空間を彩る重要な場所です。ジャパンディスタイルの「天然素材の使用」では、ウッドブラインドや竹製のバンブーブラインドなどが空間に落ち着きをもたらすでしょう。
天然木を使用したカーテンレールにリネンのカーテンを合わせることも、外からの光を適度に取り入れることができ、やわらかな空間を演出できます。
また和紙調のプリーツスクリーンは、アイボリーと日本の伝統色が織りあいを成す製品も販売されており、ジャパンディスタイルにおすすめのアイテムです。
和風テイストの照明

適度な明暗を生みだす照明は、リラックス空間を演出するのに欠かせません。照明器具に和風テイストを盛り込めば、上質なジャパンディスタイルを演出できます。
とくに和紙を使用した照明はその特性から、温かでやわらかな光を通します。和風デザインの照明とまぶしすぎない光源により、ジャパンディスタイルを簡単に実現できるアイテムです。
天然木を使用したソファ&チェア

北欧ブランドのソファやチェアは日本でも人気があり、特集の本が出版されているほど。ミニチュアも販売されるなど、デザイン性が注目されています。さらに、北欧の「ヒュッゲ」の価値観が加わり、快適性が追求されました。
その結果、デザイン性と快適性を両立したソファやチェアが多くあり、天然木を使用したソファやチェアを家具として配置すれば、北欧スタイルを表現しながらもジャパンディの要素を取り入れることが可能です。
ジャパンディスタイルにおすすめのブラインドの種類
ここからは、ジャパンディスタイルを叶えるブラインドの種類を解説します。
トーソーのおすすめ製品もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてください。
ロールスクリーン
ロールスクリーンは多くのデザインと機能性を備え、手軽に窓辺のコーディネートが楽しめます。また採光の調整が簡単に行えるため、多種多様なインテリアスタイルに合わせることが可能です。
ジャパンディスタイルに欠かせない「和」を感じさせるすだれデザインや、天然素材の竹 を使用したロールスクリーンもラインナップされています。シアー素材であれば、季節のうつろいを楽しめるでしょう。
窓まわりに和テイストを加えることで、部屋全体に落ち着きとぬくもりをもたらし、自然と調和した穏やかな空間を作りだすことができます。
おすすめ製品

すだれを連想させるロールスクリーン「ライネン」。シースルーで外とのつながりを楽しむことができ、手軽にジャパンディスタイルを取り入れられるアイテムです。
カラーは「生成」「柴色」「茶色」の3色展開。茶色は空間のアクセントとして、生成は空間に溶け込むように和テイストを吹き込みます。
プリーツスクリーン
プリーツスクリーンは生地がプリーツ加工され、扇子のように折りたたんで使用するブラインドです。なかでも和紙調のプリーツスクリーンは、適度な採光を可能にし、昼間でもリラックスできる空間を作りだします。
上部と下部スクリーンの色彩比率を調整すれば、異なる印象や雰囲気をデザインできることもプリーツスクリーンの魅力のひとつ。また日本の伝統色やアースカラーなどが多く採用され、ジャパンディスタイルの選択肢が幅広く用意されています。
おすすめ製品

和紙素材を連想させるプリーツスクリーン「ハルカ」。適度な透け感と豊富なカラー展開で理想的なジャパンディスタイルを演出します。
「ハルカ」はやわらかな光を室内に届け、ぬくもりある雰囲気へと仕上げてくれるでしょう。
なお、シースルーはプライバシー性の低さが不安という場合には、トーソー公式サイトの「透過度シミュレーター」で確認してみましょう。
ウッドブラインド・バンブーブラインド
天然木や竹を使用したウッドブラインドとバンブーブラインドは、天然素材の温かみと自然な質感を室内にもたらし、落ち着いた雰囲気を演出します。ジャパンディスタイルの「天然素材の使用」と「アースカラー」を自然に取り入れることができるアイテムです。
天然木と竹のよさはその節や木目にあります。育まれてきた一つひとつの模様には素材本来の表情が表れており、自然の息吹を感じられるでしょう。
また豊富なカラー展開のなかから素材感を活かすカラーを選択することで、ジャパンディスタイルにより一層近づけます。
おすすめ製品

日本古来より親しまれてきた木材「桐」を使用したウッドブラインド。桐がもつ美しさを感じられるよう自然な塗装を施し、木目を生き生きと表現しています。
桐は軽量であるため、開口部が広い掃き出し窓にもおすすめのアイテムです。シンプルで自然な美しさは、北欧のインテリアや家具にも溶け込むことでしょう。
ジャパンディスタイルのブラインドならトーソー
トーソーには、ジャパンディスタイルを完成させる窓まわりのアイテムを数多く取り揃えています。夏の涼しさを連想させるすだれ調のロールスクリーンや、やわらかな光を届ける和紙調のプリーツスクリーン、天然木を使用したスタイリッシュなウッドブラインドなど。
ジャパンディスタイルには欠かせないアイテムを手軽に取り入れることが可能です。
和のテイストをどこに加えるか悩んでいる方は、窓まわりのデザインから始めてみてください。なにかが足りないと感じた場合も、アクセントとして取り入れることで理想的なジャパンディスタイルを演出することができます。
トーソーにはデザイン性だけでなく、高い機能性を誇るブラインド各種がラインアップされているため、ぜひカタログや公式サイトをチェックしてみてください。
トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓周り製品の総合メーカー
まとめ
古くから伝わる伝統的な日本の哲学と、居心地のよさを求める北欧スタイルを組み合わせることで誕生した「ジャパンディ」。自然への敬愛やミニマルなデザイン、そして穏やかでぬくもりのある空間づくりへのこだわりが、ジャパンディスタイルを作る大切なポイントです。
とくに視線に入りやすい窓辺のコーディネートを「ジャパンディスタイル」に近づけると、部屋全体の調和と美しさが高まるでしょう。トーソーが取り揃えているアイテムには、ジャパンディスタイルを実現するブラインドやスクリーンが数多くあります。
窓まわりアイテムの機能性の高さも重視しながら、理想的なジャパンディスタイルを作りあげましょう。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
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