カーテンシェードとは?種類やメリット・デメリット、採寸方法などを徹底解説!

商品のこと

カーテンシェードとは?

カーテンシェード(正式名称:ローマンシェード)は、上下に開閉するカーテン生地の窓まわりアイテムです。ロールスクリーンは巻き上げ式なのに対し、カーテンシェードはたくし上げて開閉を行います。

 

ボトムス(生地の下部)を多彩にアレンジできることから、お部屋の印象に合わせられるデザイン性の高さも魅力の1つ。さらに厚地生地のドレープカーテンとレースカーテンを設置できるため、調光や遮像性ももちあわせています。

 

シェードとカーテンはなにが違う?

カーテンシェードと、一般的なカーテンとの違いは下表をご覧ください。

特徴 一般的なカーテン カーテンシェード
開け閉めの方向 横方向に動かす 上下に昇降させる
生地の見え方 ドレープ状の柔らかな波打ち感が特徴 すっきりとしたフラットな印象を演出

 

大きな違いは開閉の方向です。横方向に動かすカーテンは、左右からの視線カットに優れており、開閉具合で調光を行います。

 

一方でカーテンシェードは、上からの視線カットが得意で、日差しや光量の調整がカーテンよりも行いやすい特徴をもっています。

 

カーテンシェードのメリットとは?

カーテンシェードはデザイン性の高さ以外にも、さまざまなメリットを空間にもたらしてくれます。

 

ここでは、各メリットを見ていきましょう。

 

調光が可能になる

 

カーテンシェードは、上下の高さ調整により細かな調光が可能です。例えば、強い直射日光を避けたいときは必要な高さまで下げたり、その時々の状況に合わせて柔軟な調整が行えます。

 

季節や時間帯で変化する日差しの角度に合わせて細かく調整できるため、1日を通して快適な室内環境で過ごせることが特徴です。

 

プライバシー対策になる

 

カーテンシェードの上下に調整できる開閉方法は、プライバシー保護にも大きく役立ちます。上からの視線を遮れるため、とくに隣接する建物の上階からの視線が気になる場合に効果的です。

 

また、同じ高さの目線であっても、少しずつたくし上げることで視線をカットできます。さらにプライバシー性を高めたい場合は、厚地生地とレースを併用しましょう。

 

お部屋をスタイリッシュに演出できる

 

カーテンシェードは、印象的なデザインのボトムスが窓辺を彩る装飾性の高い窓まわりアイテムです。ボトムスの形状によっては、窓辺をエレガントにもスタイリッシュにも見せられます。

 

さらに豊富なバリエーションをもつカーテン生地から選択できるため、オリジナル性の高いお部屋を演出できるでしょう。

 

汚れや破損への対策

 

小さなお子さまやペットがいるご家庭では、窓まわりの汚れや破損が気になるもの。通常のカーテンは、子どもが汚れた手で触ったり、ペットが飛びついたりすることで傷みやすい状態にさらされています。

 

カーテンシェードは、必要に応じて手の届かない高さまで巻き上げておけるため、そうしたトラブルを未然に防げます。また、メーカーによっては安全対策も充実しており、トーソーでは操作コードや生地の裏側のコードが一定の力で外れる設計を採用。さらに、操作コードを使わないループレス(スマートクリップ)タイプも選べるため、高い安全性をもって利用が可能です。

 

カーテンシェードのデメリットはある?

カーテンシェードのデメリットについても目を向け、快適な窓辺づくりのためにその特徴や注意点をしっかりと確認していきましょう。

 

価格が高い

カーテンシェードは昇降機能を可能にするメカ部分のコストが加わるため、通常のカーテンよりはコストが高くなります。すべての窓にカーテンシェードを取り付けると、予算的に負担が大きくなってしまうこともあり、一般的なカーテンと使い分けることがおすすめです。

 

カーテンとカーテンシェードで 同じ生地を使えば、お部屋の統一感を保ちつつ、機能性の高い窓辺を実現できます。

 

不向きな窓がある

掃き出し窓など、頻繁に出入りする窓にはカーテンシェードが不向きな場合があります。バルコニーやテラスへの行き来が多い窓では、その都度昇降操作が必要となり、日常の動線を妨げてしまう可能性があるためです。

 

また、レース生地のカーテンシェードを使用する場合、窓を開けたときに風で揺れやすく、使い勝手が悪くなることも。窓の用途や使用頻度を考慮し、通常のカーテンとの使い分けを検討することをおすすめします。

 

取り外し取り付けがカーテンより面倒

カーテンシェードは洗える生地でも、お手入れの際の取り外しと取り付けにはいくつかのステップが必要です。ウェイトの取り外しやコードのガイド通しなど、慣れないうちは少し手間に感じるかもしれません。

 

ただし、手順を理解しておけば難しい作業ではなく、年に2~3回の洗濯により長く美しく使用が可能です。

 

後悔しないカーテンシェードの選び方

カーテンシェードを選ぶ際は「生地の枚数や素材」「デザインを決める縫製スタイル」「昇降方式などのメカの種類」の3つの観点から検討することで、ライフスタイルに合った選択ができます。

 

生地(幕体)の枚数・素材から選ぶ

カーテンシェードを生地の枚数や素材から選ぶには、まずシングルとダブルの特徴を理解しましょう。

タイプ 構造 特徴 適した場所
シングル 1枚構造 シンプルな光の調整
  • 吹き抜け
  • 階段まわり
  • 高窓(プライバシーをそれほど気にしない空間)
ダブル レース+厚地の2枚構成 細やかな光のコントロールが可能
  • リビング
  • 寝室(プライバシーと採光の両立が必要な空間)

 

プライバシーの確保が必要なお部屋には、ダブルタイプでレースと厚地を状況に応じて使い分けられます。一方、高窓や階段まわりなどは、すっきりとしたシングルタイプで十分といえるでしょう。

 

また素材選びは、空間の用途を考慮すると失敗がありません。とくに機能面では、キッチン向けの抗菌・防汚や、寝室向けの遮光、リビング向けの遮熱・遮像といった機能を備えた素材を選ぶと、快適な室内環境を作れます。

 

縫製のスタイルから選ぶ

カーテンシェードのボトムスデザインは、インテリアの重要なポイントとなる箇所です。縫製スタイルによって印象が大きく変わるため、事前にどのようなボトムスデザインにするかを決定しておきましょう。

 

カーテンシェードには、次のようなボトムスデザインがあります。

ボトムボーダー

プレーンスタイル

シャープスタイル

バルーンスタイル

 

いずれもボトムスの陰影が美しく、ドレープカーテンとの組み合わせによってはさらなるデザイン性を追求できます。

 

シンプルモダンな空間にはシャープシェード、優雅な雰囲気を演出したい場合にはバルーンシェードなど、空間の個性を引き立てるデザインを選び、より魅力的な窓辺を実現しましょう。

 

メカの種類から選ぶ

 

毎日の開閉操作を快適にするため、使いやすいメカを選ぶことも大切なポイントです。メカの種類ごとに特徴があり、窓の位置や使用頻度によって適した選択が変わってきます。一般的には、次のようなメカの種類の中から選べます。

コード式 シンプルな構造で、コードを引くだけのワンタッチ操作が可能
チェーン式 樹脂製のチェーンで昇降を調整できる一般的なタイプ
ループレス式 操作グリップを引いた分だけ生地があがる簡単操作。操作部分が輪っか状になっていないため小さなお子さまのいるご家庭でも安心。
電動タイプ リモコン操作で楽々開閉、高窓や複数の窓がある場合に便利

 

トーソーがご提供するメカの種類はバリエーションが豊富です。各メカの特徴や製品ラインナップについて、詳しくはこちらをご覧ください。

 

カーテンシェード機種一覧

 

 

カーテンシェードの採寸方法・使い方

【サイズの採寸方法】

サイズ計測では、まず取付方法を決めることが重要です。天井付け(窓枠の内側に取付け)の場合は窓枠内の幅から1cmを引いたサイズ、正面付け(窓枠の外側に取付け)の場合は窓枠外の幅に5~10cmを足したサイズでオーダーします。

 

丈の長さは、とくに正面付けの場合、光の調整や視線カットの必要性に応じて長さを決めましょう。

 

【取り付け方法】

 

取り付けには、天井や窓枠上部に付ける「天井付け」と壁に付ける「正面付け」の2種類があります。

本体の取り付けは、まずヘッドレールをブラケットに設置フックに引っ掛け、本体を壁側にカチッと押し込んで固定します。

 

取り外す際は、ブラケットの解除ボタンを押してヘッドレールを手前に引くだけで簡単に外せます。

 

トーソーのおすすめカーテンシェード

トーソーでは、バリエーション豊富なボトムスデザインをご用意し、さらに快適性を高める操作方法と高い安全性のもとでご使用いただけるセーフティ設計を採用しています。

 

ここでは、トーソーのカーテンシェードをご紹介します。

 

「プレーン+プレーン」スタイル

 

2つの生地に「プレーン」を組み合わせ、レイヤードを楽しめるスタイルです。グラデーションカラーにすれば、統一感を表現しつつ、柔らかな陰影が生まれ、上品な雰囲気を窓辺にもたらせます。

 

プレーン+プレーンはこちら

 

「ルース」スタイル

 

シンプルなプレーンと、ボリューム感あるバルーンを楽しめるスタイルです。柔らかく弧を描くボトムスは、エレガントなインテリアによく馴染みます。

 

ルーススタイルはこちら

 

「上リターン+サイドリターン仕様」スタイル

 

上下左右にドレープ生地を伸ばし、光漏れを軽減します。寝室に向いており、遮光生地との組み合わせでより快適な睡眠環境を整えられるでしょう。

 

上リターン+サイドリターン仕様はこちら

 

まとめ

カーテンシェードは、上下昇降式の特徴を活かした調光性とプライバシー保護、豊富なデザインバリエーションが魅力です。

 

選び方は、生地の枚数・素材、縫製スタイル、メカの種類の3つがポイント。

 

設置場所や用途に応じて総合的に検討することで、理想的な窓辺空間を作り出せます。ぜひ、ライフスタイルに合わせたカーテンシェードをお選びください。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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