狭い部屋を広く見せるレイアウト術!おしゃれで機能的な空間演出のポイント

コーディネート

狭い部屋を広く見せるレイアウトのポイント

「一人暮らしで狭い部屋になった」「物が多くて圧迫感がある」といった悩みは、レイアウトの工夫で解決できます。ここでは、狭い部屋を広く見せるための具体的なレイアウトのポイントを8つご紹介します。

 

  • テーマを決め部屋に統一感を持たせる
  • 背の低い家具を選び圧迫感を軽減させる
  • 家具やインテリアは余白を残して配置する
  • 部屋の片隅にくつろげるスペースを作る
  • 壁面収納を活用する
  • 多機能家具・多機能収納を上手く活用する
  • 鏡やガラスを効果的に配置する
  • 生活動線を意識して家具を配置する

 

テーマを決め部屋に統一感を持たせる

狭い部屋ほど色やデザインが異なる家具を置くと、視線が散らばり雑然とした印象を与えてしまいます。部屋を広く見せるには、まず「テーマ」を決めて、統一感を出すのがポイントです。

 

たとえば、「北欧風」「ナチュラル」「インダストリアル」など、好きなスタイルを1つ決めれば、そのテーマに合わせて家具の色や素材、トーンが自然と揃います。アクセントカラーは小物で抑え、まとまりのあるおしゃれな空間を目指しましょう。

 

関連記事:理想のインテリア空間づくりはカラーが決め手!色選びや組み合わせ方のポイントを解説

背の低い家具を選び圧迫感を軽減させる

狭い部屋に背の高い家具を置くと、視界を遮り強い圧迫感を生み出します。そのため、部屋を広く見せるには、背の低い家具を選びましょう。

 

全体を背の低い家具で統一すると、空間に奥行きが生まれ、部屋全体が広く感じられます。家具は腰の高さ ほどに抑えるのがおすすめです。また、脚付きの家具を選び、床面を少し見せることも軽やかな印象で広がりを感じられます。

家具やインテリアは余白を残して配置する

狭い部屋には、つい家具を壁沿いに詰めて配置してしまいますが、びっしりと並んでいると狭く見える原因の1つに。家具同士の間や部屋の中央部などに余白を残すと抜け感が生まれ、部屋を広く見せることができます。

 

特に部屋の入り口から窓に向かって視線が通るように配置すれば、奥行きが強調されるでしょう。

部屋の片隅にくつろげるスペースを作る

狭い部屋のなかに、作業スペースや収納スペース、食事スペースなどを詰め込むよりも、片隅に自分だけの「くつろげるスペース」を作ってみてください。空間にメリハリが生まれ、ほっと落ち着ける場所で心に余裕を感じられるでしょう。

 

片隅は、窓際や部屋の角などデッドスペースがおすすめ。小さめのラグを敷いて、1人がけチェアやパウダービーズの小さなクッション、さらに照明もプラスすれば、特別なくつろぎの場所が作れます。

壁面収納を活用する

床に物が置いてあると「物が多い」印象を与え、部屋が狭く見えてしまいます。しかし棚や収納ケースはもういっぱいという場合は、壁面を活用する方法があります。

 

床のスペースを取らずに収納量を確保できるため、狭い部屋にもおすすめの収納方法です。DIYの棚やフック、ウォールシェルフなどを活用すれば壁の高い位置まで収納として使えます。ただし、壁一面をすべて収納で埋めると圧迫感が出てしまうため、余白を大切に、適度に活用しましょう。

多機能家具・多機能収納を上手く活用する

最低限の家具で狭い部屋を機能的にするには、多機能家具や多機能収納が欠かせません。1つの家具が複数の役割を果たすため、省スペース化につながります。

 

多機能家具・多機能収納は、たとえば次のような家具があります。

 

  • ソファベッド:普段はソファ、就寝時はベッド
  • 伸縮式テーブル:来客時だけ広げられる
  • 収納付きベンチ:「座る・物を置く・収納」の3役を兼ねる

 

用途に合わせて使い方を変えられる家具は、生活スタイルの変化にも柔軟に対応できます。

鏡やガラスを効果的に配置する

視覚的な錯覚を利用して部屋を広く見せるには、鏡やガラスを上手に使いましょう。鏡は空間の景色を映すことで奥行きをプラスする効果があります。

 

また、ガラス天板のテーブルやアクリル素材のチェアなどは視界を遮らないため、家具の存在感を軽減し、空間の抜け感を生み出します。ただし鏡やガラスなどを複数配置すると、反射が気になり落ち着かない部屋になる可能性があるため、多用し過ぎないように気を付けましょう。

生活動線を意識して家具を配置する

どんなに広く見えても、スムーズに動けない生活動線はストレスがたまってしまいます。家具の配置では動線を最優先に考えることが大切です。動線は人が一人通れる幅が望ましいとされています。

 

特に玄関から窓、ソファ、キッチンなどよく使う動線上に家具がはみ出さないように配置します。まずは通路の幅を確保し、その周囲に家具を収めていく手順で考えると、スムーズに進められるでしょう。

【広さ別】狭い部屋を広く見せるレイアウト例

狭い部屋というと3畳から6畳程度で、広さに応じて配置できる家具や実現可能なレイアウトは異なります。

 

ここでは限られた広さの部屋で快適に過ごすための具体的なレイアウト例を広さ別にご紹介します。

【3畳】狭い部屋のレイアウト例

3畳はベッドと最低限の家具を置くのが限界で、非常にコンパクトなスペースです。壁際に家具を寄せ、部屋の中央の動線の確保を最優先にします。ベッドを置く場合は、ロフトベッドなどを使いベッド下の空間をデスクや収納スペースとして活用しましょう。

 

また壁面収納で床に物を置かない工夫をすることも大切です。「見せる収納」で余白を大切にしつつ、空間全体を利用して圧迫感のない開放感を演出しましょう。

【4畳半】狭い部屋のレイアウト例

4畳半はベッドとデスク、収納を配置できるものの、家具の大きさや配置には工夫が必要です。部屋の対角線上に視線が通るように家具を配置すると奥行きを感じやすくなります。一日の大半を過ごすベッドを窓際に配置し、その反対側にソファやデスクを配置すれば、空間を効率的に分けられるでしょう。

 

テーブルは収納付きのローテーブルを設置し、視界の抜け感も確保すれば空間を視覚的に広く見せられます。

【5畳】狭い部屋のレイアウト例

5畳は家具のバリエーションが増え、一人暮らしであればソファとベッドを置けるようになるなど、居住空間としての自由度が少し上がります。より空間を有効活用するには、ソファベッドを導入し、日中はリビング、夜は寝室としてメリハリをつけるのもおすすめ。

 

他にも、背の低いシェルフやチェストで生活空間と寝室空間を緩やかに分ける方法もあります。夕方から夜にかけては、照明を複数使って明かりを重ね、陰影をつけることで部屋に奥行きが生まれたり、全体をリラックス空間にしたりできます。

【6畳】狭い部屋のレイアウト例

6畳は一人暮らしでは標準的な広さで、基本的な家具を配置しやすく、「広く見せる」工夫次第でゆとりのある空間を作れます。たとえば、シングルベッドは壁に沿って奥に配置し、部屋の手前に広い空間を作ったり、コンパクトソファを窓際など明るい場所に配置したりして、リビングと寝室を区切る配置が可能です。

 

家具の色や素材を統一することでおしゃれに見せることもでき、好きなインテリアスタイルを実現しやすいでしょう。また、カーペットやラグでゾーニングをはっきりさせると配置のバリエーションが広がります。

 

関連記事:【6畳レイアウト】一人暮らしを快適に暮らしやすくする部屋作りのコツ

【テーマ別】狭い部屋をおしゃれに演出するレイアウト例

狭い部屋のレイアウトは、ライフスタイルや同居人数によって求める機能なども変わってきます。

「広く見せる」「快適に暮らす」ことを両立させるための具体的なテーマ別レイアウトを解説します。

【一人暮らし】レイアウト例①

男性の一人暮らしは簡素な部屋になりがちですが、ぜひスタイリッシュなインテリアでまとめていきましょう。ベースには白やグレーを選び、家具をダークブラウンや黒で揃えることで輪郭が際立ち空間が引き締まります。

 

家具の高さはロータイプを並べ、金属製のオープンシェルフでクールさをプラス。さらに間接照明でムードのある雰囲気を演出すれば、生活感を抑えた機能的な空間に仕上がります。

【一人暮らし】レイアウト例②

女性の一人暮らしの部屋は、白や淡い木目、パステルカラーを基調としたナチュラルスタイルが人気です。部屋を広く見せられる上、清潔感のある部屋になります。

 

たとえば、家具やカーテンを白、ベージュ、薄いグレーなどの明るい色で統一し、膨張色効果で部屋を広く見せます。布製の柔らかな素材のソファや、丸みのあるデザインの家具を選ぶと優しい印象を与えられるでしょう。

 

また、天然素材のバスケットやリネンなどの小物を取り入れると、生活感を隠しつつおしゃれで居心地の良い雰囲気を演出できます。

【二人暮らし】レイアウト例①

ワンルームや1LDKで二人暮らしをする場合、お互いのプライベートを尊重するゾーニングが大切です。広く見せるために家具の高さは揃えつつ、背の低いパーテーションやオープンシェルフで部屋を区切れます。

 

LDKであればダイニングテーブルやソファでリビングとダイニングを分け、それぞれに独立したスペースを作ります。2人分の物が多い状態に対応するには、共有スペースに大型の壁面収納を、個人スペースには収納ボックスを設けるなど、収納場所をはっきりと分けることも意識しましょう。

【二人暮らし】レイアウト例②

共有空間を優先したレイアウトでは、大型家具を壁際に集め、部屋の中央に広い空間を確保しましょう。二人暮らしでも空間をおしゃれに、広く見せるには家具を最小限に抑えることが大切です。

 

収納には2人で座れる多機能なベンチ収納などを活用し、それぞれの小物をすっきりと片付ければ物がおおい印象を避けられます。またクローゼットを最大限活用するために、上部だけでなく下部にスラックスハンガーやスタッキングケースなどを取り入れ、衣類や小物類を収納しましょう。

【家族】レイアウト例①

小さな子どもがいる家庭ではリビングを遊び場として確保し、安全性の高さを意識したレイアウトが欠かせません。リビングの中央に物を置かず、広いプレイマットやラグを敷いて安全な空間を作ることが重要です。

 

家具は基本的に角が丸いものや壁に固定できるタイプで揃え、背の高い家具は避けます。収納面では、おもちゃや日用品は子どもでも片付けやすいオープンな収納ボックスを活用し、使わないときはクローゼットなどに一時的に隠す方法もおすすめです。

【家族】レイアウト例②

ダイニングスペースを普段から活用するレイアウトは、リビングを広く使えるため家族向けにも適しています。部屋の角や窓際など、動線をふさがない場所に伸長式テーブルを配置し、学習・作業スペースとしても活用できる機能的なダイニングを作り上げます。

 

ダイニングとリビングの間には、背の低いカウンター収納などを置いて仕切るとそれぞれの時間を大切にできる空間も可能です。テーブルの上には雑貨などを飾らないようにし、家族が常に多目的に使用できる状態を保ちましょう。

【在宅ワーク】レイアウト例①

在宅ワークでは、オンとオフの切り替えを重視し、ワークスペースとプライベートスペースを分けたレイアウトで集中できる環境ができあがります。デスクは部屋の奥まった場所や、壁に面した集中できる位置に配置することがポイントです。

 

空間を仕切るには、シェルフやグリーンで緩く区切る方法、ロールスクリーンやカーテンでしっかりと仕切る方法があります。オンラインミーティングが多い場合は、ロールスクリーンで周囲の視線を遮るのもおすすめです。また快適に仕事を進めるため、手元にはデスクライトを置いて集中力を高めましょう。

【在宅ワーク】レイアウト例②

デスクを置くスペースが確保できない場合は、多機能家具やロフトベッドを最大限に活用し、省スペースで環境を整えましょう。ベッド下の空間をデスクスペースとして利用すれば、面積を取らずに仕事場を確保できます。

 

収納が必要な場合は、穴を開けない突っ張り式シェルフなどを活用すれば賃貸でも壁面収納が可能です。パソコン周りや充電類の配線は、デスク裏や壁面に沿ってまとめて隠すことで物が多い雑多な印象を避けられます。

 

関連記事:部屋レイアウトの基礎知識!おしゃれに見せる家具配置のコツ

狭い部屋におすすめの窓まわりアイテム

窓まわりのアイテムは、空間全体の印象を大きく左右する要素のひとつです。特に狭い部屋では、選ぶ色や素材によって圧迫感が生じ、広く見せるための工夫が損なわれることがあります。

 

ここでは、圧迫感を軽減し、空間を広くおしゃれに見せてくれる窓まわりアイテムをご紹介します。

アルミブラインド

アルミブラインドは、スラット(羽根)の角度を調整して光量を細かくコントロールできる窓まわりアイテム。視線のコントロールにも優れ、「視線カット+採光の調整」を行いながら換気も可能です。

 

横型のためほこりや汚れがたまりやすい特徴がありますが、掃除もしやすく水まわりにも使えるため、キッチン付近の小窓にも適しています。

 

▼広く見せる効果

  • スラットを閉じれば窓まわりをすっきり見せられる

 

アルミブラインドの詳細はこちら

バーチカルブラインド

縦型ブラインドとも呼ばれるバーチカルブラインドは、縦長の視覚効果で天井が高く見える効果を発揮します。

 

開放感があり、スタイリッシュな雰囲気を演出できるため、多くのインテリアスタイルに馴染むのもバーチカルブラインドの特徴。開閉もスムーズで、特にベランダなど出入りが多い掃き出し窓への設置がおすすめです。

 

▼広く見せる効果

  • 縦長のラインで視線を上から下へと誘導し、空間を広く見せられる
  • カーテンのようにドレープがなく、すっきりとした窓辺を実現できる

 

バーチカルブラインドの詳細はこちら

ロールスクリーン

1枚の布を巻き上げて収納するロールスクリーンは、窓まわりをシンプルにすっきりと見せるアイテムです。生地を巻き上げれば、窓まわりが完全に開放され、窓からの景色を楽しめます。

 

色や柄のバリエーションが豊富で、部屋のテーマに合わせたり機能性を重視したりと、柔軟性の高さが魅力です。

 

▼広く見せる効果

  • 壁と同色であればシームレスな窓まわりが完成する
  • 圧迫感を軽減できる

 

ロールスクリーンの詳細はこちら

プリーツスクリーン

プリーツスクリーンは、シェードを畳んだ時の立体的なプリーツが特徴のアイテムです。和紙のような素材感のものもあり、和室や和モダンな雰囲気の部屋を際立たせます。

 

上下で生地の色や厚さを変えるツインタイプは、昼間は採光レース、夜は遮光生地と使い分けができ、機能性とデザイン性を両立できます。

 

▼広く見せる効果

  • 上下に操作するため、横方向のスペースを取らず、すっきりと収まる
  • プリーツが作る陰影が、部屋に奥行きを与える

 

プリーツスクリーンの詳細はこちら

ランドリーバー

ランドリーバーは、狭い部屋にランドリースペースがほしい方にとって便利なアイテムです。洗濯物を一時的に掛けたり、観葉植物を吊るしたりするのに使えます。

 

シンプルでインテリアを損なわないデザインが多く、さまざまな用途に対応できるため、狭い部屋にうってつけのアイテムといえるでしょう。

 

▼広く見せる効果

  • デッドスペースを有効活用できる
  • カーテンを吊るして生活空間を隠し、すっきりとした印象を与えられる

 

ランドリーバーの詳細はこちら

 

関連記事:カーテンの色が部屋の印象に与える効果とは?カーテンの色の選び方についても解説

窓まわりのレイアウトアイテムを見つけるならトーソー

狭い部屋はレイアウトや家具の工夫で広く見せられます。しかし窓まわりアイテムに、狭く見える色を使うと圧迫感が増し、部屋全体の開放感を損ねることもあるでしょう。

 

空間を広く見せ、広く使うには、まず窓まわりアイテムに注目してみてください。カーテンレールに取り付けられるロールスクリーンやアルミブラインドなどを活用すれば、賃貸でも穴を開けずに取り付けられます。トーソーでは狭い空間に適したデザインと機能性を備えた製品も豊富に取り揃えています。

 

すっきりとした開放感のある窓まわりを実現したい方は、ぜひトーソー製品をチェックしてみてください。

まとめ

狭い部屋でも「背の低い家具を選ぶ」「壁面を活かす」「多機能家具を使う」といった工夫で、広々とした快適な空間を作り上げられます。特に窓まわりは、部屋の印象を左右する場所です。

 

この記事で紹介した具体的なレイアウト例や窓まわりアイテムを参考に、ライフスタイルに合った方法を見つけ、居心地の良い部屋づくりを始めてみましょう。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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