ホテルライクな部屋を作るには?生活感を出さないポイントやインテリアの選び方をご紹介!

コーディネート

ホテルライクとは?

ホテルライクとは「ホテルのような、同様の」という意味をもち、主に生活感がなく非日常的でホテルのような部屋や住まい、アイテムなどを表現するときに使用されます。

 

このスタイルを取り入れることで、忙しい日常から一時的に離れ、自宅で優雅な時間を楽しむことができます。

 

ホテルライクな空間の特徴

ホテルライクな空間にはいくつかの特徴があります。

この特徴を把握して、ホテルライクな空間を作りだすステップへと進んでいきましょう。

 

都会的・非日常的

どのような種類のホテルでも都会的で非日常的な空間は、一歩足を踏み入れた瞬間から一息つけるような落ち着いた雰囲気をもっています。

 

生活感が抑えられ、整理整頓された空間は心地よいものですが、雑多な空間は生活感にあふれ、見る人によってはストレスとなってしまうことも。ホテルライクな空間は、日常を忘れさせるような洗練された空間であることが大切なポイントです。

 

しかし、ただ整然としているだけでなく、リゾートホテルのような開放感や上質な快適性を兼ね備えることで、非日常的でリラックスできる空間が生まれます。ホテルライクな空間作りを目指す際は、シンプルさだけでなく快適性も取り入れてみましょう。

 

色や配置の統一感

空間に統一感をもたらす色や配置は、シンプルながらも深いリラックス感とスタイリッシュな印象を与えます。

 

一方で色や配置が統一されていないと、多くの色彩が目に飛び込んできて、目移りしてしまいます。色の統一は視覚的な乱れを減らし、心を落ち着かせてくれます。

 

家具やインテリアの配置においても、バラバラで規則性がなく、ただ置かれた状態だと雑多な雰囲気になってしまいます。直線状や対角線状であれば、ひとつの流れが空間内にできあがり、統一感が生まれます。

 

最初に部屋のコンセプトを決めておくと、乱れがなくバランスのとれたホテルライクな空間に仕上がります。

 

シックで高級感がある

非日常な空間は整然としたシンプルな空間と落ち着いた色合い、上質な素材などが組み合わせられています。これによってシックで高級感あふれるホテルライクな部屋ができあがり、心をゆったりと解放させることができます。

 

全体に重みを感じさせるような雰囲気で統一し、アクセントになめらかなレザーインテリアやデザイン性のある家具を配置すると、格調高いホテルライクな空間に仕上がります。

 

さらにカーテンやブラインドは、壁の一部を彩る大切なアイテムです。質感のよい素材やモダンで洗練されたカーテンやブラインドを選ぶと、部屋の重厚感が上がります。

 

デザイン性が高い

ホテルライクな空間はデザイン性の高さが特徴です。空間の細部まで配慮された高いデザイン性は非日常的な空間を演出し、ゆったりとくつろげる部屋を作りあげます。

 

統一感・生活感がないということにこだわりすぎると、この「デザイン性」が抜けてしまうこともあるため、ホテルライクな空間づくりの際は注意したいポイントです。

 

無機質な印象を避けるには、直線的で角ばったデザインばかりではなく、細部までこだわった曲線美を感じられるインテリアや家具などを取り入れてみましょう。また洗練された色使いは、無機質な印象をやわらげることができます。

 

リラックスできる

ホテルライクな空間は心を穏やかに静め、ゆったりと過ごせる特徴があります。このような空間は「贅沢気分」が味わえる、リラックスできる環境が整えられていることが大切です。

 

「自分だけの特別な空間」を作るうえで「ホテルライク」をベースとするならば、統一感や生活感を抑えることのほかにも、照明や採光などにもこだわり、心身ともに休める場所をつくりましょう。

 

リラックスできるホテルライクな空間は、自宅にいながらホテルのような特別な体験ができることが大きなメリットです。そのため無機質になりすぎないよう、くつろげる場所であることにも焦点を当てていくことで、理想的なホテルライクな空間を作りあげることができます。

 

ホテルライクな部屋の作り方

ホテルライクな部屋を作るには、色の統一や素材へのこだわりなど、5つのステップを踏むことで実現します。

1.色を統一させる

ホテルライクな部屋にするには「統一感」が重要です。この統一感は家具の配置やデザインなどにも共通しますが、とくに色の統一感が大きな影響を与えます。

 

配色パターンを決めるには以下の方法がおすすめです。

 

配色の種類 概要 使用場所 配分比率
ベースカラー 空間の軸になる色 床・天井・壁など 70%
メインカラー 家具などの大きなアイテムに使用する色 テーブル・ソファ・カーテンなど 25%
アクセントカラー 空間にアクセントを加える色 照明・クッション・小物など 5%

さまざまな場面で活用される配色比率「70:25:5」の法則にしたがって空間の配色を決定すれば、まとまりのあるホテルライクな空間へと仕上がります。

 

カーテンやブラインド、ラグなどは大きさやパターンなどによって配色の種類が異なるため、空間においてどのくらいの割合を占めるかを考慮して配色比率を考えましょう。

 

2.インテリアの素材にこだわる

ラグジュアリーなホテルライクの空間にするには、インテリアの素材にこだわると完成度が高まります。とくに部屋のベースカラー・メインカラーで挙げられるような場所については、上質な素材を使用したものを採用することがおすすめです。

 

例えば床には無垢材や大理石を使用したり、ウールの手織りラグを敷いたりすると部屋に豊かさと洗練された雰囲気をもたらします。カーテンやブラインドも、天然木やリネンなど素材にこだわっているアイテムが多くあります。

 

カーテンやブラインドはメインカラーに該当するため、色選びは配色比率を参考にし、全体の調和を意識しましょう。さらに質感にも注目してみると、よりホテルライクな部屋へと近づきます。

 

3.照明にこだわる

照明は空間の印象を決定づけるほど、中心的な役割を果たします。照明のデザインや素材の質感をはじめ、シェードによる灯りの質も空間の印象を左右するため、ホテルライクな空間に合う照明を選びしょう。

 

メイン照明のほかに、ペンダントライトやスタンドライト、間接照明などを適切に配置すると快適性が生まれます。またロウソクの灯りを再現したLEDを利用し、炎の揺らめきを感じることもおすすめです。その際は、キャンドルホルダーやキャンドルスタンド選びにこだわりをもつと、上質な空間へと格上げしてくれます。

 

ほのかな灯りをいくつも重ねることによって日々の忙しさを忘れ、非日常的なリラックスした時間を過ごすことができるでしょう。

 

4.「隠す収納」「見せる収納」をうまく使い分ける

「生活感がない空間」はホテルライクの大きな特徴のひとつです。整然としたシンプルな部屋は、細かいアイテムや生活を感じさせるアイテムを隠すことで、洗練された印象を維持しています。「隠す収納」を上手に活用し、収納家具やモダンなシェルフなどに収納するようにしましょう。

 

また天然素材を使用したカゴや、アクセントカラーを用いた収納ボックスにまとめると、簡単に整理できます。しかし、ホテルライクな部屋を目指す部分にも「快適性」は必要です。普段からよく使用するアイテムを見えない場所に収納すると、不便さが生まれてしまいます。

 

そのときは「見せる収納」でおしゃれに飾ったり、取り出すステップを少なくしたりすると快適性を損なわず、ホテルライクな部屋を実現できます。

 

5.シンメトリーな配置を意識する

「シメントリー=左右対称」は鏡のようにバランスの取れた状態を指し、空間に調和と秩序、洗練された印象を与えます。この配置方法は昔から西洋でさまざまな場面に活用されてきました。

 

例えば、対する壁に等間隔で同じデザインのウォールランプを配置する、ベッドのサイドテーブルを両側にそろえるなど、シメントリーな配置を意識することで手軽にホテルライクな空間へと近づけることが可能です。

 

両側に窓がある場合にはカーテンやブラインドを同じ素材・デザインでそろえると空間に広がりがでて統一感も生みだせるでしょう。ほかにもさまざまな方法があるため、はじめやすい場所から試してみてください。

 

ホテルライクな部屋を作るコツ・アイデア

ホテルライクな部屋を作るには、具体的なコツやアイデアを把握することが大切です。

ここでは実践しやすい方法を例に挙げてご紹介します。

クッションを多めに置く

モダンでラグジュアリーなホテルと聞くと、ベッドに大きな枕やふわふわなクッションがたくさん置いてある状態を想像する方は多いのではないでしょうか?

 

ホテルでは「ベッド」は眠るだけの場所ではなく、ゆったりと休めるインテリアの一部とされているため、ソファのような役割を果たしています。このように、ソファや寝室のベッドにアクセントカラーを取り入れたいくつものクッションをシメントリーに配置すると、空間に落ち着いた印象と統一感をもたらすことができます。

 

また枕やクッションのカバーは季節感に合わせて変えれば、手軽に部屋の雰囲気を変えるだけでなく、四季折々のうつろいを室内で楽しめます。

 

観葉植物を設置する

モダンで落ち着いたトーンのホテルライクな空間は無機質になりがちで、どこか冷たい印象を与えてしまうことも。もう少し温かみが欲しいと思ったら、観葉植物を設置してみましょう。

 

自然がもつグリーンは、空間にぬくもりと癒しをもたらし、リラックスできる心地よさを演出します。また、あたたかみのある暖色系やスタイリッシュな寒色系において中間色に当たり、どのようなカラーとも調和しやすい特徴を 備えています。

 

観葉植物を設置すると空間が生き生きとし、自然の心地よさを感じることができるでしょう。

 

絵画を飾る

絵画を壁に飾ることでホテルライクな空間に深みを加えられます。また絵画はその人の個性を表すものでもあり、来客時には話題になることも。

 

どのような絵画がよいか悩んだときは、空間の彩りに合わせて自分の好きな作品を選ぶようにしましょう。大きな作品であれば壁に注目が集まり、部屋全体を引き締めるアクセントになります。

 

また同じアーティストの作品を並べて飾れば統一感を生みだせ、空間に文化的な深みをもたせることが可能です。ただし飾りすぎると雑多な印象を与えてしまうため、飾る絵画を厳選したり、季節に合わせて変えてみてください。

 

主張しないシンプルなカーテンを選ぶ

カーテンはベースカラーとなる壁の大部分を占めます。そのため、主張しすぎるカーテンは部屋の統一感を損ねてしまう恐れがあります。

 

カーテンには多くの種類や生地があり、空間に溶け込むようなニュートラルで主張しないものを選ぶことをおすすめします。例えば、壁に沿うロールスクリーンは収納時もすっきりとした印象に。ドレープ豊かなカーテンは、天井に設置すると縦長の効果が生まれ空間にゆとりをもたらします。

 

またカーテンには遮熱や採光調整、プライバシー保護など高い機能性をもつものも多く、自分のニーズに合ったカーテンを選んでみてください。

 

こまめに掃除をすることも大切

ホテルライクな空間は清潔でクリーンな印象が大切です。こだわりをもって選んだ家具や照明、インテリアなどの上にほこりが重なっていると魅力が損なわれてしまいます。

 

定期的に掃除することを心がけ、空間全体を美しく保ちましょう。もし定期的な掃除がむずかしい場合は、お掃除ロボットの活用がおすすめです。またおしゃれな掃除用具を「見せる収納」として手元に置いておけば、気づいたときに掃除ができます。

 

白系でおすすめのホテルライクインテリア

白系のホテルライクなインテリアは、明るく軽やかなラグジュアリー空間を演出します。白にはアイボリーやオフホワイト、パールホワイトなど豊富に種類があるため、グラデーションを意識することもおすすめです。

 

カーテンやブラインドは白い壁になじむよう、同様のカラーを選択すると空間全体が調和します。質感や光沢の違いを活かしてシルクやリネン、サテンなどの素材を使い分けると、白い空間に豊かな表情を加えることができます。

 

空間に変化をつけたいときは、白系と相性のよいシルバー系やガラス製のアイテムが役立ちます。

 

黒系でおすすめのホテルライクインテリア

黒系のホテルライクなインテリアは、深みがありモダンな雰囲気を作りだします。一見重く暗い印象を与えがちですが、素材や質感・光沢などにこだわり、軽やかなアイテムを添えるだけで洗練された空間を演出します。

 

カーテンやブラインドには、ダークトーンのカラーがおすすめです。完全な黒であると部屋に圧迫感が出てしまい狭く感じてしまうため、グレーやダークブルーなどを使用すると空間に深みがでます。

 

ホテルライクなブラインドならトーソー

カーテンやブラインドは空間を彩るインテリアであり、部屋の雰囲気を印象付ける重要なアイテムです。トーソーではホテルライクな空間を完成させる、カーテンやブラインド各種を豊富に取り揃えています。

 

光沢感のある生地や繊細なカラーを表現した生地まで、多種多様な商品から自分好みのホテルライクな部屋を実現できるアイテムが見つかるはずです。

 

また生活を豊かにする多くの機能性を備えており、ホテルライクな空間に「快適性」をプラスしてくれます。ホテルライクな部屋づくりには、ぜひトーソー公式サイトをチェックしてみてください。

 

トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓周り製品の総合メーカー

 

まとめ

非日常的な空間を味わうホテルライクな部屋を実現するには、生活感のなさや統一感が大切です。空間の軸となるカラーを決定したり、家具などの配置に統一感をもたせたりすることで、空間全体に調和が生まれます。

 

さらに、部屋の印象を左右するカーテン・ブラインドのカラーや質感にこだわりをもって選択すると、ホテルライクな部屋に深みを与えます。

 

本記事でご紹介したコツやポイントを活用し、ホテルのようなラグジュアリーで上質な空間を作りだしてみてください。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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