断熱ロールスクリーンとは?素材の特徴や選び方、効果を高めるコツを解説
ロールスクリーンはカーテンのようにヒダがなく、窓辺をシンプルに見せられる窓まわりアイテムです。
さらに断熱効果を備えるロールスクリーンであれば、空間のデザイン性を保ちながら冷暖房効率を高められます。
一方で、「断熱ロールスクリーンはなにを基準に選べばよいのだろうか」「遮熱との違いはなんだろうか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、断熱ロールスクリーンの素材や3つのタイプ、メリット・デメリット、効果を引き出す取り付けのコツまでまとめて解説します。
断熱ロールスクリーンとは?
断熱ロールスクリーンとは、断熱性のある生地を使用したロールスクリーンのことです。窓から出入りする熱を遮断し、室温への影響を抑える効果があります。
住宅に出入りする熱のうち約70%は窓などの開口部が占めており、まわりの断熱対策は室内環境の快適性を保つ上で欠かせません。
ロールスクリーンを設置すれば、夏は外からの熱気を遮り室内の温度上昇を抑え、冬は暖めた空気を外へ逃がしにくくなります。結果的にエアコンの効率がアップするため、光熱費の節約や省エネにもつながるでしょう。
さらに、ロールスクリーンは凹凸が少なくすっきりとした見た目が特徴。スタイリッシュなインテリアに仕上げつつ、断熱性能も確保できるアイテムとして人気を集めています。
「断熱」と「遮熱」の違いについて
窓まわりの機能を調べると、「断熱」と「遮熱」という言葉をよく目にします。この二つは似ているようで、異なる役割を持っています。
| 機能 | 役割 | 主な季節 |
| 断熱 | 室内の熱を外へ逃がさない | 冬(寒さ対策) |
| 遮熱 | 外からの太陽光(熱)を遮る | 夏(暑さ対策) |
冬の寒さ対策をメインに考えるなら「断熱」機能を、夏の西日による温度上昇を防ぎたいなら「遮熱」機能を優先して選ぶのが正解です。両方の機能を備えた製品を選べば、オールシーズン快適な室内環境で過ごせるでしょう。
関連記事:遮熱ブラインドの効果を徹底解説!窓の暑さ対策で夏場を快適に過ごすおすすめ商品情報を紹介!
断熱ロールスクリーンの3つのタイプ
断熱ロールスクリーンには、光の通し方が異なる3つのタイプがあります。部屋の用途や好みの明るさに合わせて選ぶのがポイントです。
遮光タイプ

遮光タイプは生地の裏面にアクリルコーティングなどを施した、光を通しにくいロールスクリーンです。遮光等級は1級~3級に分かれており、1級に近いほど遮光性能が高くなります。
| 適したシーン | 寝室・ホームシアターを楽しむ部屋・西日が入る部屋 |
| メリット | 部屋を暗く保てるほか、外からの視線を完全に遮れる |
3タイプのなかで特に断熱性能が高くなる傾向があります。
非遮光タイプ

非遮光タイプは光をほどよく通しながら断熱効果を発揮するロールスクリーンです。日射熱をカットしつつも、やわらかな自然光を室内に届けてくれるため、部屋全体が暗くなりすぎません。
| 適したシーン | 日中の滞在時間が長いリビングやダイニング・子ども部屋 |
| メリット | 閉めたままでも室内が暗くならず、自然な明るさの中で過ごせる |
遮光タイプほどの断熱性能はないものの、採光と断熱のバランスを両立させたい方にぴったりです。
レースタイプ

レースタイプは透過度の高い生地を使ったロールスクリーンです。レースカーテンのように光や風を取り入れながら、遮熱性能も備えています。
| 適したシーン | 景色を楽しみたい窓・厚手のカーテンやほかのスクリーンと併用する場合 |
| メリット | 圧迫感がなく、空間を軽やかに演出できる |
単体での断熱効果は他の2タイプに劣りますが、遮光タイプとのダブル使いで取り付ければ、昼はレースで明るく、夜は断熱とプライバシーを確保する使い分けも可能です。UVカット効果もあるため、家具やフローリングなどの劣化を軽減する効果も期待できます。
断熱ロールスクリーンのメリット・デメリット
断熱ロールスクリーンにはメリットもあれば、もちろん欠点も存在します。以下にメリット・デメリットをまとめたので、導入前にチェックをして対策などを考えておきましょう。
▼断熱ロールスクリーンのメリット
| 冷暖房効率の向上 | 外気の影響を抑えてエアコンの効きがよくなり、光熱費の節約につながる。 |
| 結露の軽減 | 室温を一定に保つことで、窓ガラスの結露を対策しやすくなる。 |
| 窓以外にも設置可能 | リビングの階段や扉のない部屋の間仕切りとしても使え、空間を仕切って冷暖房効率を上げられる。 |
| すっきりとした見た目 | カーテンと比較して凹凸が少なく、すっきりとした印象を保てる。 |
| つっぱり式なら賃貸でもOK | ネジ穴不要のつっぱり式を選べば、賃貸住宅でも手軽に取り付けられる。 |
▼断熱ロールスクリーンのデメリット
| 隙間からの熱が漏れる | 取り付け方によってはスクリーン両端に隙間ができ、冷気や暖気が出入りして断熱の効果が薄れる。
【対策】窓全体を覆う正面付けで設置する |
| コード・チェーンの事故のリスク | 昇降操作用のコードやチェーンが垂れ下がり、小さな子どもやペットに危険が及ぶ恐れがある。
【対策】専用クリップでまとめる・コードなしのタイプを選ぶ |
| 洗濯がしにくい | カーテンと比較して丸洗いできない製品が多く、日常のお手入れに手間がかかる
【対策】ウォッシャブル対応の製品を選ぶ・軽い水拭きやハンディモップで対応する |
断熱ロールスクリーンの断熱効果を高めるコツ

断熱ロールスクリーンを設置するだけでなく、少し工夫するだけで効果を大きく引き出せます。ここでは、断熱性能をさらにアップさせる3つのコツをご紹介します。
窓の方角によってロールスクリーンの種類を変える
窓の向きによって受ける熱量は大きく異なるため、すべて同じ種類で統一せず、窓が面している方角に合わせて使い分けましょう。
| 窓の方角 | おすすめのスクリーン | 効果 |
| 北向き | 断熱性に優れた厚手の生地 | ・冬場の冷気を軽減する |
| 南向き | 非遮光タイプやレースタイプを併用 | ・冬場でも暖かい日差しをたっぷり取り込める |
| 西向き | 遮光タイプや遮熱性能の高い製品 | ・夕方の強い西日を防ぐ
・室温の上昇を軽減する |
窓ごとに受ける日差しや冷気の状況を見極め、適したタイプを振り分けることが断熱効果を引き出すポイントです。
窓枠全体を覆うように取り付ける
断熱効果を高める上で気をつけたいのが、スクリーンと窓枠のあいだにできる隙間です。隙間が大きいと、外気が入り込んで断熱性能が下がってしまいます。
おすすめは「正面付け」と呼ばれる取り付け方。窓枠の外側にブラケットを設置し、スクリーンで窓全体をすっぽりと覆うため、左右や上部からの熱の出入りを抑えられます。
一方で窓枠内に収める「天井付け」は、すっきりとした見た目になるものの両端に隙間ができやすくなるため、正面付けに比べ断熱性能は下がってしまいます。
季節に応じて使用方法を変える
季節ごとにスクリーンの開け閉めを意識するだけでも、室温の安定感は変わります。
| 冬場 | 日中はスクリーンを上げて太陽光を室内に取り込み、床や壁を温める。日が落ちる前にスクリーンを下ろせば、温まった空気が逃げにくくなるため保温効果が期待できる。 |
| 夏場 | 外気温度が上がる前からスクリーンを下ろし、熱を室内に入れないようにする。 |
季節ごとの開け閉めを意識するだけでも、冷暖房にかかるエネルギー消費を抑えられます。階段や廊下との境目に「間仕切り」として設置している場合は、冷暖房を入れている空間だけを閉め切ることで、効率的に温度を保てます。
断熱ロールスクリーンの選び方
断熱ロールスクリーンにはさまざまな種類があり、何を基準に選べばよいか迷うことも多いでしょう。ここでは4つの視点から、後悔しない選び方を解説します。
デザイン性で選ぶ

ロールスクリーンは窓まわりの印象を左右するインテリアアイテムでもあります。面積が大きい分、色や柄の選び方ひとつで部屋の雰囲気は大きく変わるでしょう。
壁と同系色の断熱ロールスクリーンを選べば、そのフラットなつくりから空間に溶け込み、すっきりとした印象になります。柄物や濃い色などのアクセントカラーは、窓まわりをインテリアのポイントとすることが可能です。
遮光タイプは濃い色が多い傾向にありますが、非遮光タイプやレースタイプは明るいカラーやファブリック調などバリエーションがたくさんあります。部屋のテイストに合ったデザインを選び、おしゃれと断熱を両立させてみましょう。
機能性で選ぶ

断熱以外にも、ロールスクリーンにはさまざまな機能をもつ製品があります。目的に合った機能を組み合わせて選ぶと、より快適な暮らしにつながるでしょう。
| 保温性 | 保温率の高い生地を選ぶと暖かさを維持しやすい。 |
| UVカット機能 | UVカット率90%以上の製品で家具やフローリングの紫外線による劣化を軽減。 |
| ウォッシャブル機能 | 生地を取り外して洗え、清潔さを保てる。 |
また間仕切りとして使用する場合は、リビング階段や廊下との境目に設置して空間を仕切れば冷暖房効率がさらに向上します。必要な機能を事前にリストアップしてから製品を比較し、部屋の快適性につなげましょう。
関連記事:ロールスクリーンで間仕切りする際の注意点とは?メリット・デメリットなども紹介!
取り付け方で選ぶ
ロールスクリーンの取り付け方法は主に4種類あり、それぞれ特徴が異なります。
| 取付方法 | 特徴 | 効果 |
| 正面付け | 窓枠の外側に取り付け、窓全体を覆う | 断熱性が高く、光漏れも少ない |
| 天井付け | 窓枠の内側に収めて取り付ける | 見た目がスッキリし、ほかの家具に干渉しにくい |
| つっぱり式 | ネジを使わずに、バネのテンションで固定する | 賃貸住宅や、壁に穴を開けたくない場所にも設置可能 |
| カーテンレール付け | 既存のカーテンレールに専用金具で取り付ける | 賃貸住宅にも手軽に取り付けられる |
原状回復が必須となる賃貸住宅では、壁や窓枠に穴を開けられないケースが少なくありません。その場合は、壁に穴を開けずに済むカーテンレール付けや、つっぱり式のロールスクリーンでの設置を検討してみましょう。
アフターサービスや保証内容で選ぶ
ロールスクリーンは長期間使うアイテムだからこそ、購入後のサポート体制も確認しておきたいところ。メーカーによっては、製品保証の期間や対象範囲が異なります。
生地の交換やメカ部分の修理に対応しているか、無料交換の条件はあるかといった点をチェックしましょう。また、サイズオーダーに対応しているメーカーであれば、窓の大きさにぴったり合った製品を注文できるため、隙間による断熱性能の低下も防ぎやすくなります。
一方でオンライン上だけでは、実際の生地感のイメージがつかみづらい製品もあります。手元に届いたときのミスマッチを防ぐため、サンプル生地の取り寄せサービスがあるメーカーを選び、実際の質感や色味を手元で確認してから購入を決めるのがおすすめです。
窓まわりアイテムをお探しならトーソー
窓辺の調光や目隠しだけでなく、空間を仕切ったり熱を遮ったりできるロールスクリーンは、多機能性と使いやすさを兼ね備えたアイテムです。トーソーのロールスクリーンは豊富なカラーバリエーションと機能性により、その魅力を引き出し、住空間に快適性をプラスします。
遮光機能や遮熱機能を備えたロールスクリーンや、レーザーカットによりプライベートゾーンであることをメッセージとして伝えられる「サイン」を施したデザインなど、多くのニーズに応えられるラインナップが魅力です。トーソーのロールスクリーンで、理想的な空間づくりを実現してみてはいかがでしょうか。
まとめ
断熱ロールスクリーンは、窓からの熱の出入りを抑えて室内環境を快適に保つアイテムです。遮光・非遮光・レースの3タイプがあり、設置する部屋の用途や窓の方角に合わせて選ぶと、断熱効果を十分に引き出せます。
また、取り付け方を工夫して隙間をなくすこと、季節に応じてスクリーンの開閉を使い分けることなど、少し意識するだけで冷暖房効率はさらにアップするでしょう。カーテンと比較して省スペースな上、階段や部屋の間仕切りにも使えるため光熱費の節約にも役立ちます。
自宅の窓や間取りにぴったりの断熱ロールスクリーンを見つけて、1年を通して快適な住空間をつくりましょう。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
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