出窓にカーテンレールがついていないときはどうする?対策やおすすめの商品を紹介

出窓のおすすめカーテンの種類
出窓は採光性に優れ、インテリアのアクセントにもなる魅力的な窓です。そんな出窓に合わせるカーテンは、デザイン性と機能性を考慮して選ぶと失敗がありません。
ここでは、出窓に設置できるおすすめのカーテンをご紹介します。それぞれの特性を活かして、お部屋の雰囲気に合わせたコーディネートを楽しみましょう。
1.エンブロイダリーレース
エンブロイダリーレースは刺繍が施された優雅なレースカーテンで、出窓の魅力を引き立てる人気のカーテンです。遮光機能がないため、主にデザイン重視で用いられます。
- 繊細な刺繍デザイン:花柄や幾何学模様などの繊細な刺繍は、光が当たると美しい陰影を生み出す
- 程よい透過性:外からの視線をやわらかくカットし、自然光を室内に取り込める
- インテリアを格上げする効果:シンプルな部屋も、エンブロイダリーレースを取り付けるだけで洗練された印象に
- 豊富なデザイン:クラシックからモダンなパターンまで、さまざまなインテリアスタイルに対応
2.カフェカーテン
カフェカーテンは、気軽に設置できることで出窓にも人気のカーテン。一般的なカーテンよりもコストが抑えられ、取り外しも簡単に行えます。
- 設置が簡単:カーテンレールがなくても突っ張り棒で簡単に取り付けられる
- 光の調節:好きな位置で設置でき、プライバシーの確保と採光が可能
- ディスプレイスペースの確保:窓台を植物や小物を飾るスペースとして活用できる
- 素材が豊富にある:柔らかい光を取り入れたり、遮像機能付きで目隠し効果を高めたりと目的に応じて選べる
- カジュアルで親しみやすい雰囲気:キッチンやダイニングなどの日常空間に温かみをプラスする
- 手軽なイメージチェンジ:サイズが小さいため、季節や気分に合わせて気軽に交換できる
3.アルミブラインド
アルミブラインドは省スペースですっきりとした印象を与え、実用的な窓まわりアイテムとして人気があります。デザインが豊富なので、多くの種類から選べるのもうれしいポイントです。
- 光量の細かい調整:スラットの角度を変えることで、日差しの量を自由に調節できる
- 省スペース設計:フラット形状で出窓の奥行きを有効活用できる
- 多機能性:結露やカビに強く、湿気の多い出窓に適している
- インテリア小物との相性が良い:ディスプレイスペースを多く確保でき、小物を移動せずに開閉操作が可能
- 豊富なカラーバリエーション:さまざまな色や質感から選べ、インテリアに合わせやすい
- 賃貸にもぴったり:穴を開けない取付方法もあり、賃貸住宅で使用できる
4.シェード
シェードは上下に昇降するタイプのカーテンで、すっきりとしたデザインと優れた機能性が特徴です。カーテン生地なので柔らかい印象を演出しつつ、しっかりと遮光・遮像効果を発揮します。
- コンパクトに収納:使わないときは上部にすっきりと折りたためて、出窓のスペースを有効活用できる
- シンプルでモダンな印象:すっきりとした見た目で、現代的なインテリアに調和
- ダブルタイプの活用:遮光生地とレース生地を組み合わせた「ダブルシェード」で用途に合わせた使い分けが可能
- ふんわり華やかな見た目:たくし上げたときに美しい膨らみ作り出す
出窓用カーテンの設置方法
出窓にカーテンを取り付けるには、主に「正面付け」と「天井付け」の2つの方法があります。
それぞれの設置方法はメリットや注意点が異なるため、出窓の形状や使い方に応じて選びましょう。
1.正面付け
正面付けは、窓枠の外側にカーテンレールを取り付ける方法です。窓枠や窓枠上の壁に取り付けることで窓全体を覆うため、遮蔽性・遮光性ともに高く、プライバシーの確保と光量調節が効果的に行えます。装飾性の高いカーテンレールを使えば、インテリアのアクセントにもなります。
刺繍入りレースカーテンとでは好相性を発揮し、部屋全体が優雅な雰囲気に。ただし、窓台でディスプレイを楽しみたい場合は、カーテンを閉めると隠れてしまう点に注意が必要です。採寸時は、窓枠下端から10~15cm長めにすると光漏れを軽減できます。
2.天井付け
天井付けは、窓枠の内側の天井部分にカーテンレールを取り付ける方法です。カーテンが窓ガラスに沿って設置され、窓枠内にきれいに収まるためすっきりとした窓辺になり、1日を通して出窓の魅力を十分に楽しめます。
窓台に観葉植物や小物を置いて、ディスプレイを同時に楽しめる点も天井付けのメリット。ただし、半円形の弓形出窓の場合は、カーブさせたカーテンレールが適しています。たとえば、トーソーの「リフレ」のような手で簡単に曲げられる特殊プラスチック製レールが便利に使用できるでしょう。
賃貸住宅では、穴を開けなくても設置できる突っ張り式レールがおすすめです。採寸はレール下から窓台までの長さを測り、1cm短くする、または長さを変えずそのままで使用すると美しく仕上がります。
出窓用カーテンの選び方のコツ
出窓の魅力を引き出せるカーテン選びは意外にむずかしく、実際に設置してみると「どこか違う」と感じることも少なくありません。
デザインだけでなく、使用感を考慮しながら決定することが大切です。素敵な窓辺にするためにも、出窓用カーテンの選び方を見ていきましょう。
カーテンの開閉方法から考える
出窓のカーテンは、どのように開閉するかによって印象が大きく変わります。使い勝手とデザイン性を両立させるには、開閉方法も事前にイメージしておきましょう。
▼片開きの場合
【メリット】
- 一方向に開閉するため、カーテンの柄が途切れず美しく見える
- 1枚のカーテンで覆うため隙間ができにくく、遮光性が高まる
- デザイン性の高いカーテンの柄を活かせる
【デメリット】
- カーテンを開けるときは一方に寄せるため、見た目のバランスが偏ることがある
- 大きな窓では片側に多くの生地が寄り、開閉しにくくなることも
- 引違い窓など中央に鍵がある出窓は、操作しにくい場合がある
【向いている場所】
- FIX窓(はめ殺し窓)や開閉の少ない窓
- カーテンのデザイン性を重視したい場所
- 遮光性を重視したい寝室などの窓
▼両開きの場合
【メリット】
- 開けた際にバランスが良く見える
- 片方だけ開けるなど使い勝手が良い
- 引違い窓の鍵が開けやすく、操作性に優れている
【デメリット】
- カーテンが2枚になるので、柄物カーテンは柄が中央で途切れてしまう
- 中央部分に隙間ができやすく、光漏れの可能性がある
【向いている場所】
- 開閉頻度の高い窓や横幅が大きい窓
- 引違い窓など、中央に鍵がある窓
- バランス重視の居間やリビングの窓
使用目的に沿ったものを選ぶ
出窓をどのように活用したいかによっても、カーテンの選ぶポイントは変わります。使用する目的に合ったカーテン選びをして、快適なスペースにしましょう。
▼インテリアのアクセントとして
- 刺繍入りのレースカーテン:窓辺に華やかさをプラス
- 季節感のある柄や色のカーテン:季節の移り変わりを楽しめる
▼ディスプレイスペースとして
- シースルータイプのレースカーテン:観葉植物の生育に必要な光を調節できる
- 窓ガラスフィルム:目隠し効果+ディスプレイスペースの両立が可能
▼作業スペース・ヌックとして
- 遮光カーテン:パソコン画面の映り込みを防ぎ、集中環境を整える
- ロールスクリーン:読書や休憩時に調光が可能
窓まわり環境を考える
出窓は一般的な窓と比べて外気の影響を受けやすい場所です。出窓が結露しやすい環境なのか、日当たりが良いのかなど、環境に合わせてカーテンを選ぶと快適な窓辺になります。
▼結露対策
- アルミブラインド:水に強い浴室タイプなど、耐久性の高さを重視
- 防カビ・抗菌機能付カーテン:湿気の多い場所でも清潔に保ちやすい
▼日差し対策
- 遮熱・UV・遮光カーテン:効果的に日差しや熱気をカット
- 色あせしにくい耐久性の高いカーテン:退色を防ぐ
▼視線対策
- 遮像・遮光カーテン:人通りの多い道路でも室内がわかりにくい
- シェード:ダブルシェードのレースカーテン+ドレープ生地で視線をカット
出窓カーテンを採寸するには
出窓にぴったりのカーテンを選ぶには、カーテンレールを基準に採寸しましょう。横幅の採寸方法・カーテンの仕上がり幅・高さ(丈)の3つの採寸方法をご紹介します。
横幅の採寸方法
【機能レールの場合】
- レール端の固定ランナーからもう一方の固定ランナーまでを測る
- 出窓のカーブに沿って測定する
【装飾レールの場合】
- 両端のリングランナーを端に寄せた状態で、リングランナー間の幅を測る
カーテンの仕上がり幅の計算方法
【通常のカーテンの場合】
- 計測した横幅 × 1.05倍 = 仕上がり幅
(例)200cm × 1.05 = 210cm
【フラットカーテンの場合】
- 計測した横幅 × 1.1~1.4倍(ゆとり分※) = 仕上がり幅
※それぞれのゆとり分の印象
1.1倍:すっきりとした印象 1.2倍:標準的なゆとり 1.4倍:ゆったりとした印象 |
高さ(丈)の採寸方法
【天井付け】
- ランナー下から窓台まで測定
- 測定値 - 1cm = 注文サイズ
- 窓台に触れないよう、少し短めにするのがポイント
【正面付け】
- ランナー下から窓枠の下端まで測定
- 測定値 + 10~15cm = 注文サイズ
- 光漏れを防ぐため、窓枠より下に垂らす長さを追加
【フックの種類による調整】
- Aフック:レールが見える仕様(+1cm)
- Bフック:レールが隠れる仕様(+4cm)
- アジャスターフック使用で約±2cmの調整が可能
出窓にカーテンレールが付いていないときの対処法
出窓にカーテンレールがなくても、カーテンの取り付けは可能です。各方法を見てみましょう。
カーテンレール
突っ張り式カーテンレールなら工具不要で簡単に設置できますが、4面の出窓では形に沿って美しく設置することはむずかしい場合があります。美しさや収まりの良さの点では、手で曲げられるタイプのカーテンレールがおすすめです。
関連リンク:カーテンレールの種類と選び方を解説!お部屋の雰囲気作りに役立てよう
アルミブラインド
アルミブラインドは、キッチンや水回りの場所におすすめの窓まわりアイテムです。スラットの角度調節によって細かい採光を得意とし、調光や視線のコントロールも行えます。
関連リンク:ブラインドとは?種類ごとの特徴・メリット・デメリット・主な素材を紹介
出窓におすすめのカーテンレール「リフレ」
トーソーでは4面の出窓や特殊な形など、どのような形状でも合わせられるカーテンレール「リフレ」があります。
ここでは、「リフレ」の商品概要や取り付け方をわかりやすく解説します。
「リフレ」の商品概要
トーソーの「リフレ」は、手で簡単に曲げられる特殊プラスチック製カーテンレールです。中に薄いアルミ鋼板が入っているため、窓やコーナー窓の複雑な形状にもフィットします。
カーテンレールの長さは金はさみやペンチでカンタンにカットでき、取り付け場所に合わせてジャストサイズで調整可能。特別な工具は不要で、DIY初心者の方も取り付けやすい仕組みです。
カラーはアンバーとウォームホワイトの2色展開で、長さは一般的な出窓にぴったりの2mと3mの2種類をご用意しています。セットにはレール本体・ランナー・マグネットランナー・エンドキャップ・ブラケット・取付ねじが含まれ、届いたらすぐに取り付けが可能です。
取り付け方
リフレの取り付けは以下の簡単な手順で行えます。
- ブラケットの設置:「TOSO」の刻印がある面を正面に向け、ブラケットは35cm間隔以内で木部や下地にビス止め
- レールのカット調整:ペンチなどでカット
- エンドキャップの取り付け:エンドキャップを付け直す
- レールを曲げながらブラケットへ取り付け
工具はほとんど不要で、DIY初心者でも短時間で設置できる便利なカーテンレールです。
カーテンのことなら、トーソー
装飾性のある出窓は優雅な窓辺にぴったりですが、カーテンレールが付いていなかったというケースも珍しくありません。「出窓のカーテンレールを取り付ける」といえばむずかしそうに思えますが、トーソーのリフレであれば簡単なステップで取り付けられます。
カーテン以外にもブラインドやシェードなど豊富な種類を展開しているので、「出窓を快適スペースにしたい」「インテリアの一部として活かしたい」など、あらゆるニーズへの対応が可能です。
出窓はカーテンの選び方1つで印象が大きく変わります。幅広いカーテンのなかから、ぜひ魅力的で快適性に優れた種類を見つけてみてください。
まとめ
出窓にカーテンレールがない場合でも、出窓に簡単に取り付けられる種類が複数ラインアップされています。
最も手軽なのは、カフェカーテンと相性の良い突っ張り棒を利用した方法です。また、テンションタイプのブラインドもすっきりとした空間を演出できます。天井付けでは、リフレのように窓の形状に沿うカーテンレールを使用しましょう。
出窓のカーテン選びは、開閉方法や使用目的、窓まわりの環境を考慮することが大切です。レースカーテンやシェードなど、さまざまなタイプから目的に合ったものを選び、出窓を快適で美しい空間にしていきましょう。
Madoかけ 編集部
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