2LDKレイアウト実例集!快適でおしゃれな暮らしを叶える家具配置のコツ

コーディネート

2LDKのレイアウト・間取りの特徴とは?

2LDKとは、「居室が2つ」と「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」で構成された間取りです。

 

LDKは生活の中心となる空間で、一般的に10畳以上の広さが必要とされています。アパートやマンションなど、賃貸の2LDKではLDKが10畳以上ある物件が多く、柔軟にレイアウトが行えます。

 

2LDKは、「LDK」で家族や友人と過ごす団らんの場と2つの個室があるため、プライベートスペースと作業スペースを分けたい方にもおすすめです。

2DKとの違い

2LDKとよく比較されるのが2DKです。主な違いは、LDKの広さにあります。

 

間取り 定義 広さの目安
2LDK 居室2部屋+LDK LDKは10畳以上
2DK 居室2部屋+DK DK(ダイニング・キッチン)は6畳~10畳未満

2DKは食事の場とキッチンが一体化しており、LDKに比べてリビングスペースが確保しにくい特徴があります。

 

2LDKは2DKよりもゆったりとしたリビング空間を確保できるため、家で過ごす時間を充実させたい方にぴったりの間取りです。

2LDKでの暮らしが向いている人

2LDKは、一人暮らしから3人家族まで、幅広い方におすすめできます。

特に、生活空間とプライベート空間を分けたい方や、広さにゆとりを持った暮らしをしたい方に適しています。

仕事部屋・趣味部屋を作りたい一人暮らし

リモートワーク中心の一人暮らしにとって、2LDKは理想的な間取りです。1つの個室を寝室に、もう1つの個室を「仕事部屋(書斎・ワークスペース)」や「趣味部屋」として使い分けられます。

 

レイアウトのコツは、仕事部屋に集中できるデスクやチェアを配置し、布団などの生活感をすっきりなくすこと。プライベートに関するものをカットすることで、仕事とプライベートのオンオフがスムーズになります。

 

趣味部屋であれば、映画鑑賞やゲーム、コレクションの展示など、LDKとは別のリラックス空間として家具配置が可能です。

夫婦やカップルでの二人暮らし・同棲

二人暮らしや同棲を始めるカップルにとって、賃貸の2LDKは共有スペースとプライベートスペースのバランスが取りやすい間取りです。LDKを共有リビング、2つの個室をそれぞれの寝室や個室として分ければ、お互いのプライベートを尊重しつつ、リビングで二人の時間を楽しめます。

 

荷物が多い二人暮らしの場合、大型の収納家具をそれぞれの個室に家具配置することで、リビングの「家具が多くて狭く見える」という悩みを解消できます。LDKには二人でゆったり座れるソファを置き、リラックスできる空間に仕上げましょう。

赤ちゃんや小さい子どものいる3・4人家族

小さい子どものいる3人家族や4人家族にとっても、2LDKはおすすめの間取りです。赤ちゃんが小さい間は、1つの個室を家族全員の寝室に、もう1つの個室を子どもの遊び場やおもちゃ収納、または夫婦の書斎として使えます。LDKは、子どもを見守りながら家事や団らんができる家族の時間を育む空間になります。

 

レイアウトは、子どもが安全に過ごせるようリビングには角の丸い家具を選び、スムーズに動ける動線を確保しましょう。子どもの成長に合わせて柔軟に個室を分けられるよう、シミュレーションにもとづいた家具選びが重要です。

 

関連記事:部屋レイアウトの基礎知識!おしゃれに見せる家具配置のコツ

【テーマ・広さ別】2LDKのレイアウト実例

2LDKも利用する人の状況、広さによって適したレイアウトが変わってきます。

 

そこで、LD(リビング・ダイニング)の広さ別に、具体的な2LDKのレイアウト実例をご紹介します。自身のライフスタイルに近い間取りや広さの実例を参考に、家具配置のイメージを固めてみましょう。

【一人暮らし・LD10畳】2LDKのレイアウト

LD10畳の2LDKは、コンパクトながら生活と仕事の切り替えがしやすい点が魅力です。家で過ごす時間が長い方でも、窮屈さを感じにくいバランスになっています。

 

  • ワークスペース

LDの一角にコンパクトなデスクを配置し、作業スペースを確保。個室とは用途を分け、気持ちを切り替えやすい環境にする。

 

  • 趣味部屋

壁一面に棚を設置し、コレクションのギャラリーにするなど、おこもり空間にする。

【一人暮らし・LD12畳】2LDKのレイアウト

LD12畳の2LDKは、家具を置いても空間にゆとりがあり、落ち着いた暮らしを整えやすい広さです。一人暮らしでも動線が乱れにくく、生活と作業の切り替えがより行いやすくなります。

 

  • ホームパーティ

大きめの3人掛けソファやサイドテーブルにもなるスツールを配置し、来客時もゆったりくつろげる空間に。

 

  • リビング・ダイニングを分ける

ラグやローボード、背の低いシェルフ、観葉植物などを境界線として家具配置し、それぞれの空間にメリハリをつける。

【二人暮らし・LD12畳】2LDKのレイアウト

LD12畳の2LDKは、二人で暮らしても圧迫感が出にくい広さです。共有スペースと寝室を分けやすく、それぞれの暮らしのペースを保ちやすいでしょう。

 

  • 収納重視

背の低い収納家具や壁面収納を活用し、荷物が多めの二人暮らしの収納を分散させる。

 

  • 共有ワークスペース

二人暮らしで互いの仕事時間を尊重するため、LDの壁際に奥行きの浅いカウンターデスクを並列に設置し、簡易的な共有書斎を確保する。

【二人暮らし・LD14畳】2LDKのレイアウト

LD14畳の2LDKは、ソファとダイニングをゆったり配置できる広さです。人の距離感を調整しやすく、それぞれの過ごし方にも合わせやすいでしょう。

 

  • 将来を見据えたゆったり空間

ダイニングやリビングは家族が増えたときに対応できるよう、4人掛けテーブルやL字ソファなどを配置してゆとりを持たせる。

 

  • インテリア重視の洗練空間

余白を作れる広さを活用し、家具の素材や色味を統一し、間接照明を加えて高級感のある落ち着いた雰囲気を演出。

【二人暮らし・LD16畳】2LDKのレイアウト

LD16畳の2LDKは、くつろぎスペースを広く取りやすい間取りです。友人を招いても窮屈さが出にくく、普段どおりに過ごしやすいでしょう。

 

  • リビングの一角に書斎を設置

16畳の広さを利用し、ダイニングの生活音から離れたリビング側の一角にデスクを配置。集中できる書斎コーナーを確保する。

 

  • 開放的なリラックスリビング

ハイバックソファを窓向きに配置し、テレビをダイニング側に置く。視線が抜けて開放感が生まれるので、落ち着いたリビングになる。

【二人暮らし・LD18畳】2LDKのレイアウト

LD18畳の2LDKは、家具を増やしても広さを確保しやすい面積です。趣味の棚やワークデスクを置いても散らかりにくく、日々の過ごし方に合わせやすい環境になります。

 

  • リビングにフリースペース

LDの一部に何も置かないフリースペースを作り、ヨガやトレーニングなど多目的に使えるようにする。

 

  • ゲストを招けるDK空間

18畳の広さを活かし、大型のダイニングテーブルとベンチを配置。食事だけでなく、多目的な作業や団らんにも使える開放的なDKを中心とした空間を作る。

【二人暮らし・LD20畳】2LDKのレイアウト

LD20畳の2LDKは、ソファ・ダイニング・デスクを分けて置けるゆとりがあります。二人暮らしでも生活音が気になりにくく、集中したい時間を確保しやすいでしょう。

 

  • ソファとオットマンで快適に

ソファにオットマンを加え、足を伸ばせるくつろぎスペースを作る。オットマンはサイドテーブルや来客時の椅子代わりにもなり、多目的に使える。

 

  • キッチンを視界からカット

ソファをキッチン側に背を向けるように家具配置する。生活感を視界から遮ることで集中しやすく、空間を分けるゾーニング効果も得られる。

【3・4人家族・LD12畳】2LDKのレイアウト

LD12畳の2LDKは、家族で過ごすスペースをコンパクトにまとめやすい広さです。赤ちゃんや幼児の動線を確保しやすく、食事や遊びの場が管理しやすいでしょう。

 

  • 動線と安全性の両立

子どもが安全に遊べるよう、リビングの動線を広く確保するため家具を壁際に寄せる。角のない家具を選び、テレビ台の転倒防止対策を徹底するなど、安全性を優先に。

 

  • ダイニング重視で効率をアップ

食事の場をメインとし、リビングスペースは最低限の家具配置に抑える。おもちゃ収納も兼ねたベンチなどを活用し、床面積を広く確保することで、子どものいる家族の動線と効率を上げる。

【3・4人家族・LD14畳】2LDKのレイアウト

LD14畳の2LDKは、子どもの遊び場と大人のくつろぎスペースを分けやすい広さです。収納スペースも確保でき、室内の散らかりを抑えられます。

 

  • 収納メインですっきりとした空間に

子どものおもちゃ収納を含めた大容量のファミリークローゼットや、壁面収納をLDの一部に集約する。これにより、他の空間の家具を減らして開放感を出せる。

 

  • 膨張色で視覚的な広がりを演出

膨張色(白やアイボリーなど)をベースにしたインテリアで統一し、ロータイプのソファやテレビ台をレイアウト。視線が奥まで通るため、実際の広さ以上にゆとりを感じられる。

【3・4人家族・LD16畳】2LDKのレイアウト

LD16畳の2LDKは、家族が集まれるリビングを作りやすい間取りです。大型のおもちゃがあっても動線を確保しやすく、広さに余裕があるため、家具配置の自由度が高まります。

 

  • 広々としたキッズスペース

子どもが走り回れるほどの広い遊び場を確保し、ソファやローテーブルは壁面に寄せて動線の障害物を減らす。

 

  • LDでできる家族の団らん&学び空間

LDの一角に、家族全員で使える大型のカウンターデスクを配置。子どもの勉強や親の作業スペースとして活用し、団らんスペースとゆるやかに共有する。

【3・4人家族・LD18畳】2LDKのレイアウト

LD18畳の2LDKは、ダイニングとリビングのエリア分けをしやすい十分な広さがあります。子どもが走り回っても視界が確保しやすく、家事や育児の負担を減らしやすい点が魅力です。

 

  • 個室をLDとつなげる

より広い空間で子どもが伸び伸び遊べるように、LD横の個室の扉を開放し、日中はLDと一体化させて広々と使い、動線にゆとりを持たせる。

 

  • 複数のくつろぎスペース

ソファだけでなく、子どもが座れるビーズクッションやパーソナルチェアなど、複数の居場所を作る。

【3・4人家族・LD20畳】2LDKのレイアウト

LD20畳の2LDKは、家族の荷物が増えても余裕を保ちやすい面積です。遊ぶ場所・食事の場所・くつろぐ場所を自然に分けられ、広さを最大限に活かした家具配置ができます。

 

  • リビングの一角に収納豊富なワークスペース

LDの一角をパーテーションやシェルフで区切り、家族共有の書斎またはワークスペースを設置。生活空間と仕事・学習空間をゆるやかに分ける。

 

  • 小上がりスペースを設置

LDの一部に段差のある小上がりスペースを設置する。子どもの遊び場や昼寝、来客時の予備スペースなど多目的に使える、和の要素を取り入れた空間になる。

 

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2LDKのレイアウトを考えるときのポイント

2LDKは部屋数がある分、暮らし方によってレイアウトの方向性が変わります。住み方に合ったテーマを設定したり個室の使い方を決めたりして、レイアウトを決めていきましょう。

空間のスタイルやテーマを決めて統一感を出す

2LDKはスペースが分かれているため、LDKと個室で異なるテーマを設定すると、それぞれの空間を使いやすく整理できます。たとえば、LDKは落ち着いた色合いでまとめて団らんの場とし、ワークスペースは明るさを意識した家具配置にすることで、用途に明確なメリハリを持たせられます。

 

また、家具の色味や素材を揃えていくと、室内の印象が整い、雑然とした雰囲気を避けられるでしょう。部屋数が多いほど方向性が散らばりやすいので、最初に全体の基準を決めておくことで、統一感のある空間を作りやすくなります。

 

関連記事:理想のインテリア空間づくりはカラーが決め手!色選びや組み合わせ方のポイントを解説

2つの個室の使い方を決める

2LDKの魅力は2つの個室があることです。入居前に、それぞれの個室の目的をはっきりさせておきましょう。たとえば、次のような使用方法がおすすめです。

 

  • パターン1(二人暮らし):
    個室A=主寝室、個室B=書斎・ワークスペース or 趣味部屋
  • パターン2(3人家族):
    個室A=家族寝室、個室B=子ども部屋(遊び場) or 夫婦の書斎

 

個室の用途によって、必要な家具のサイズや収納量を把握し、間取りに合ったシミュレーションを行いましょう。

ライフスタイルに合わせて家具を配置する

家具のレイアウトは暮らし方に直結するため、「家でどう過ごすか」を考えて検討してみましょう。たとえば、食事の時間重視なら、ダイニングテーブルをLDKの中心に置き、座り心地の良い椅子を選ぶのがおすすめです。

 

一方、リビングでくつろぎたい場合は、大型ソファやローテーブルをリビングエリアに置き、照明のトーンを落ち着かせたり重ねたりするとリラックス空間を作り出せます。このように、何を優先するかで家具配置を決めていきましょう。

キッチン・ダイニングはスッキリした印象を与えるレイアウトにする

キッチン周りの生活感は、同居する人数が増えればその分雑然としやすい傾向があります。すっきりとした印象を保つには、生活感が出やすいキッチン家電や食器は、扉付きの収納棚に隠しましょう。

 

ダイニングテーブルはシンプルなデザインを選び、テーブル上には物を置かないように意識してみてください。「隠す収納」と「シンプルな家具」により、開放的な空間を保ちやすくなります。

書斎・ワークスペースを充実させる

リモートワークを快適にするには、書斎・ワークスペースの機能性を高めることが大切です。集中力を途切れさせないよう、窓の外や壁に向かってデスクを配置します。

 

また、仕事に必要な資料や機器を整理するための棚やキャビネットも導入しましょう。仕事とプライベートのものを混在させないようにすることが空間を分けるコツです。

睡眠の質を高められる寝室づくりをする

一日の疲れを癒す寝室は、レイアウトの工夫により質の高い睡眠環境を作り出せます。ベッドは壁に沿って配置し、部屋の動線を確保するのがおすすめ。

 

また遮光性が高いカーテンを選び、照明は暖色系の間接照明を取り入れてみましょう。 いくつかの工夫を取り入れれば、リラックスできる環境を整えることが可能です。

 

関連記事:寝室のカーテンや窓まわりアイテムの選び方を解説!安眠できるカーテン選びのポイントとは

窓まわりのレイアウトアイテムを見つけるならトーソー

インテリアの印象を決める窓まわりは、2LDKの家具配置と空間のテーマを完成させる上で欠かせません。カーテンレールやブラインドといった製品を扱うトーソーでは、空間に馴染むシンプルなデザインから、部屋のアクセントになるアイテムまで、幅広い種類が揃っています。

 

寝室の睡眠の質や室内環境の快適性を高めるなど、暮らしやすさを求めるときは、窓まわりのアイテムを変えるだけでも効果があります。トーソーには機能的な製品も充実しているため、間取りやインテリアに合わせて理想のアイテムを見つけてみてください。

まとめ

2LDKは、一人暮らしから3人家族まで、書斎や趣味部屋など、ライフスタイルに合わせた空間作りができる間取りです。LDの広さ別に紹介した実例を参考に、動線や収納を考えたレイアウトを行いましょう。

 

寝室の暖色光や間仕切りの活用など、細部にこだわることで、快適ですっきりとした暮らしを叶えられます。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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