シンプリストとは?ミニマリストとの違いや部屋の作り方のコツについて解説!

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シンプリストについて知る

 

「シンプリスト」は、「シンプルさを追求する人」「単純化を好む人」という意味です。和製英語ではありますが、直訳するとその意味が少し見えてくるでしょう。

 

ここでは、シンプリストとはなにかについてご紹介します。

 

シンプリストとは?

シンプリストは「simple(シンプル)+ist(~する人)」から構成されています。このうち「simple(シンプル)」は「単純な、飾り気のない、わかりやすい」という意味を持ち、文脈によっては「素直な、純粋な」を表すことも。

 

シンプリストは、飾り気がなく素朴な環境を整え、自分にとって必要なものを選択しながら暮らす人のことを指します。ものを減らせばシンプリストになれるわけではなく、暮らしや考えに簡素化を図り、不要な複雑さをなくすことがポイントです。

 

シンプリストとミニマリストの違い

シンプリストに並ぶ言葉として、「ミニマリスト」があります。この2つは似ているようで、実は本質が異なるもの。判断基準をそれぞれ見てみましょう。

観点 シンプリスト ミニマリスト
ものへの考え方
  • 価値あるものを大切にする
  • 数よりも快適さを重視
  • 最小限の所有を目指す
  • 不要なものを積極的になくす
ものを選ぶ基準
  • 個人の好みを優先
  • 必需品以外も柔軟に取り入れる
  • 必要性を最重視
  • 不可欠なもののみを保有
生活スタイル
  • 調和のとれた暮らしを追求
  • 適度な装飾を楽しむ
  • 徹底的に無駄をなくす
  • ものの所有を減らすことに重点を置く
追求する目標
  • 心地よさと豊かさの両立
  • シンプルな思考と生活
  • 物質的執着からの解放
  • 精神的な充実を重視

 

シンプリストは生活をシンプルにすることで快適さや効率を重視し、ものや暮らしについて考えます。一方で、ミニマリストは所有物の量を最小限に留めることに重点を置き、物質的な執着から解放されることを目指します。

 

「シンプリストはものを減らすこと」と考えると、自分が心地よく暮らすために必要なものまで手放してしまう可能性があるため、2つの違いを区別しておきましょう。

 

シンプリストに重要な5つの考え方

 

物事を単純明快に考えることが得意なシンプリストは、自分の内面をよく理解し、毎日を豊かに暮らすことを大切にしています。シンプリストの特徴を表す考え方について、1つずつ見ていきましょう。

 

自分が好きな物を大事にする

シンプリストは単にものを減らすことに重点を置かず、自分の心に響く品々を慈しみ、長く愛用することを大切にします。自分の好みや価値観に合うものを選び抜くことで、不要なものが自然と減り、結果的にすっきりとした空間を生み出せることが特徴です。

まずは自分の好きなものはなにかについて深く理解し、本当に心惹かれるものだけを選べるように、心の目を養うことから始めましょう。

 

思い出や人のつながりも大事にする

大切な思い出や人間関係は、自分の人生に深い意味をもたせ、精神的な豊かさを生み出す大切な要素です。過去の思い出を振り返ることで、自分の価値観や人生の方向性を明確にするきっかけにもなります。

 

さらに周囲の人々との絆を大切にして感謝の気持ちを表現すると、よりよい人間関係を築けるでしょう。心のなかの思い出に目を向け、側にいてくれる人へ感謝を示すことにより、内面も満たされるようになります。

 

ひとりで過ごす時間を持つ

情報が煩雑化している現代においては、とくに重要となる「ひとりで過ごす時間」。この時間では、静かに自分の内面と対話して、心の整理整頓を行います。ポイントは自分に合った方法を取り入れること。

 

読書・音楽鑑賞・瞑想・ヨガなど、自分なりのリラックス方法を見つけて、定期的に実践しましょう。ほかの人の意見に左右されず、自分の声に耳を傾けることで脳内をすっきりと整理でき、シンプルな考え方を確立できるようになります。

 

色や形などに統一感を持たせる

シンプリストが作る部屋は、調和のとれた美しさが特徴です。自分の好きなものを選び、そのなかでも色や形、スタイルに統一感を持たせると、部屋に落ち着きが生まれます。

 

「統一感」が重要な点はどのようなインテリアスタイルにも共通していますが、とくにシンプリストの空間作りでは重要な要素といえるでしょう。色のトーンや形を揃えると煩雑な印象がなくなり、心理的にも落ち着いた雰囲気を生み出せます。

 

自身を見つめなおす時間を持つ

シンプリストは波風が立たず、静かな湖面のように穏やかな心を保てるよう、定期的に自身を振り返る時間を大切にしています。「今自分がなにを感じているか」「どのようなモノ・コトに心が響くか」「自分の価値観をどこに置いているか」など、普段の喧騒のなかではゆっくり考えられないようなことを中心に振り返ることで、自分への理解を深められるでしょう。

 

結果的に余分なものや関係性を自然と手放し、本質的に重要なもののみを残す生活を実現しやすくなります。

 

シンプリストの部屋の作り方とは?

 

シンプリストの考えは、部屋の作り方でも表せます。「心地よい暮らし」を基盤として、まずは自分の持ち物を見直すことから始めましょう。手元にあるものが本当に必要か、自分の心に響くかを吟味し、不要だと感じたものは「いつか使うかも」という思考を封じ、思い切って手放してください。

 

とくに服については、着用しなさそうと思ったら処分することが大切です。服を多く所有する女性は、当時のトレンドを反映したデザインや窮屈なサイズ感のものは積極的に手放して、心も空間もすっきりとしましょう。

 

断捨離を終えたら、次は収納方法を考えます。機能性・デザイン性を兼ね備えた収納家具や雑貨を選び、まとまりのある空間を作り出しましょう。普段の掃除や整理を簡単にする収納を意識することがポイントです。ものの定位置を決めたり出し入れをシンプルにしたりするなど、工夫を講じることで常にすっきりとした空間を維持しやすくなります。

 

シンプリストに必要な最低限の家具とアイテムの選び方とは?

シンプリストにとって必要なものは、それぞれの価値観で異なります。しかし、生活をするうえでないと困る家具やアイテムは存在するため、それぞれの選び方を見ていきましょう。

 

シンプリストの家具の選び方

シンプリストの住空間作りは、各家具の存在について深く考え、生活の質を高めるものを選択することがポイントです。例えば、多機能な家具を取り入れれば空間を無駄使いすることなく有効活用できます。

 

また家具の色や素材の統一感にも目を向けましょう。天然素材を好む方は、木・竹などのアイテムで統一し、温かみのある空間の創出がおすすめです。モダン空間を求める方は、スチールやガラスなどで洗練された印象を意識してみてください。

 

シンプリストのアイテムの選び方

シンプリストのアイテム選びは、「少ないけれど質の良いもの」を基本とします。キッチン用品であれば、耐久性があり、蒸す・炒める・揚げる・焼くなど1つの鍋で多くの作業がこなせるアイテムが便利です。包丁も多く揃えず、高品質な万能包丁を使用することで愛着が湧き、長く愛用できるでしょう。

 

また心地のよい空間作りには照明も重要な要素。調光機能付きのものを選んで、時間帯や気分に合わせて変化をつけられるようにすると、いつもとは違う雰囲気が演出できます。

 

機能性と質の高さ、美しさを兼ね備えたアイテムを厳選することで、シンプルでありながら豊かな生活空間を楽しめるでしょう。

 

シンプリストが断捨離したが、やはり必要だと感じたもの4選

実際にシンプリストが断捨離をした結果、やはり生活をするうえで必要だったと感じたものを4つご紹介します。

 

  • ソファー
  • テレビ
  • 掛け時計

 

各アイテムのどのようなところに必要性を感じたのか、1つずつ見ていきましょう。

 

ソファー

 

ソファーは、部屋の大きな面積を占める大型家具です。ミニマリストであれば、購入に至ることはないでしょう。見た目が大きな分、ないとすっきりすることは間違いありません。

 

しかしシンプリストはどうでしょうか。長時間の在宅ワークや家族・友人との時間を過ごす際、ソファーの必要性に気づいて購入を再考する方も少なくありません。心地よく過ごす時間を重視するなら、手元に置いておくほうがよいでしょう。現在はベッドソファーや収納付きソファーなど、多機能タイプがラインアップされています。

 

快適性と実用性のバランスを見極め、ソファーが必要かどうかを考えてみましょう。

 

 

良質な睡眠は一日を健康に、穏やかに過ごすために欠かせません。シンプルな生活を追求する過程で枕を不要と判断する方もいますが、長年使用せずにいると首に不調が見つかる場合もあります。

 

しかし合わない枕を使うと身体に負担がかかるため、高さ調整が可能な枕やプロのアドバイスが受けられる専門ショップでの購入を検討してください。自分に合った枕は深い眠りへ誘い、シンプルな生活を支える重要な要素だといえるでしょう。

 

テレビ

 

多くの情報を提供するテレビに疲れたり、小さな子どもがいると落下の危険性を感じたりして撤去する方も少なくありません。しかし実際に撤去すると、情報を網羅的に伝える報道番組や教育に特化した教育番組など、テレビには独自の価値があることに気づく方も。

 

大きな画面で家族そろってゲームすることも、円滑なコミュニケーションを促します。テレビを適切に活用すれば、生活をシンプルに保ちながら豊かな情報を得ることが可能です。

 

掛け時計

 

スマートフォンの普及により、「時間はいつでも確認できるもの」と認識して掛け時計を外すと、確かに壁面はすっきりした印象に。しかし実際には、スマートフォンは自宅のなかで常に持ち歩くものではありません。ふと時間を確認したいときに、掛け時計があるとスマートフォンを探すストレスがなくなり、行動が簡素化されます。

 

掛け時計のデザインにこだわると、時間を確認するアイテム以上の価値を見いだし、お気に入りとして長く愛用できるでしょう。

 

シンプリストに合った窓まわりアイテムを見つけるならトーソー

シンプリストが好むすっきりとした空間は、壁面の大きな部分を占める窓辺をシンプルに見せることも重要です。トーソーで提供するロールスクリーンやブラインド、バーチカルブラインドなどの窓まわりアイテムは、シンプリストの理想に寄り添う窓辺を実現できるでしょう。

 

なかには、遮熱や遮光の機能を持った窓まわりアイテムもあります。住空間を快適に、心地よくできるトーソー製品をぜひチェックしてみてください。

 

トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓まわり製品の総合メーカー

 

まとめ

シンプリストのライフスタイルは単にものを減らすことではなく、内面的な豊かさを追求する考え方にあります。自分にとって価値のあるものを見極め、心地よい空間を作ることを大前提に、多くのことを判断しています。

 

シンプリストの部屋作りでは、機能性とデザイン性のバランスを考え、個性を反映させることがポイントです。シンプリストの考え方を取り入れて、より充実した日々を過ごしましょう。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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