ロールスクリーンはプロジェクターとして代用できる?特徴やメリットを解説

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ロールスクリーンはプロジェクタースクリーンとして代用できる

ロールスクリーンは本来、窓に取り付けて光を調節したり目隠しに使ったりする窓まわりアイテムですが、プロジェクタースクリーンの代用品としても活用できます。

専用のプロジェクタースクリーンは高価な一方で、ロールスクリーンなら手頃な価格で大画面の投影を楽しめます。

さらに使わないときは巻き上げておけるので場所を取らず、日常はカーテンや間仕切りとしても活躍するアイテムです。

ここでは、ロールスクリーンの役割とプロジェクタースクリーンとの違いについて解説します。

ロールスクリーンとは

ロールスクリーンとは、スクリーンを巻き上げて上下に開閉するタイプのカーテン。

ブラインドのようなスラット(羽根)はなく、1枚の布地を巻き取る構造のためフラットで滑らかな見た目が特徴です。

生地の素材やデザインもさまざまで、遮光タイプから透け感のあるシースルー、生地に模様やプリントが施されたものまで豊富にラインナップされています。

操作はチェーン式やプルコード式(引きひも式)が基本となり、窓の大きさや用途に合わせて選べます。

さらに機能性にも優れ、室内の光を調節したり視線を遮ったりする目的で使われるほか、間仕切りや収納の目隠しとしても活用可能です。

関連記事:クローゼットをロールスクリーンにして後悔した理由は?デメリットや対応策も

ロールスクリーンとプロジェクタースクリーンの違い

ロールスクリーンとプロジェクタースクリーンには、主に次のような違いがあります。

項目 プロジェクタースクリーン ロールスクリーン
価格 数万円~ 数千円~
スクリーン表面 特殊コーティングや黒縁が施されている 黒縁がなく、投影面をフルに使える
映像の映り方

 

反射率が高く平面で、高画質 白色で凹凸が少ない生地なら十分美しい
用途

 

映像投影のみ カーテンや間仕切りとして使用できる

プロジェクタースクリーンは映像投影に適したコーティングやつくりをしているため、鮮明な映像を楽しめます。

しかし高価であり、用途が映像投影のみに限られることはデメリットといえるでしょう。

一方ロールスクリーンは、比較的安価に用意でき、用途も目隠し・調光・間仕切りと幅広いことが特徴です。

さらにスクリーンの色や質感を選べば、十分に美しい映像を投影できます。

こんな人はロールスクリーン活用がおすすめ!

ロールスクリーンをプロジェクター用スクリーンとして使う方法は、次のようなニーズを持つ方にとくにおすすめです。

  • 低コストでホームシアターを始めたい人
    プロジェクタースクリーンより安価で初期費用を抑えられる
  • 賃貸住宅でスクリーンを設置したい人
    ロールスクリーンならカーテンレールに取り付けられる
  • スクリーンを手軽に収納したい人
    使わないときは巻き上げてインテリアを損なわない
  • 希望のサイズに合うスクリーンがほしい人
    サイズを自由に指定できる製品ならジャストサイズで設置可能

 

ロールスクリーン本来の機能にあわせ、プロジェクターとしても活用できるのが魅力です。

条件に合えば、専用スクリーンにこだわらなくても快適なホームシアターが実現します。

プロジェクタースクリーンとして代用できるロールスクリーンの特徴

ロールスクリーンをプロジェクタースクリーンとして活用するには、いくつかのポイントがあります。

ここでは、プロジェクターに適したロールスクリーンの主な特徴をご紹介します。

カラーは「白色」がベスト

プロジェクタースクリーンの代用には、スクリーンカラーを「白色」にするのが基本です。

白は光の反射率が高く、投影時の輝度(明るさ)をしっかり確保できます。

プロジェクターが多少離れた位置にあっても白いスクリーンなら明るい映像を映し出せるため、本来の色合いを楽しむことが可能です。

もし純白のロールスクリーンが用意できない場合は、アイボリーやベージュなど極力薄い色の生地を選びましょう。

白色と比べると映像の明るさは落ちてしまいますが、映像を映し出すスクリーンの役割は十分に果たしてくれます。

凹凸の少ない素材でできている

スクリーン生地の表面はできるだけ平面であることが理想です。

生地に凹凸や編み目があると映像が乱反射して鮮明さが損なわれます。

プロジェクタースクリーンの代用としては、織り目の粗いファブリック地ではなく、表面がツルッと滑らかな素材がおすすめです。

多くのロールスクリーンは織物の生地を使用しているため凹凸が目立ちますが、プロジェクタースクリーンの代用とする際はできるだけ平面性があるものが向いています。

また、模様やテクスチャのないシンプルな無地タイプを選ぶことも重要で、柄物だと映像と重なって見づらくなってしまうため避けましょう。

生地がよれにくく平面性が保たれている

スクリーンは投影時にピンと平面を維持できていることが大切です。

ロールスクリーンによっては長期間使うとスクリーンの張りが弱まり、よれや波打ちが生じるものもあります。

プロジェクター用に使うなら、高品質で生地の平面性が高い製品を選びましょう。ガラス繊維入り生地は、生地自体がたわみにくいのでおすすめです。

また製品のメカの精度も、スクリーンが平面を維持するためにチェックしたいポイント。

巻き取り軸に歪みがあると、生地が斜めにズレてシワの原因になります。

信頼できるメーカーのロールスクリーンや、製品保証のあるものなら安心して使用できるでしょう。

遮光性が高く反射しにくい

ロールスクリーンには、生地の厚みやコーティングによって遮光性能を持たせたタイプがあります。

プロジェクターを美しく投影するには、この遮光性も重要なポイントです。

遮光性が低いスクリーンだと背後からの光を通してしまい、映像が白けたりコントラストが低下したりします。

とくに窓辺にスクリーンを下ろす場合、昼間は外光の影響で映像が見えづらくなるので、遮光1級のロールスクリーンがおすすめです。

遮光等級1級のスクリーンならほとんど光を通さないため、部屋を暗くできない環境でも映像がくっきり映ります。

さらに表面が艶消し(マット)加工された生地だと、表面の反射が抑えられているため、まぶしさを感じにくく快適に視聴できます。

ロールスクリーンをプロジェクタースクリーンとして代用するメリット

ブラックマスクがなくフル画面視聴が可能

一般的なプロジェクタースクリーンの周囲には「ブラックマスク」と呼ばれる黒い縁取り部分があります。

ブラックマスクは映像のコントラストを引き立たせ、集中させる効果がありますが、その分スクリーンの投影エリアが小さくなってしまう点がデメリットです。

一方でロールスクリーンには、このブラックマスクがないため、スクリーンいっぱいまで映像を映し出すことが可能です。

見た目もすっきりしており、映像以外の余計な部分が視界に入らないメリットもあります。

プロジェクタースクリーンと比べてコストパフォーマンスが高い

ロールスクリーンをプロジェクタースクリーンの代用とする利点は、コストパフォーマンスの良さです。

以下に一般的な価格帯で比較してみましょう。

製品 価格帯
プロジェクタースクリーン  2万円~10万円以上
ロールスクリーン 約5千円~5万円以上

プロジェクタースクリーンは高性能なものだと数十万円するケースもあります。

一方でロールスクリーンは、大型の遮光タイプでも数万円程度から入手可能です。

画質に強いこだわりがなければ十分きれいに投影できるため、コストを抑えつつしっかり映像を楽しめるでしょう。

自分の部屋のサイズに合わせてオーダーメイドできる

ロールスクリーンはオーダーメイド対応の商品が多く、1cm単位で幅・丈を指定して注文可能なタイプもあります。

例えば、壁いっぱいにスクリーンを広げたい場合や、「既製100インチは大きすぎるけど80インチでは小さい」といった場合でも、中間のベストサイズでつくれるのは大きな魅力です。

さらに操作方法、ヘッドレール・ウェイトバーの色をインテリアに合わせて選ぶ、といった注文もできます。

既製のスクリーンでは難しい細かなニーズにも、ロールスクリーンならオーダーメイドで叶えられるでしょう。

使わない時はインテリアやカーテンとして機能する

ロールスクリーンを使わないときは、巻き上げておけば目立たず、下ろせば通常のカーテンとして機能します。

例えば、次のようなおしゃれな間仕切りや目隠しとして活用する方法もあります。

【間仕切りとして】

階段の入り口にロールスクリーンを設置すれば、簡単な間仕切りとして活用できます。

階段を通じた冷暖房の空気の流れを遮る効果があり、夏は涼しさを、冬は暖かさをキープするのにも役立つため、快適性と電気代節約にもつながる使用方法です。

【目隠しとして】

オープンクローゼットやパントリーの目隠しにもおすすめです。

扉のない収納にロールスクリーンを取り付ければ、来客時でもサッと隠せてお部屋をすっきりと見せられます。

スクリーンのデザインも豊富なので、北欧風の柄を選んでお部屋のアクセントにしたり、和室には和紙調のスクリーンを合わせたりとインテリアコーディネートを楽しめるのも魅力の1つです。

関連記事:ロールスクリーンで間仕切りする際の注意点とは?メリット・デメリットなども紹介!

賃貸でも工事不要!カーテンレールを活用して設置できる

賃貸住宅でもカーテンレールを使えば簡単に吊り下げて設置が行えます。

レールのランナー を外し、レールに専用金具を取り付け、ロールスクリーンを引っかけるだけで設置は完了です。

耐荷重 や取り付けられるカーテンレールかといった確認は必須ですが、一般的な機能性レールであればほとんどが設置できるでしょう。

「穴を開けたくない」「賃貸だから設置できない」とお悩みの人は、ぜひカーテンレールへの設置を検討してみてください。

対象リンク:ロールスクリーンの取り付け方法を専門メーカーが画像付きで解説!【全4方法】

プロジェクター用におすすめのロールスクリーン

プロジェクタースクリーンを選ぶときは次のポイントを基準に選びましょう。

  • 白色
  • 遮光性の高さ
  • 平滑なスクリーン

 

ここでは上記の条件を満たすトーソーのおすすめロールスクリーンを3つご紹介します。

ルノプレーンBC

「ルノプレーンBC」は、遮光性・防炎性・防汚性に優れた高機能ロールスクリーンです。生地はポリエステル100%にアクリルコーティングを施したシンプルな平織りで、カラーはホワイト・ベージュなど全5色。

遮光等級は1級で、映像投影にも適した高い遮光性を持ちます。

幅は450mm〜最大2,500mm、高さは最大3,000mmまで対応可能。

価格は25,500円(税別)から展開中です。

操作方法はチェーン式で、電動タイプや部品カラーのカスタマイズも可能。

ルノプレーンBCの商品詳細

スリムBC

「スリムBC」は、繊細な生地感とスリムな巻き取り部が特徴のロールスクリーンです。遮光1級の高い遮光性を持ち、光漏れを防ぎながら、空間にすっきりと収まります。

生地はホワイトを含む5色展開で、ポリエステル100%のアクリルコーティング仕上げ。

幅は最大2,000mm、高さは2,500mmまで対応し、価格は25,500円(税別)からとコストパフォーマンスにも優れています。

操作方式はプルコード・チェーン・ワンタッチチェーンから選択可能で、部品カラーも豊富。

機能性とデザイン性を兼ね備えた窓まわりアイテムです。

スリムBCの商品詳細

ルノプレーン

「ルノプレーン」は、さらりとしたプレーンな質感と24色の豊富なカラーバリエーションが魅力の住宅向けロールスクリーンです。

ポリエステル100%の生地はウォッシャブル対応もあり、お手入れも簡単。

さらに、防炎・広幅・ホルムアルデヒド対策にも対応しており、安心して使えます。

遮光生地ではないため、暗い映像をくっきり映したい場合やはっきりとしたコントラストを求める場合には適していませんが、軽く仕切りたい場所やインテリア重視の空間にはおすすめです。

ルノプレーンの商品詳細

ロールスクリーンならトーソー

プロジェクタースクリーンとしてロールスクリーンを選ぶときは、遮光性や平面性に加え、製品の品質も重視したいところ。

トーソー は、遮光タイプやオーダー対応など、用途に合わせて選べる製品がそろっています。

ほかにも操作コードの選択肢が多く、部品カラーも豊富にご用意。さらにウェイトバーを標準装備しており、スクリーンの平面性をしっかり保ちやすいのも特徴です。

まとめ

ロールスクリーンは、映像を映すためのプロジェクタースクリーンとして十分対応できるほか、日常では光の調節や目隠しなど、本来の機能もそのまま活かせます。

さらに、白色・遮光・平滑性といった条件を満たした生地を選べば、美しい映像を楽しむことが可能です。

設置や収納のしやすさ、コスト面でも優れているため、手軽にホームシアターを始めたい人にもおすすめ。

まずは理想的なスクリーンのサイズを決め、用途に合った生地や取り付け方法を選ぶことから始めてみましょう。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
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