プレーンシェードとは?操作方法・取り付け場所など紹介
窓まわりのアイテム「プレーンシェード」とは?
プレーンシェードとは、ローマンシェードやシェードカーテンとも呼ばれる窓まわりアイテムの中で、一般的なスタイルの一つを指します。 ロールスクリーンのように上下に開閉するタイプで、お好みの位置で止めることも可能です。2つの大きな違いは開閉のスタイルにあり、巻き上げ式のロールスクリーンに対しプレーンシェードは上部の「メカ」によって、たくし上げるスタイルで開閉を行います。
外からの視線や強い日差しを遮ることが得意で、とくに上からの視線をカットしたい方に向いている窓まわりアイテムです。ヒダの陰影が美しく、やわらかい印象を与えるので、空間をエレガントにまとめ上げます。
カーテンのようにダブル付けができる
カーテン生地を使うプレーンシェードは、2枚の生地を組み合わせる「ダブル付け」ができ、窓まわりの印象と実用性のアップが図れます。
前幕(前側の生地)を透けない不透明生地、後幕(後ろ側の生地)をレース生地にすることで、視線を遮りながらもやわらかな採光をお部屋に届けることが可能です。レース生地が加わるだけで、窓まわりの印象もぐっと華やかになり、高いインテリア性を持たせられるのも魅力の1つといえます。
用途に合わせて3種類の操作方法がある
プレーンシェードは以下の3種類の操作方法があります。
- コード式
- ドラム式
- ループレス式
それぞれの操作方法の特徴を見ていきましょう。
コード式
コード式は1本のコードによって開閉を行う操作方法です。幕体(生地)を下げる場合は、操作コードを下に5cmほど引きます。幕体を上げるときは操作コードを引くとたくし上げられ、シンプルな操作方法で開閉が行えます。
途中で停止させたいときは、希望の位置で操作コードを少し下に引っ張ると止めることが可能です。コード式は幕体の重さが伝わりやすいため、小さな窓におすすめの操作方法といえます。
動画で確認:クリエティ コードツイン
ドラム式
ドラム式は基本1本のボールチェーンによって開閉を行う操作方法です。幕体(生地)を下げたい場合はチェーンを2cm程引くと、自動的に下がります。たくし上げたいときは
チェーンを下に引っ張ると幕体が上がる仕組みで、コード式よりも軽い力で行える点が特徴です。
トーソーでは、ダブル付けの場合も1本のボールチェーンで対応できます。
動画で確認:クリエティ ドラム ツインワンチェーン
ループレス式
トーソーでは、ループ状の操作コードがない「ループレス」タイプをご用意しております。片手で操作可能で、幕体を下げるときはグリップを少し下に引くと自動的に下がり、たくし上げるときは複数回グリップを引きます。
チェーンやコードのループ状がないことでお子さまの痛ましい事故を防げ、安心してお使いいただけます。
動画で確認:クリエティ ループレスツイン
プレーンシェードは天井付けと正面付けどちらがおすすめ?
プレーンシェードの設置方法には、天井付けと正面付けが選択できます。各取り付け方法のメリットや特徴は下表をご覧ください。
特徴 | 天井付け | 正面付け |
---|---|---|
取り付け位置 | 窓枠内 | 窓枠外の壁面 |
見た目 | すっきりとした印象 | 壁から突き出る |
光の漏れ方 | 隙間ができやすく、光漏れが気になることも | 大きめサイズで設置すれば軽減できる |
開けたときの状態 | メカと布だまりによって窓が少し隠れる | 取り付け位置の調整次第で、窓にかからないようにできる |
周囲への影響 | ほぼなし | 家具や建材にぶつかる可能性あり |
幕体サイズ | 窓枠内に収める必要あり | 窓より大きく作れる |
窓枠内に取り付ける「天井付け」はすっきりとした印象を演出し、家具や建具などの建材に配慮する必要がありません。一方で、幕体サイズは窓枠内に限定される分、窓枠との間に隙間ができやすく光漏れが気になることがあります。
窓枠外の壁面に取り付ける「正面付け」は、壁から突き出ることで家具や建具に対して干渉しないよう配慮する必要があり、入念な確認が必要です。しかし、窓を覆う形でサイズを大きく作れ、光の漏れ方を軽減できるメリットがあります。
プレーンシェードのおすすめ4選
ここからは、トーソーで対応できるおすすめスタイルオプションや、縫製オプション、電動タイプについてご紹介します。
スタイルオプション|サイドボーダー
フラットなプレーンスタイルの両サイドに、別の生地を取り付けられるスタイルオプション。異なる表情の質感や、柄を組み合わせることによって空間にアクセントを生みだします。
両サイドに取り付けられるので、下ろしてもたたみ上げてもアクセントがいかされることが、サイドボーダーの魅力です。組み合わせは多くの場合お好きな生地で作成でき、よりオリジナル性の高い窓辺をコーディネートできます。
スタイルオプション|ボトムボーダー
サイドボーダーが両サイドであったのに対し、ボトムボーダーは名前の通り幕体の下部に異なる生地を取り付けられるスタイルオプションです。シンプルでフラットな印象のプレーンスタイルにボトムボーダーを取り入れることで、より印象的な窓辺を演出します。
ダブル付けの場合、前幕と後幕の境目としてボトムボーダーを組み合わせると、2つの生地の色・柄のコントラストが楽しめます。また光の透過に変化をつけ、より豊かな陰影をつくりだせるでしょう。
縫製オプション|リターン縫製
ローマンシェードはメカと幕体の隙間が少なく、ロールスクリーンと比較しても遮光性が高い窓まわりアイテムです。遮光性をさらに高めたい場合には、この縫製オプション・リターンがおすすめ。
上下左右それぞれ前幕の生地を伸ばすことで、光漏れを軽減します。遮光生地を使えば寝室にも十分対応できる遮光効果を発揮し、良質な睡眠環境をつくりだすことができるでしょう。
電動ローマンシェード
スマートフォンやリモコンで操作可能な電動ローマンシェード。静音性に優れ、マンションや住宅街でも気兼ねなく使用できます。設置は電源コンセントに差し込むだけで利用でき、特別な配線工事などは必要ありません。電動ローマンシェードは手の届かない高窓や、部屋にいくつも設置している窓におすすめの製品です。
幅500mmから対応できるのでコンパクトな小窓にも設置でき、多くのシーンで取り入れられます。スマートフォンでの操作は外出先からでも行え、防犯面でも大きなメリットが感じられるでしょう。
※スマートフォン操作の場合は幅600mmから製作可能です。
プレーンシェード以外にもある!シェードカーテンの種類
シェードカーテンにはプレーンシェード以外にも、スタイルの異なる種類が存在します。
- シャープスタイル
- バルーンスタイル
- オーストリアンスタイル
- フォールドスタイル
- ピーコックスタイル
シャープスタイルは幕体の裏側に横向きで設置されたバーによって、たくし上げたときにもきれいに収まるスタイルです。よりエレガントなスタイルを求める場合は、打ち寄せる波を連想させるオーストリアンスタイルがおすすめ。
ほかにも風船のようなやわらかい曲線がボトムスに生まれるバルーンスタイルや、扇のように広がるピーコックスタイルも個性的な印象を生みだします。スタイルによって印象を変えられるので、お部屋の雰囲気をよりいかせるものを選びましょう。
シェードカーテンをお探しならトーソー
トーソーでは、プレーンシェード以外にもさまざまなスタイルのシェードカーテンをオーダー可能です。コード式・ドラム式・ループレス式など、様々な操作方法をご提供し、お客さまのニーズにお応えいたします。
トーソーのプレーンシェードは、お客様に選んでいただいた生地で製作し、お好みのスタイルやオプションを選択できる「マイメードシステム」でオーダーを承っております。ご自分で縫製される場合は、製作に必要な「キット」をご用意することも可能です。幅広い生地や操作方法のなかから、インテリアや窓の形状に合わせて製品をお選びください。
まとめ
プレーンシェードは、美しいスタイルでお部屋をエレガントに仕立てる窓まわりアイテムです。カーテンのようなダブル付けにより、視界のコントロールや調光が容易に行え、空間にやわらかい印象をもたらします。
より快適性を上げるため、操作方法や取り付け方法は事前にしっかりとイメージしたうえでオーダーしましょう。美しく機能的な窓辺づくりで、魅力的な空間を演出してください。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。
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