障子からカーテンに変える方法は?メリット・デメリットやレールの選び方もご紹介

障子からカーテンに変えるメリットとは?
障子からカーテンへの変更は、お部屋のデザイン以外にも機能面で大きなメリットが得られます。
主な4つのメリットを見ていきましょう。
遮光性や断熱性が向上する
障子の「和紙」は、光を通しやすく、通気性の良さが特徴です。一方でカーテンはさまざまな素材により、完全遮光や断熱性アップが図れる窓まわりアイテム。
障子からカーテンに変えると、遮光が必要な寝室として部屋を使用できるようになり、同時に冷暖房効率も向上します。さらに断熱機能や遮熱機能を備えたカーテンを選べば、年間を通して省エネ効果が期待できるでしょう。
畳を日差しから守ることができる
直射日光は、畳の変色や退色の主な原因となりますが、カーテンで適切に日差しを調整することで、畳の劣化を効果的に防げます。とくに遮光や遮熱機能付きのカーテンはその効果をさらに高め、お部屋の快適性アップも図れることが大きなメリットです。
またカーテンの使用は、畳だけではなくお部屋の家具や壁面などの美しさも、長く保てるようになります。
部屋の雰囲気を変えられる
窓まわりアイテムを変えるとお部屋の雰囲気は刷新され、カーテンの種類・柄・素材を選ぶことでおしゃれな空間作りが楽しめます。
一方、和室に現代的なブラインドやロールスクリーン、プリーツスクリーンなどを取り入れると「モダン和室」ができあがり、新たな空間としてさまざまな用途に活かせるでしょう。
お手入れが楽になる
障子は定期的に張り替えないと、変色したり破れたままになったりしてお部屋の印象を損なう原因となるため、こまめなメンテナンスが必要です。また、張り替えも手間がかかるもので、1人では難しい作業も多くあります。
一方、カーテンは定期的な洗濯やクリーニングで清潔さを保てるため、お手入れの手間を大幅に軽減できることが大きなメリットです。また、防汚加工や撥水加工が施されたカーテンを選べば、普段のお手入れがさらに簡単になります。
障子をカーテンに変える方法
障子からカーテンへの変更は、「障子を外す方法」と「障子を外さない方法」のいずれでも可能です。
穴を開けられない、または障子が取り外せないお部屋のパターンについても見ていきましょう。
関連リンク:カーテンレールを取り付ける方法!DIYに必要な準備とポイントを徹底解説
https://www.toso.co.jp/madokake/column-06/
パターン①:障子を外す場合
障子を外し、カーテンを取り付ける場合、次の2つの方法があります。
- カーテンレールをネジなどで固定する方法:窓枠の上10~12cmの位置にブラケットを固定し、レールを設置する。下穴を開けて作業すると簡単で、カーテンを窓全体に掛けることで遮光・断熱効果がアップする。
- つっぱり式のカーテンレールを設置する方法:壁や鴨居に穴を開けたくない場合の方法。窓枠に内側から外側にかけて圧力をかけて固定するため、工具が不要で簡単に設置できる。
カーテンレールをネジなどで固定する場合は、設置予定の場所で下地の位置を必ず確認してください。またつっぱり式でも、強い圧力をかけると穴が開いたりヒビが入ったりする可能性があるため、設置時は慎重に作業を進めましょう。
パターン②:障子はそのままの場合
障子を外さない場合は、次の2つの方法で取り付けを行います。
- カーテンレールをネジなどで固定する方法:「障子を外す場合」と同じステップで、鴨居や長押にカーテンレールを取り付ける。障子がレースカーテンの役割を果たすため、カーテンは厚地のドレープカーテンがおすすめ。
- フックを使用する方法:「穴を開けられない+障子を外せない」というお部屋は、鴨居フックにポールを引っかけてカーテンレール代わりに。カーテンの種類はカフェカーテンがおすすめ。
外した障子の収納場所がない場合や、取り外せない住宅は2つの方法でカーテンを設置しましょう。
《状況別》おすすめのカーテンレールをご紹介!
障子からカーテンへ取り換えるときに、おすすめのカーテンレールをご紹介します。
壁に穴を開けたくない方へおすすめ
賃貸住宅で壁に穴を開けられない方や、できるだけ穴を開けずにカーテンレールを取り付けたいという方は「つっぱり式」のカーテンレールがおすすめです。
つっぱり式は、ネジや工具が不要で、設置・取り外しが簡単に行えるアイテムです。つっぱりポールをレール代わりにしてカフェ風にデザインしたり、カーテンランナー付のレールで開閉しやすいスタイルにしたりと、お好みのスタイルを自由に演出できます。
ただし、しっかりと圧力をかけて設置しないと、落下の恐れがある方法です。設置時は、固定されていることを入念に確認してください。
デザイン・機能性を重視したい方へおすすめ
カーテンレールは、和室に馴染む素材や色を選ぶと、お部屋の空間から浮くことがなく、おしゃれな仕上がりとなります。トーソーのネクスティ・木目カラーは、豊富なカラー展開で、あらゆる空間へフィットする優れたカーテンレールです。
木目カラーのラインナップは、ホワイトからアッシュグレー、ウォールナットまで、さまざまなカラーをご用意しています。さらに「静音車式ランナー」採用で、一般的なカーテンレールよりも音が立たず、静かに開閉が可能です。
スムーズな動きで軽い力でも簡単に開け閉めができるため、お子様から高齢の方まで、どなたでも快適にお使いいただけます。
ネクスティ:https://www.toso.co.jp/products/c_rail/k_rail/nexty/#link2
障子からカーテンに変える際の注意点
障子からカーテンへ変えるときは、とくに次の2つに気を付けることがポイントです。
- 安全を確保する
- 色選びや配色に気を付ける
事故に気を付けながら、空間に馴染むカーテンへの付け替えを進めましょう。
安全を確保する
カーテンへの取り替え作業は、必ず安全な環境で行いましょう。脚立や椅子の上での作業となるため、転倒や落下の危険が伴います。
作業は可能な限り複数人で行い、作業スペースの下には物を置かず、お子様やペットが近づかないよう気を付けることが大切です。また、カーテンレールを設置する際は、金具がしっかりと固定されているか確認してください。
取り付けに不安がある場合は、専門業者への依頼も検討しましょう。
色選びや配色に気を付ける
窓まわりアイテムは、お部屋で大きな面積を占めるため、空間の印象を大きく左右します。色選びや配色を考慮しながら、相性の良いカーテンを選びましょう。
色は、アースカラーやナチュラルカラーが、和室の落ち着いた雰囲気を損なわず、どのようなタイプのインテリアとも調和しやすい選択肢となります。アクセントとして明るい色を取り入れる場合には、既存の家具や内装との相性を確認し、空間全体のバランスを考慮することがおすすめです。
障子をカーテンに変えるときにかかる費用
障子をカーテンに変える際の費用について、トーソーのネクスティの2.00m基準を例に具体的な価格をご紹介します。
- カーテンレール(ネクスティ):10,263円(税込)
- レースカーテン+ドレープカーテン:8,000~28,000円程度
自分で設置する場合は材料代のみであるため、18,000円~38,000円程度で取り付けられます。
カーテンレールやカーテン本体のコストを抑えればさらに安価で設置できますが、その分開閉がスムーズではなかったり、カーテン生地が薄くなったりと、遮光性や断熱性などの基本的な機能が十分に発揮されない可能性があります。
《他にもこんなアイデアが!》障子をカーテン以外に変えるおすすめアイテム
障子からカーテンへ変える以外にも、プリーツスクリーンやハニカムスクリーンといった選択肢があります。
2種類とも和室にフィットするデザインで、「モダン和室」を手軽に実現できるアイテムです。ここでは、トーソーのおすすめ商品をご紹介します。
プリーツスクリーン
上下で異なるスクリーンを配置できるツインスタイルの「プリーツスクリーン」。和紙調のスクリーンにより、障子の魅力でもある「光の陰影」を表現し、和室の雰囲気を損なうことなく視線カット・調光を可能にする窓まわりアイテムです。
カラーラインナップも豊富で、カーテンとは異なるスタイリッシュな窓辺を演出してくれます。開閉は上下に動かすチェーンやコードで操作するため、カーテンのように横へ広がらずコンパクトな窓まわりを実現できます。
プリーツスクリーン
https://www.toso.co.jp/products/pleats/
ハニカムスクリーン
ハニカムスクリーンは断熱性・保温性に優れ、高い省エネ効果を発揮する窓まわりアイテムです。デザインはプリーツスクリーンと似ており、上下で2つの異なるスクリーンを設置できます。
特徴的なのは六角形の蜂の巣構造で、この空洞が空気層となって断熱効果を発揮し、冬は暖かい空気を逃がさず、夏は外からの熱を遮ることで省エネ効果を高めます。断熱性を高めたい場合は、ハニカムスクリーンも選択肢に入れて検討しましょう。
ハニカムスクリーン
https://www.toso.co.jp/products/honeycomb_screen/
窓まわりのことならトーソー
トーソーには障子の代わりとなる窓まわりアイテムが豊富に揃っており、お部屋の雰囲気を一新できるさまざまな商品をご用意しています。
木目調の「ネクスティ」のカーテンレール、光の陰影を楽しめる和紙調のプリーツスクリーン、高い断熱効果を誇るハニカムスクリーンなど、デザイン性と機能性を兼ね備えた窓辺のアイテムで、住環境をより豊かにしていきましょう。
まとめ
障子からカーテンへ変えることで、お部屋の機能性とデザイン性が大きく向上します。とくに遮光・断熱効果により快適性が高まり、省エネ効果が期待できることは大きなメリットとして働くでしょう。
取付方法は、ネジで固定するタイプやつっぱり式のタイプから、住まいの状況に合わせて選択可能です。
トーソーでは、木目調カーテンレールをはじめ、和紙の風合いを活かしたプリーツスクリーン、省エネ効果の高いハニカムスクリーンまで、和室に馴染む多彩な商品を取り揃えています。おしゃれで過ごしやすい空間の実現に、ぜひトーソーの窓まわりアイテムをご検討ください。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。


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