1DKのレイアウト・間取りの特徴とは？

1DKとは、ダイニングキッチン（DK）と居室が1つある間取りのことです。キッチン+食事ができるスペースが同じ部屋と、寝室やリビングとして使う部屋の2つで構成されています。

 

1	DK
1室	ダイニング+キッチン

広さの目安は、ダイニングキッチンが4.5畳から8畳未満が目安です。これに居室が加わるため、一人暮らしには十分な広さがあり、二人暮らしを検討できる物件も見つけられます。

1K・1LDKとの違い

1DKに似た間取りの1Kと1LDKは、次のような違いがあります。

間取り	定義	広さの目安	特徴
1K	キッチン＋1室	キッチンに食事スペースなし（4.5畳未満）	居室とキッチンが壁で仕切られ、独立性が高いが、キッチンは狭いことが多い。
1DK	ダイニングキッチン＋1室	ダイニングキッチンが4.5畳以上8畳未満	キッチン・食事スペースと居室が分かれており、生活空間のメリハリをつけやすい。
1LDK	リビングダイニングキッチン＋1室	リビングダイニングキッチンが8畳以上	リビング・ダイニング・キッチン（LDK）の広さがあり、居室とは別に広いリビングスペースを確保できる。

 

大きな違いはキッチンスペースの広さです。1DKは1Kよりもゆったりと食事を楽しめ、1LDKよりも家賃を抑えられることが多いでしょう。食事と寝室を分けつつ、広さと家賃のどちらも妥協したくないという方に向いています。

 

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1DKのメリット

1DKは、一人暮らしから二人暮らしに適した間取りです。ここでは1DKならではの魅力的なメリットをご紹介するので、快適な部屋作りの参考にしてみてください。

レイアウトの幅が広がり自分らしい部屋作りが叶う

居室とダイニングキッチンが分かれているため、それぞれの部屋を用途に合わせてレイアウトできます。たとえば、居室を寝室専用にして「ベッド+収納用品のみ」を配置し、ダイニングキッチンを「食事+作業」スペースにするなど、生活に合わせた空間作りが可能です。

 

1DKは「一人暮らしでおしゃれに暮らしたい」「家具配置を工夫して自分らしく部屋を作りたい」という方にとって、バランスの取れた間取りともいえるでしょう。

シチュエーションに合わせて部屋を使い分けられる

来客があるとき、テレワークの日、休日にゆっくりくつろぎたいときなど、1DKならそれぞれのシーンに応じて部屋を切り替えられます。

 

休日には、ダイニングキッチンで友人と食事やお茶を楽しむスペースにすることも可能です。1DKはシーンごとに空間の役割を変えやすく、日々の行動に合わせた暮らし方を組み立てやすい間取りといえます。

寝室が仕切られているためオンオフを切り替えて生活できる

居室が独立しているため、活動と休息の場が物理的に分かれ、気持ちのオンオフが切り替わりメリハリのある生活を送れます。

 

特に自宅で仕事をする方やゲーマーの方など、趣味の時間を充実させたい方にとってオンとオフの切り替えがしやすい点は大きな魅力となるでしょう。

 

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1DKのレイアウト例

1DKの魅力は、レイアウトの自由度が高く、暮らし方に合わせた空間作りができる点にあります。しかし、自由度が高いため「実際にどう家具を配置すればいいのだろう？」と悩む方も少なくありません。

 

まずは1DKの特徴を活かした具体的なレイアウト例を見ていきましょう。

一人暮らし女性のおしゃれなレイアウト

一人暮らしの女性の場合、空間に「おしゃれ」と「リラックス感」があるとほっとひと息つける素敵な空間に仕上がります。

 

▼居室

ベッドを中心に、柔らかな色合いのカーテンや寝具を選び、間接照明でくつろげる空間を演出。ローベッドで圧迫感を軽減しましょう。

 

▼ダイニングキッチン

幅をとらない丸テーブル＋チェアを壁側に寄せて、動線を確保。コンパクトなまとまりを意識するとカフェ風のスペースになります。

 

▼レイアウトのポイント

居室とダイニングキッチンの家具の色や素材は統一感のあるものを選び、全体のつながりを意識するとおしゃれな1DKが完成します。

 

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一人暮らし男性のシンプルなレイアウト

一人暮らしの男性の場合は、「シンプル」かつ「機能的」な空間にすると毎日を快適に過ごせるでしょう。

 

▼居室

モノトーンやダークブラウンの家具で統一し、必要最小限の家具配置を心がけます。趣味がゲームであれば、作業デスクとPCモニターを窓際に設置し、反対側にベッドを置くなど、集中できるスペースと休息スペースを分けましょう。

 

▼ダイニングキッチン

スリムなデスク兼テーブルを置き、食事と作業を同じ場所でまとめるとテレワークのときも1ヶ所で完結します。家具はスチール脚のテーブルやシンプルな木目家具など、直線的なデザインで整えるとDK側がすっきりまとまるでしょう。

 

▼レイアウトのポイント

「見せる収納」よりも「隠す収納」を意識し、扉付き収納で小物などをまとめると1DKでもすっきり整います。

二人暮らしの快適なレイアウト

1DKでの二人暮らしは可能ですが、広さによっては対策が必要です。特に居室が6畳程度の物件では、家具の配置を工夫して快適なレイアウトを見つけましょう。

 

▼居室

セミダブル以上のベッドを置く場合は、高さのあるクローゼットやシェルフを選ぶことで、限られたスペースを有効に活用できます。家具は壁にぴったり沿わせて配置し、部屋の中央を人がスムーズに通れる広い動線を確保しましょう。

 

▼ダイニングキッチン

食事だけでなく2人で使える作業スペースとしても活用できるよう、伸長式のダイニングテーブルがおすすめです。

 

▼レイアウトのポイント

居室は寝る場所、日中の活動はダイニングキッチンと区別することで、狭い空間でもお互いのプライベートを尊重しながら快適に過ごせます。収納は共有・個別で用意し、お互いの荷物を整理しやすくしましょう。

 

縦長の間取りを効果的に使うレイアウト

1DKの中には、居室＋DKが縦長になったレイアウト（入口→DK→居室）という形も少なくありません。縦長の場合、家具を縦方向に並べると、通路が確保しやすく視線も抜けるため広がりを感じられます。

 

▼居室

奥の部屋（居室）に背の高い収納家具やベッドを配置することで、手前のDKとの間に高低差が生まれます。これにより、奥行きが強調される効果が期待できます。

 

▼ダイニングキッチン

背の低いソファやローテーブル、シンプルなダイニングセットを中心に置くことで部屋全体が広く見えます。

 

▼レイアウトのポイント

縦長の空間では、家具を両側の壁に設置すると通路が細く、狭く感じられるため、片側の壁に寄せて動線を一直線に確保しましょう。

 

狭い部屋を広く見せるレイアウト

狭い部屋を広く見せるには、視覚的な効果を最大限に引き出す家具配置と色の選び方を意識することがポイントです。

 

▼居室

同色系で統一したロータイプのベッドやソファを並べ、開放感を重視して部屋を広く見せましょう。

 

▼ダイニングキッチン

壁の色に近い明るい色のダイニングセットを選ぶと、圧迫感を軽減できます。

 

▼レイアウトのポイント

ソファベッドなど多機能家具を活用し、1台で複数の役割を持たせれば空間をすっきり保てます。部屋に奥行きを出すには、鏡を置くのが効果的です。

 

関連記事：狭い部屋を広く見せるレイアウト術！おしゃれで機能的な空間演出のポイント

1DKを検討する際の注意点

快適に1DKで暮らすには、メリットだけでなく注意点も把握しておきましょう。

1DK特有の注意点と部屋選びの際に注意すべきポイントをご紹介します。

ワンルームや1Kと比較して家賃相場が高くなる

一般的に、1DKは1Kやワンルームよりも広いスペースを持っているため、家賃相場が高くなる傾向があります。そのため、予算を重視するなら1K、快適性やレイアウトの自由度を優先するなら1DK、とメリハリをつけることが大切です。

 

ただし、1DKでも築年数が古い物件や駅から離れた物件、広さが最小限の物件を選ぶことで、家賃を抑えられます。

築浅の物件を探しにくい傾向がある

近年、新築や築浅の賃貸物件では、1LDKの間取りが増えています。そのため、築浅の1DK物件を探そうとすると数が少ないという地域もあるでしょう。

 

築年数の経った物件でも、リノベーションや管理がしっかり行われている物件を選べば快適に暮らせます。築年数よりも、立地や広さを優先して検討するほうが理想の部屋を見つけやすくなるでしょう。

間取りによっては大きめの家具を配置しづらい

1DKは、居室が6畳などの広さの場合、大型家具が上手に収まらない可能性があります。特に、居室とダイニングキッチンの入口が狭かったり、柱や梁が邪魔になったりすることで、希望するサイズの家具を搬入できない、あるいは設置できないといったケースも考えられます。

 

このような事態を避けるためにも、大型のソファやベッドを購入する前に、サイズと配置場所を具体的にシミュレーションしておきましょう。

おしゃれな部屋作りをするならトーソー

おしゃれな1DKを目指すなら、窓まわりのコーディネートにもこだわると部屋全体の印象がアップします。カーテンは部屋の大きな面積を占める上、目に入りやすいアイテムです。

 

そのため、カーテンではなくアルミブラインドやロールスクリーンで窓まわりをすっきり見せると全体がスタイリッシュにまとまります。

 

トーソーのアルミブラインドやロールスクリーンは色やスクリーンの種類が豊富で、1DKのように居室とダイニングキッチンで役割が異なる空間にも合わせやすいのが特徴です。快適性とおしゃれの両立を求める方は、ぜひトーソーの窓まわりアイテムをチェックしてみてください。

まとめ

1DKは食事や作業スペースとくつろげるスペースを分けられるため、暮らしのリズムを整えやすい間取りです。広さや形に応じて家具配置を工夫すれば、一人暮らしでも二人暮らしでも快適に過ごせます。

 

物件選びでは家賃や築年数、家具の置きやすさを事前に確認しておくことが大切です。窓まわりも意識すると部屋全体がまとまり、より心地よい1DKに近づきます。自分の暮らし方に合う1DKの使い方を考えながら、理想の部屋作りを進めてみてください。