カーテンとブラインドはどっちがおすすめ?メリット・デメリットを徹底比較して解説!

カーテンとブラインドの違いと特徴
カーテンとブラインドの違いや特徴を次の5つの観点から見ていきましょう。
- 価格の違い
- デザインとお部屋の印象
- 取り付けやすさ
- 日常のお手入れ
- 機能性の種類
それぞれのポイントを解説。
価格の違い
価格面では、一般的な窓サイズ(200cm×200cm)で比較すると、実はそれほど大きな差はありません。ただし、カーテンの場合は、ドレープとレースの2枚が必要になることが多く、トータルコストはやや高めになる傾向があります。
ブラインドは1つで完結するため、設置費用を抑えることが可能です。しかし天然素材であるウッドブラインドは高価になりやすく、予算と求める機能のバランスを考えながら選択することをおすすめします。対してアルミブラインドは、ウッドブラインドよりも軽量で安価に設置が可能です。
このように、価格についてはカーテンの場合、設置枚数で料金が変わり、ブラインドはその素材が影響を及ぼします。どのように部屋に設置したいかをイメージしたうえで、価格の比較を検討しましょう。
デザインとお部屋の印象
カーテンとブラインドでは、生地の質感やヒダの有無などから、お部屋の印象が大きく変わります。カーテンは柔らかな布素材を活かした優雅な印象を演出でき、とくにドレープの陰影が空間に奥行きを生み出します。シンプルなものから華やかなデザインまで、幅広い表現が可能です。
一方、ブラインドは洗練された直線的なデザインが特徴で、モダンでスタイリッシュな空間を作り出せます。特に木製やアルミ製のブラインドは、素材感を活かしたミニマルな印象を与えることができ、北欧やインダストリアルなどの現代的なインテリアスタイルと相性抜群です。
どちらもお部屋をおしゃれに演出できる窓まわりアイテムですが、あらゆるインテリアスタイルに馴染むのはブラインドといえるでしょう。
関連記事:縦型ブラインド(バーチカルブラインド)のおすすめ11選!種類や選び方も解説
取り付けやすさ
取り付けやすさの観点では、両者それぞれに特徴があります。カーテンはレールさえ付いていれば、専門的な知識がなくても誰でも簡単に取り付けられます。フックを通してレールに掛けるだけなので、取り外しの際も簡単です。
対してブラインドは、正確な採寸と適切な取り付け位置の決定が必要であり、工具を使用した設置作業が必要となります。ただ、現在ラインアップされている多くのブラインドは、注意点に気を付ければ、DIYに不慣れな方も比較的簡単に取り付けられる構造になっています。
このように、取り付けやすさの点では、フックにかけるだけのカーテンが優れているといえるでしょう。
日常のお手入れ
お手入れのしやすさという点では、カーテンやブラインドの形状・生地・質感などによって異なります。カーテンは、大きな布製品のため、埃取りや洗濯に手間がかかります。とくに定期的な洗濯は、取り外しから干して取り付けるまでに時間と労力がかかるでしょう。ただ、シーズンの変わり目に洗濯を行えば清潔さは維持できることから、頻繁なお手入れは必要ありません。
ブラインドは、縦型のバーチカルブラインドと横型のブラインドの2つの形状があります。日常的なお手入れで手間がかかるのは、横型のブラインドです。しかし、表面のほこりをハンディモップで拭くだけできれいになるため、お手入れは簡単といえるでしょう。
日常的なお手入れの面では、洗濯の頻度が少なくて済むカーテンに利点があります。
機能性の種類
遮光性・防音性・断熱性といった機能性においても、カーテンが高い効果を発揮します。遮像の機能が兼ね備えられているレースカーテンもあり、ドレープカーテンと組み合わせることで、光の調節も自在にコントロールが可能です。
ブラインドは、スラットの隙間から光や音が漏れやすい構造のため、完全な遮光や防音は難しい面があります。ただし、羽の角度調整で光の量を細かく調節できる利点があり、昼間の日差し対策には効果的です。
取り付けるお部屋の快適性を上げるためには、さまざまな機能を兼ね備えるカーテンであれば間違いなく実現できるでしょう。
カーテンのメリット・デメリット
窓まわりアイテムの定番として長年親しまれてきたカーテン。機能性とインテリア性のバランスの良さが、特に魅力的なアイテムです。
まずはカーテンのメリット・デメリットを理解していきましょう。
カーテンのメリット
温かみのある空間の演出が可能
布素材ならではの柔らかな質感が、お部屋に温かみのある雰囲気をもたらします。豊富な素材・デザインから選べるため、和室からモダンなリビングまで、あらゆる空間に調和させることが可能です。
とくに天然素材を使用したカーテンは、上質な風合いで落ち着いた空間を演出できます。
関連記事:小窓のカーテンどうしてる?カーテンが必要な理由、種類、スタイリングのコツを紹介!
高い機能性
遮光、断熱、防音、UVカットなど、多彩な機能を備えられるのがカーテンの大きな特徴です。ドレープとレースの2枚使いにすることで、昼夜を問わず快適な室内環境を維持できます。
また、季節に応じて、光や温度を細かく調整できる点も大きな魅力です。
お手入れのしやすさ
ウォッシャブル対応のカーテンであれば、家庭での洗濯が可能です。定期的な洗濯で清潔さを保てるため、アレルギーをお持ちの方も安心して利用できるでしょう。
またカーテンは、一般的な使用で約5年以上の耐久性があり、適切なケアで長期使用が可能です。
カーテンのデメリット
お部屋が狭く感じる
カーテンを豊かに見せるヒダも、収納時にはかさばってしまい、お部屋を狭く感じさせてしまいます。
圧迫感のあるお部屋は印象が暗くなりがちなので、壁と同色系のカーテンを選んだり、手軽に留められるタッセルを使ったりすることで、印象を変えることが可能です。またシアー素材のカーテンであれば、空間に柔らかさをプラスできます。
湿気対策が必要
カーテンは、布製のスクリーンのため、湿気を吸収しやすい特性があります。水回りや結露の多い窓際では、カビの発生リスクに注意が必要です。
カビの発生を防ぐため、定期的な換気や乾燥を心がけましょう。
通気性が悪くなる
カーテンはその分厚さから、閉めた状態では空気の流れを遮りやすく、室内の換気効率が落ちる傾向にあります。
特に、夏場は、風通しの確保のために意識的な換気が必要になってきます。通気性を確保するためには、カーテンの両端を少し開けておき、空気の通り道を作る方法や、サーキュレーターなどを活用する方法があげられます。
ブラインドのメリット・デメリット
日本ではオフィスから利用が始まり、次第に一般家庭へ普及したブラインド。すっきりとした印象と調光が容易な点が魅力です。
ブラインドのメリットとデメリットを見ていきましょう。
関連記事:ブラインドとは?種類ごとの特徴・メリット・デメリット・主な素材を紹介
ブラインドのメリット
スタイリッシュな空間演出
ブラインドは、窓にフィットするすっきりとしたデザインが特徴で、シンプルなインテリアスタイルが好まれる現代において人気の窓まわりアイテムです。
カーテンと比べて圧迫感が少なく、洋室から和室まで幅広いインテリアスタイルに調和します。アルミ製は都会的な印象を、ウッド調は温かみのある雰囲気を作り出せるため、お部屋の雰囲気に合わせて素材を選択できます。
関連記事:おしゃれなおすすめのブラインド7選!種類や特徴、選び方も徹底解説!
水回りで使いやすい
浴室用のアルミブラインドは、水に強い部品を使用し耐水性があります。
キッチンや洗面所などの水回りで使いやすく、水や油汚れもサッと拭き取れ、臭いの染み付きも軽減できます。一般的なアルミブラインドやウッドブラインドは、カビやサビの原因となるため、「浴室用」「耐水性」と記載されているブラインドを選びましょう。
調光に優れている
ブラインドは、スラットの角度を調整することで、採光を細かくコントロールできます。直射日光を避けながらも、部屋のなかに適度な明るさを保てるため、西日の強いお部屋にもぴったりの窓まわりアイテム。
さらに、プライバシーを確保しながら、自然光を取り入れることができ、一日を通して快適な室内環境を実現します。
ブラインドのデメリット
操作を手間と感じることも
ブラインドは開閉操作に一定の手間がかかるため、頻繁に出入りする掃き出し窓や大きな窓には不向きです。
とくにウッドブラインドは重量があり、日常的な開閉がやや煩わしく感じることもあります。ただし、スラットの角度調整だけで光量をコントロールできるため、出入りの少ない窓ではスムーズに使用できます。
遮光性がカーテンに比べ低い
スラットの隙間や昇降コードの穴から光が漏れやすいことから、完全な遮光は難しい面があります。
就寝時の光漏れが気になる寝室や、プロジェクターなどできるだけ暗い環境が必要な空間では注意が必要です。ただし、昇降コード穴のないタイプを選ぶことで、ある程度は遮光性を高められます。
日常的なメンテナンスが必要
横型ブラインドはスラット一枚一枚にほこりが溜まりやすく、定期的な清掃が必要です。
ブラシやハンドモップを使用して丁寧に払い落とす必要があり、カーテンと比べてこまめなお手入れが求められます。現在では「ブラインド用ブラシ」など、便利グッズが多くラインナップされており、手軽にメンテナンスできるアイテムで掃除をすることもおすすめ。
お部屋タイプ別のおすすめ商品
それぞれのお部屋には、カーテンとブラインドどちらが適しているのでしょうか?
各お部屋の役割から、どちらが向いているのかを解説します。
「カーテン」がおすすめのお部屋タイプ
リビング・ダイニング
家族が集まるメインスペースには、くつろぎと機能性を兼ね備えたカーテンがおすすめです。厚手のドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせで、昼夜問わず快適な空間を演出できます。リビングに多い掃き出し窓では、開閉がスムーズなカーテンが使い勝手がよく、出入りもストレスフリーです。
関連記事:カーテンサイズの選び方は?失敗しない正しい測り方のポイントもご紹介
カーテンレール|ヴィンクス22はこちら
寝室
良質な睡眠を確保するためには、遮光性の高いカーテンが必須です。1級遮光のカーテンを使用することで、朝日や外の光を遮断し、快適な睡眠環境を整えられます。また、防音効果のある厚手カーテンは、外部の騒音軽減も期待できるでしょう。
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子ども部屋
安全性を考慮すると、コードのないカーテンが子ども部屋にはおすすめです。また、成長に合わせて気軽にデザインの変更ができ、洗濯も簡単なため、清潔な環境を保ちやすい点も大きなメリットです。カーテンの豊富なデザインや色使いは、子どもの好みや成長段階に応じたお部屋づくりを可能に。
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「ブラインド」がおすすめのお部屋タイプ
書斎
作業や読書に集中するには、細かな光量調節が可能なブラインドが理想的です。スラットの角度を調整することで、PC画面への映り込みを防ぎながら、適度な明るさを確保できます。また、圧迫感の少ないすっきりとしたデザインは、集中力を高める空間づくりにぴったりです。
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和室
和の雰囲気を損なわないブラインドは、和室のモダンな装飾として人気です。とくにウッドブラインドは、畳やふすまとの相性がよく、和モダンな空間を演出できます。また、障子の張り替えのような大がかりな作業が不要な点もメリットです。
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ワンルーム
限られた空間を有効活用できるブラインドは、一人暮らしに多いワンルームにフィットします。カーテンのヒダはときに空間を狭く見せ、貴重な収納スペースも圧迫しがちです。しかし、ブラインドはすっきりと収まるため圧迫感が少なく、窓際の収納スペースも確保しやすいメリットがあります。
バーチカルブラインド|コルトの詳細はこちら
関連記事:賃貸でも大丈夫なブラインドの取り付け方は?穴を開けない方法を紹介!
カーテンとブラインドで迷った時の選び方
カーテンとブラインドのメリット・デメリットから、どちらが適しているのか迷ったら、次の3つのポイントから選びましょう。
- お手入れのしやすさ
- 機能性
- デザイン
1つずつ解説します。
お手入れのしやすさで選ぶなら、<カーテン>がおすすめ
カーテンは洗濯機で丸洗いができるため、清潔さを保ちやすく、お手入れが簡単に行えます。定期的な洗濯で、ハウスダストやアレルギー対策にも効果的です。一方、ブラインドも日々のほこり取りを丁寧に行えば、長期間きれいな状態で使用できます。
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機能性で選ぶなら、高機能な<カーテン>がおすすめ
遮光性、遮熱性、防音性など、窓まわりに求められる基本的な機能において、カーテンは高い性能を発揮します。ドレープとレースを組み合わせれば、目隠し効果や採光の調整も行えるようになり、快適な室内環境を実現できます。
デザインで選ぶなら、種類が豊富な<ブラインド>がおすすめ
ブラインドは洗練された印象を与え、モダンでスタイリッシュな空間演出に向いています。アルミや木製など、素材の選択肢も豊富で、あらゆる空間にフィットする点が大きな魅力。また、圧迫感が少なく、すっきりとした窓辺を実現したいときにも理想的です。
お部屋の雰囲気やテイスト別のおすすめ商品をご紹介
各お部屋のインテリアスタイルやテイストによって、窓辺のコーディネートを統一するとさらに空間の雰囲気が高まります。
ここでは、トーソーの製品を例にとっておすすめのコーディネートをご紹介します。
すっきりした見た目・シンプルさ|ウェーブカーテン+ロールスクリーン
レースカーテンとロールスクリーンの組み合わせは、モダンさと機能性を窓辺に実現します。ヒダの気になるカーテンもレースにしたり、ウェーブカーテンできれいな山を作ったりすることによって、洗練さを生み出すポイントとすることが可能です。
ロールスクリーン|ルノプレーンの詳細はこちら
和テイスト|プリーツスクリーン
和室に柔らかな陰影を落とし込む和紙調のプリーツスクリーン「彩葉」。和室や和テイストの空間にぴったりとフィットし、空間の演出力を高めます。和紙調であるため紙のように簡単に破れることはなく、お手入れも簡単です。
プリーツスクリーン|彩葉はこちら
スタイリッシュ|バーチカルブラインド
窓辺をすっきりとスタイリッシュに見せるなら、周囲の家具との干渉が少ないバーチカルブラインド「ルノプレーン」が多くのインテリアと馴染みます。様々なカラー展開があり、インテリアのベースカラーと高い相性を発揮するため、空間を広く見せることにも長け、スタイリッシュな窓辺を演出できます。
バーチカルブラインド|ルノプレーンはこちら
お部屋の統一感|カーテン+ローマンシェード
お部屋に統一感をもたらすなら、ローマンシェードとカーテンの組み合わせも高い相性を発揮します。ローマンシェードはボトムスの変更により、窓辺の表情を豊かに表現できる窓まわりアイテムです。統一感を保ちつつ、窓辺のデザインにアクセントをプラスしたいときは、カーテンと同色系のローマンシェードを取り入れましょう。
ローマンシェードはこちら
おしゃれな窓まわりを実現するならトーソー
現代は豊富な種類の窓まわりアイテムが揃い、高機能を備えるカーテンやブラインドもラインナップされています。
トーソーでは、ブラインドはもちろんのこと、ロールスクリーンやローマンシェード、プリーツスクリーンといった和モダンからシンプルモダン、ナチュラルまで、あらゆるインテリアスタイルに対応する窓まわりアイテムを提供しています。
また使い勝手に配慮した工夫や、安全にお使いいただけるセーフティアイテムも各種揃えており、快適な暮らしをサポートすることが可能です。一人ひとりのライフスタイルに合わせた理想的な窓まわり空間の実現に、トーソー製品をチェックしてみてください。
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まとめ
カーテンとブラインドは、それぞれ特徴的なメリット・デメリットを持つ窓まわりアイテムです。カーテンは高い機能性と豊富なデザインで快適な室内環境を実現し、ブラインドはスタイリッシュな空間演出と細かな光量調節ができます。
お部屋の用途や求める機能によって選択は変わってきますが、リビングや寝室にはカーテン、書斎や和室にはブラインドがとくにおすすめです。お手入れのしやすさ、機能性、デザイン性という3つの観点から、理想的な窓辺を実現しましょう。
Madoかけ 編集部
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