お風呂の窓に目隠しを設置する11の方法!目的別におすすめをご紹介!
お風呂場の窓に目隠しをする3つのメリット
お風呂場の窓に目隠しをすると、次のようなメリットが期待できます。
- 外からのぞかれるリスクを回避できる
- 侵入防止対策になる
- 人目を気にせず換気をすることができる
防犯対策やお風呂のカビ対策ができ、快適性と安全性を高められます。3つのメリットについて、1つずつ詳しく見ていきましょう。
外からのぞかれるリスクを回避できる
お風呂場は家の中でも無防備になる空間です。窓が付いていると便利である半面、外からの視線は徹底的に遮り、安心感を得たいものです。お風呂場はすりガラスであることが多く、外からは中の様子が確認しにくいように感じますが、実際には、シルエットや動きが外へ伝わってしまいます。
高いプライバシーを確保したいお風呂場では、こうした中の様子を遮断する工夫が必須といえるでしょう。
侵入防止対策になる
お風呂場の窓の目隠しとして、外側に面格子やルーバーを取り付けると、侵入防止対策の効果も期待できます。お風呂場は人通りがない場所に設置することが一般的であり、侵入経路として狙われやすい箇所です。
そのため、目隠しとして設置する面格子やルーバーの目隠しが外からの侵入を防止し、安全面を高めてくれます。またブラインドやカーテン、シートを取り付けるだけでも中の様子が伺いにくくなり、侵入の可能性を下げられるでしょう。
人目を気にせず換気をすることができる
お風呂場の窓への目隠しは、防犯面を高めることで、換気も気軽に行いやすくなります。お風呂場はカビが発生しやすい場所であり、窓を開けて換気を行いたいと感じる方は少なくありません。
目隠しすることで防犯性が向上し、さらに人目を気にすることなく換気できるようになります。在宅している間はできるだけ浴室の換気を行いたいという方は、とくに大きなメリットを感じられるでしょう。
お風呂場の窓の目隠しをするおすすめの方法11選
お風呂場の窓に目隠しを設置する方法は多種多様にあり、メリット・デメリットも異なります。自宅にあるお風呂場の窓の形状や目的によって、各々の目隠し方法を検討しましょう。ここでは、お風呂場の窓へ設置するおすすめの目隠し方法をご紹介します。
まずは以下の目隠し方法一覧から、それぞれのメリット・デメリットをご確認ください。
目隠し方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ブラインド | ・高いプライバシー性を確保
・採光と通気性の調整が簡単 |
・初期費用がやや高額
・清掃に手間がかかる場合あり |
面格子 | ・多様なデザイン選択が可能
・セキュリティ面が優れている ・耐久性のある素材が選べる |
・窓の外側からの清掃が困難
・視覚的に重々しく感じる可能性がある ・非常時に脱出できない |
可動ルーバー | ・雨戸の役割にもなる
・採光や換気が可能 |
・設置コストが比較的高い
・清掃に手間がかかる場合あり |
フェンス(窓外側) | ・より高いプライバシー保護を確保できる
・不法侵入の抑止力が高い |
・採光と通気性をシャットアウトしてしまう |
フェンス(敷地内) | ・窓のメンテナンスが簡単
・外観デザインの選択肢が豊富 |
・十分な設置スペースが必須 |
カーテン | ・DIY設置が可能
・設置コストが安価 ・お風呂場の雰囲気を手軽に変更可能 |
・湿気対策が必須
・頻繁に洗う必要がある |
目隠しシート | ・設置コストが安価
・豊富なデザイン |
・大型窓への対応はむずかしい
・はがしたあとに跡が残る可能性 |
すだれ | ・設置コストが最小限で済む
・和風テイストに演出できる |
・頻繁に取り換える必要あり
・現代的な建築住宅とはデザインが合わないことも |
ロールスクリーン | ・耐湿性に優れた製品が多い
・豊富な色柄のなかから選べる |
・換気効率が低下する可能性 |
プラスチックダンボール内窓 | ・自作でコストを抑えられる
・保温効果が期待できる |
・窓との間に結露ができやすい |
窓のリフォーム(小型化) | ・断熱性能と静音性が向上
・浴室全体の改装と同時進行可能 |
・費用負担が大きい
・上層階の場合は追加費用発生 |
お風呂場にブラインドを設置する
リビングや寝室などに設置するブラインドは、浴室向けにも、さまざまなデザインがラインアップされています。横型ブラインドは上下からの視線をコントロールすることに優れ、採光や換気にも適しているアイテム。またデザインが豊富で、お風呂場をおしゃれな空間に仕上げられます。
- メリット
ルーバーを閉じ切ることで、外からの視線を完全にシャットアウトできます。また採光と通気性の調整が容易にでき、理想的な環境を作りやすいメリットがあります。
- デメリット
ブラインドは決して安価なものではなく、初期費用がやや高価になりがちです。また水平に並ぶルーバーの清掃に手間がかかる場合がありますが、浴室用のブラインドであればシャワーで洗い流すだけで済む商品もあります。
関連リンク:ブラインドで浴室の目隠しをしよう!メリットや選び方、おすすめ製品をご紹介!
窓の外側に面格子を設置する
面格子とは、窓の外側に取り付ける格子状の建材です。窓からの侵入を物理的に防ぐことで高い防犯性を発揮し、かつ外部からの視線を遮ります。素材は金属製が一般的で、さびにくく高い耐久性のものが人気です。
- メリット
格子の形状や素材が豊富で、外観を損なわないデザイン性があります。セキュリティ面にも優れ、アルミやステンレスなど耐久性のある素材でメンテナンスが手軽です。
- デメリット
窓の外側は砂ぼこりや雨などで汚れやすいため、格子にたまると掃除がしにくくなります。また金属製の格子は形状によって重々しい印象を与えたり、非常時の脱出を妨げたりする恐れがあります。
可動ルーバーを設置する
可動ルーバーは、窓の外側に水平に取り付けられた複数の細長い板を開閉することで、換気を行うアイテムです。完全に閉じ切ればブラインドのように視線をシャットアウトできます。
- メリット
可動ルーバーを開くと外側に傾斜ができるので、多少雨が降っていても雨戸の役割を果たし、浴室に入り込むことがありません。さらに、ブラインドのように採光や換気が容易に行えます。
- デメリット
設置コストが5万円ほどと比較的高く、初期費用がかかります。外側に設置すると雨風にさらされるため清掃が必須となり、さらにその形状からきれいにするために時間を要する可能性があるでしょう。
窓の外側にフェンスを設置する
窓の外側に直接フェンスを設置して、完全に視線を遮る方法もあります。物理的に外からも中からも視線の交差を無くせるうえ、侵入経路も防げるので高い防犯性を発揮します。ただし窓全てを覆ってしまうと、窓本来の役割も失ってしまうため、上部にわずかな隙間を設けて設置することも可能です。
- メリット
プライバシー保護と不法侵入の抑止力を高め、お風呂場の窓の不安要素を全て取りのぞけます。
- デメリット
窓全てを覆うと採光・通気性を失い、窓本来の役割を失うことに。そのため、上部や下部にわずかな隙間を設け、視線をシャットアウトしながら通気性を確保することがおすすめです。
外構のフェンスを高くする
お風呂場の窓がある部分だけ外構のフェンスを高くすることで、外からの視線を効果的に遮ることができます。また敷地全体をこの高さで囲えば、自然とお風呂場の窓も目隠しされる形となり、浴室の場所を察知される可能性も低くなります。この方法なら採光や換気を妨げることなく目隠しできるので、敷地スペースに余裕がある方にとって理想的なアイデアといえるでしょう。
- メリット
外構で目隠しを行うため、窓の通常の掃除方法でメンテナンスが可能です。また外構のエクステリアの種類は数多く、家の雰囲気に合わせて選べる点も魅力の1つ。自然な形で目隠しが実現できます。
- デメリット
外構は、意外に費用がかさみ、フェンスの種類にこだわればこだわるほど初期投資が必要です。また設置には十分な敷地スペースが必要なので、隣家と近い場合はトラブルにならないよう十分に配慮しましょう。
お風呂場用のカーテンを取り付ける
浴室用のブラインドがあるように、カーテンにも専用のタイプがあります。カーテンはつっぱり棒を利用して手軽に設置できるので、とりあえず目隠ししたい、という場合にも便利な方法です。お風呂場の窓の目隠しを検討中の場合にも、急ぎで取り付けられます。
- メリット
業者の手を借りることなく、DIYで設置できる点が大きな魅力です。またカーテンとつっぱり棒を準備するだけなので、低コストで設置でき、お風呂場の雰囲気を手軽に変えられます。
- デメリット
浴室用の防水性能が高いカーテンであっても、お風呂場のような湿気の高い環境では、カビがすぐに発生してしまいます。そのため、カーテンを頻繁に洗うなどして衛生面に気を遣う必要があります。
窓に貼り付ける目隠しフィルムを貼る
窓に目隠し用フィルムを貼り付ける方法で、ホームセンターなど身近なショップでも入手可能です。目隠し用フィルムは粘着式タイプが一般的ですが、浴室用であれば水の表面張力を利用して接着できるタイプもあります。
- メリット
お風呂場の窓面積にもよりますが、数千円程度でおさまることがほとんどです。コストパフォーマンスに優れ、豊富なデザインで窓を彩れます。
- デメリット
面積の広い窓に、自分でしわや気泡なく貼り付けるのは難しい作業といえます。粘着タイプは、はがした後に、のりが窓に残ることもあるので、水で接着できるタイプを選ぶとよいでしょう。
日除けなどに使われるすだれを設置する
すだれもホームセンターなど、身近な場所で入手できる目隠しアイテムです。基本的には日除けアイテムとして販売されていますが、2枚重ねることで通気性のよい目隠しとしても使用できます。1枚では透けることがあるので、商品を実際に確認しつつ、2枚を基本に設置しましょう。
- メリット
すだれは1,000円以下で設置でき、最も安価に済ませられる方法です。また和のテイストが強いので、和風デザインにしっくりとなじみます。
- デメリット
安価に済む分、劣化が早いアイテムでもあるので、頻繁に取り換える必要があります。長期的な使用には向かないため、一時的な方法として考えるとよいでしょう。また、洋風の現代的な住宅には、デザインがマッチしない点もデメリットといえます。
お風呂の内側にロールスクリーン設置する
リビング窓に設置するロールスクリーンも、お風呂場に設置することが可能です。一般的なロールスクリーンではなく、各メーカーから浴室用がラインアップされているので、専用のものを使用してください。ロールスクリーンの設置は、インテリア性をお風呂場に持たせられるので、おしゃれな雰囲気を演出できます。
- メリット
浴室用のロールスクリーンは耐湿性に優れ、カビの発生を抑えるタイプや抗菌加工により、繊維上の菌の増殖を抑制するタイプがそろっています。なによりカラー展開が豊富で、お風呂場をお部屋のようにお気に入り空間にできる点も大きな魅力です。
- デメリット
窓まわりアイテムのなかでは通気性が悪く、換気には向いていません。窓を採光ではなく換気目的で設置した方は、ロールスクリーンの通気性の悪さに大きなマイナス点を感じてしまうでしょう。
プラスチック段ボールで内窓を作る
プラスチック段ボールを活用して、DIYで内窓を製作する方法です。他にも角材が必要となりますが、総製作費は業者に頼むよりも、圧倒的に安く済みます。作り方の一例は以下をご参照ください。
- プラスチック段ボールを窓サイズに合わせてカットする
- プラスチック段ボールの寸法に合わせて、木枠を角材で作る
- 木枠にプラスチック段ボールをはめこみ、接着剤で固定する
- 木枠周囲に隙間テープを貼り、窓にはめ込んで完了
- メリット
プラスチック段ボール、角材、接着剤、隙間テープの材料があれば内窓をDIYで作れ、コストを抑えられます。内窓は目隠し効果だけでなく、保温効果にも優れているので冬場にもそのメリットを感じられるでしょう。
- デメリット
内窓を設置すると保温効果が発揮される分、窓との間に結露ができやすくなります。結露はカビの発生原因になるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。
窓をリフォームで小さくする
お風呂場の窓を小さくして、外から見える面積を狭くするのも一案です。リフォームになるのでDIYでは対応できませんが、小窓にすることでさまざまなメリットが得られるので、浴室のリフォームを考えている方はぜひ窓サイズについても検討してみてください。
- メリット
小窓になると外から中の様子が確認しづらくなるほか、窓からの影響も小さくなり、保温・防音性の向上が図れます。また、隣家との窓位置が重なる場合は、高さなどを変えることもおすすめです。
- デメリット
業者が介入するリフォーム工事のため、多大な費用・時間が予想されます。相場として10~50万円程度を見ておきましょう。お風呂場が2階にある場合、さらに追加費用がかかることもあります。
自分に合ったお風呂場の窓を目隠しする方法を選ぼう!
お風呂場の窓を目隠しするにはさまざまな方法があり、自宅に適したものを選ぶことが最も重要です。まずはなぜ目隠しをしたいのか、その目的から適切な方法を選択しましょう。
目隠しの目的 | 目隠し方法 |
---|---|
外からの視線を遮りたい | ブラインド、可動ルーバー、フェンス、目隠しシート |
防犯性をアップさせたい | 面格子、フェンス、可動ルーバー、窓の小型化 |
設置コストを抑えたい | カーテン、目隠しシート、すだれ |
敷地スペースに余裕がない | ブラインド、面格子、可動ルーバー、カーテン、目隠しシート、ロールスクリーン、プラスチック段ボールの内窓 |
予算に合わせてお風呂場の窓の目隠しをDIYで作成も可能!
設計時にお風呂場の窓の目隠し対策をしていなくても、あとからDIYで設置することは可能です。プラスチック段ボールを使用した内窓は、DIY初心者にとって難しく感じるかもしれませんが、つっぱり棒を活用したカーテンやブラインド、ロールスクリーンは手軽に設置できます。
設置費用が気になる場合は、目隠しシートやすだれをホームセンターで購入し、コストを抑えられる方法で目隠しを行いましょう。
お風呂場の窓の目隠しアイテムはどこで購入できる?
お風呂場の窓の目隠しアイテムは、オンラインはもちろんのこと、ホームセンターや100円均一、カーテン販売店など身近なショップでそろえられます。ブラインド、ロールスクリーンといった窓まわりアイテムのサイズ選びに不安があれば、カーテン販売店のスタッフに直接相談すると窓にあったぴったりのサイズのものを取り付けられます。
近くに販売店がない場合は、つっぱり棒タイプのものを選ぶと厳密にサイズを測る必要がありません。横幅はおおよそのサイズが把握できていれば取り付けられます。
カーテンをお探しならトーソー
お風呂場の窓に設置するブラインド・ロールカーテンは高い防水性を備えた素材ではない場合、カビが生えやすかったり、手入れが大変などのさまざまな問題が起こりやすくなります。さらに、取り付けの難しさも課題の1つです。
トーソーでは防水性の高い浴室用のブラインドやロールカーテンを取りそろえており、ビスを使わずに設置できるテンションバーを採用しています。そのため、誰でも簡単に設置・取り外しができるようになっています。
またトーソーの浴室用ブラインド・ロールスクリーンには、以下の特徴があります。
- 浴室用ブラインド:耐水性に優れた部品、ルーバーを使用しサビやカビなどの抑制を軽減
- 浴室用ロールスクリーン:耐水性に加え抗菌により繊維上の菌の増殖を抑制し、外から透けにくいスクリーンを採用
双方ともカラー展開が豊富なので、お気に入りの目隠しアイテムを見つけやすく、お風呂場の雰囲気に合わせた選択が可能です。
トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓まわり製品の総合メーカー
https://www.toso.co.jp/
まとめ
お風呂場の窓の目隠しは、防犯性とプライバシー保護を同時に高められる便利なアイテムです。目隠し方法は豊富にあり、それぞれにかかる費用やメリット・デメリットを把握したうえで適切な選択をする必要があります。お風呂の場所によっては必須アイテムともいえるので、設置を検討している方はぜひ積極的に取り入れてみてください。
トーソーでは、つっぱりタイプの浴室用ブラインド・ロールスクリーンをご用意しております。お風呂場に穴を開けることなく設置できるので、取り付け費用がかかりません。手軽にできる設置方法の1つとして、ぜひチェックしてみてください。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。
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