室内物干しとは?天井吊り下げタイプ以外もある?種類や選び方を徹底解説!

商品のこと

室内物干しとは?

室内物干しは、室内で洗濯物を干すことを前提につくられた物干しのことです。従来の外干しとは異なり、天候や花粉、PM2.5などの影響を受けずに洗濯物を干せることが大きな特徴といえます。

 

新築物件でははじめから室内干しを想定とした室内物干しがついていたり、ランドリールームが設けられていたりする場合もあり、現代では欠かせないアイテムとなりました。室内物干しの広がりとともに、最近ではさまざまなタイプの室内物干しがラインナップされており、インテリアや部屋に合わせた選択が可能です。

 

室内物干しはメリットだらけ?

室内物干しを使うと、私たちの生活には次のようなメリットが得られます。

 

  • 天候を気にせず干せる
  • 紫外線のダメージを防げる
  • 花粉やPM2.5などの付着を防げる
  • 外からの視線や盗難を防げる

 

ひとつずつチェックしていきましょう。

天候を気にせず干せる

 

外干しは太陽が出ていると乾く時間も早く、お日様のよい香りに包まれてすっきりとした気持ちになります。ただ、雨が降ってくると苦労して干した洗濯物が濡れてしまい、もう一度はじめから、ということも。

 

室内干しであれば雨の日でも雪の日でも、天候に左右されず洗濯物を干せます。急な雨に見舞われて、あわてて洗濯物を取り込む必要もないので、気持ちにも余裕が生まれるでしょう。

 

紫外線ダメージを防げる

 

紫外線は洗濯物の色あせや劣化の原因となり、強い日差しにさらされる屋外では、衣類が傷んでしまう恐れがあります。とくにデリケートな繊維を使用した衣類であれば、陰干しが推奨されるほど、直射日光を避けることが重要です。

 

室内干しは紫外線ダメージを極力防ぎ、洗濯物へのダメージを軽減できます。室内干しによる紫外線対策は、大切な衣類を長く美しく着られる効果的な方法といえるでしょう。

 

花粉やPM2.5など付着を防げる

 

春先に限らず、現代ではオールシーズン花粉症に気を遣う方も多いのではないでしょうか?また、大気汚染ではPM2.5などの微小粒子状物質が大きな問題に。

 

花粉やPM2.5などが洗濯物に付着すると、肌への刺激やアレルギーの原因になることもあるといわれています。とくに、お子さまやアレルギーをお持ちの方にとっては洗濯物への付着は避けたいもの。

 

室内干しをすると、これら粒子の影響を受けずに洗濯物を乾かせるので、取り込む際にはらう手間もなく清潔に保てます。

 

外からの視線や盗難を防げる

 

外干しをしていると、外から丸見えとなり盗難や視線が気になることがあります。室内干しをすることで盗難や、どのような人が住んでいるのか、家族構成はどうなのか、帰宅時間はいつなのかといった、ライフスタイルが外部から推測されてしまうリスクもあるでしょう。

 

プライバシー保護や犯罪のリスクからも、室内物干しの使用は有効的だといえます。

 

室内物干しにデメリットはある?

メリットが多い室内物干しにも、いくつかのデメリットは存在します。

 

  • 外干しよりも乾きにくい
  • 湿気が部屋にこもりやすい
  • 室内干しに生活感がある

 

外干しは日差しや風により洗濯物が早く乾きますが、室内は湿気がこもり、洗濯物が乾きにくくなります。さらに湿気の管理がむずかしくなるため、カビなどの発生原因となることも。

 

また、屋外用の物干しを室内に使用する際は、部屋のデザイン性を損なうことが考えられます。洗濯スタンドの利用もひとつのアイデアですが、こちらも生活感やスペースの問題が生じてしまうでしょう。

 

しかし3つのデメリットは、それぞれ適切な対策を行うことで解決できます。

 

デメリット 解決策
  • 外干しよりも乾きにくい
  • 湿気が部屋にこもりやすい
サーキュレーターや除湿機を活用
  • 室内物干しに生活感がある
スタイリッシュな室内物干しでおしゃれな印象に

 

梅雨に入ると洗濯物は乾きにくくなります。サーキュレーターや除湿機を上手に併用すると、通常より洗濯物が乾きやすくなり、気になるにおいの軽減が可能です。

 

また室内干しの普及にともない、さまざまなタイプやデザインの室内物干しが登場しています。自分の好きな使い勝手やデザインから選べることは、生活感を気にする方にとても大きな魅力です。

 

室内物干しの種類

 

室内物干しにはいくつか異なるタイプが販売されており、それぞれの特徴から使い勝手のよいアイテムを選べます。

 

どのような室内物干しがあるか、早速見ていきましょう。

 

1:吊り下げタイプ

 

天井から吊り下げる室内物干しです。タイプはさらに2つに分けられるので、用途やデザインによって選ぶことをおすすめします。

 

ひとつめは、天井から吊り下げるポール型の物干し掛け。2つを直線的に設置し、物干し竿を掛けて使用します。多くの場合、物干し掛けと物干し竿がセット販売されているので、2つの印象が大きく違ったということにはならないでしょう。

 

2つめは、吊り下げ部分と物干し竿がひとつながりになっているタイプ。写真のようにスタイリッシュなものが多くラインアップされており、洗濯物以外にも収納や植物のハンギングとしても使用できます。

 

価格は10,000~20,000円ほどと、室内干しのメリットを考えると高いコストパフォーマンスを発揮するできるでしょう。

 

2:昇降タイプ

天井にユニットを設置し、操作棒やリモコンで上下に浮かせるタイプ。使わないときは天井に収納しておけるので、空間を有効活用でき、すっきりとした印象を保てます。埋め込みタイプは面付けタイプよりもフラットにおさまります。

 

昇降タイプはほかの室内物干しよりも少し高めの価格帯。手動式では20,000円前後 から、電動式では50,000円以上 するものもあります。日常的に使用するなかで、室内物干しをどういったシーンで天井に収納するのか、使用しない時間はどのくらいかを考えてみましょう。

 

室内物干しを収納する必要性が少なければ、もともとスタイリッシュなデザインの室内物干しを選ぶことも一案かもしれません。

 

3:窓・壁取り付けタイプ

 

窓枠や壁に直接取り付けるタイプです。日当たりのよい場所に取り付ければ、洗濯物を早く乾かせます。また空いているちょっとしたスペースを有効活用できるので、毎日着用するコートや制服、スモックのちょい掛けにも活用可能。洗濯物を干す以外にも、収納スペースを増やしたいときにもおすすめです。

 

写真のように一体型となった窓・壁取り付けタイプのほかに、アームのみを取り付け、物干竿をあとからかけるタイプがあります。価格は5,000〜10,000円前後を中心に展開されており、手軽に導入できることが魅力です。

 

4:ワイヤータイプ

ワイヤーを張って使用するタイプで、伸縮式のものが多くそろっています。必要なときだけワイヤーを引き出して使うので、物干し竿の収納場所は必要なく、手軽に室内干しのスペースを確保できる点が大きな魅力です。

 

ただ、ワイヤーの強度には限界があるため、大人数や重たい洗濯物が干せません。干すときに制限があるのは、状況によってはデメリットといえるでしょう。価格は1,000円 からと、手頃な価格で入手できます。

 

5:室内専用 物干し竿

 

天井付けタイプや窓・壁取り付けタイプに使用できる室内物干し竿は、基本的にはセットで販売されています。外干し用の物干し竿に比べて、おしゃれなデザインのものが多くそろっているので、室内の雰囲気に合わせて選べるのはうれしいポイントです。

 

マットな質感や、ブラック、ブラウン、ホワイトなどインテリアに合わせやすい色が充実しています。

 

室内物干しの選び方・ポイント

実際に室内物干しを選ぶときは、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか?

 

  1. 取付場所・使用シーン
  2. サイズ
  3. 耐荷重
  4. デザイン

 

上記の4つを参考に選び方とポイントをご紹介します。

 

1:取付場所・使用シーン

 

室内干しをどこに取り付けるのか、どのようなシーンで使用するのかを考えましょう。リビングに取り付けるなら、インテリアになじむデザイン性の高いものがおすすめです。一方で、ランドリーコーナーなど人目に触れにくい場所であれば、機能性をメインに選ぶのも良いでしょう。

 

また取り付けの際、必ず確認が必要になるのは「下地」です。下地は壁や天井を支える補助柱の役割を果たす、建造物には欠かせないもの。下地がなかったり下地の種類が対応していなかったりする場合は取り付けられない室内物干しもあるので、選ぶときにはまず取付場所に下地があるかを確認しましょう。

 

以下のリンク先よりトーソー製ハンギングバーの選び方をご覧いただけます。下地についても記載があるので、ご検討の際は参考にしてみてください。

 

「ハンギングバーの選び方」

「ハンギングバー・ピクチャーカタログ」|トーソーカタログ

 

2:サイズ

 

室内物干しを取り付けるスペースに合ったサイズ選びも大切なポイントです。どのくらい洗濯物を干したいか、だれがメインで干すかをイメージして選ぶと、おおよそのサイズ感がわかります。吊り下げタイプの場合、大切なのは室内物干しと床の高さです。

 

室内物干しが高すぎると洗濯物を干すのが大変になり、身体に負担がかかることもあります。転倒の恐れもあるため、高さは慎重に決めましょう。

 

3:耐荷重

 

室内物干しには耐荷重があり、洗濯物を干す量に合ったものを選ぶことが重要です。トーソーのハンギングバーは、1本あたり10kg が目安となります。4人分の洗濯物重量の目安は以下をご覧ください。

 

10kgを超える場合は2本付けにするなど、洗濯物の量に応じて工夫が必要です。耐荷重を超えた洗濯物を干すと天井や壁が崩れたり、物干し竿が落下したりするリスクが高まるため、洗濯物の重量目安を把握し、適切な室内物干しを選びましょう。

 

4:デザイン

 

室内物干しは部屋の雰囲気づくりの一部として考えたいアイテム。ランドリールームであってもおしゃれなほうが、気持ちを高めることができます。

 

現在ではシンプルでスタイリッシュなデザインの室内物干しが主流となり、部屋のデザイン性を高められるものが増えてきました。天井になじむホワイトや、アクセントとするブラックなど、部屋のテイストに合ったものを選べます。

 

なかには機能性とデザイン性を兼ね備えた室内物干しもそろっているので、日々の生活をおしゃれに、快適にしてくれる室内物干しを選びましょう。

 

インテリアはトーソー

トーソーは、カーテンレールやロールスクリーンなどの窓まわりアイテムを中心に、快適な生活をご提案しています。そのなかで、カーテンレールに洗濯物や植物を掛けて使用するケースがあることを知り、ハンギングバーの開発に至りました。

 

トーソー独自の工夫がたくさん詰まったハンギングバーは、多くの方に取り入れられており、その生活をより豊かにするお手伝いをさせていただいています。

 

ハンギングバーになじむ窓まわりアイテムも多く取りそろえており、室内物干しをインテリアの一部として取り入れることが可能です。

 

また、Instagramでもハンギングバーのおすすめの使い方や取り付け実例、取り付け方などたくさんの情報を掲載しているので、あわせてチェックしてみてください。

Instagram|TOSO公式(トーソー)|カーテンレール国内シェアNo.1(@toso1949)

 

室内物干しハンギングバー|トーソー

 

まとめ

室内干しは天候に左右されず、大気中にただよう花粉やPM2.5の洗濯物への付着も対策できます。さらに紫外線ダメージの軽減、盗難防止といったメリットもあり、生活スタイルに合わせて活用することで、室内干しの質が格段に上がります。

 

一方で、乾きにくさや湿気対策など、使用時の注意点もあります。換気を十分に行い、除湿機を使用するなど、お部屋の環境づくりにも気を配りましょう。耐荷重やサイズ、デザインなど、選ぶときのポイントも抑えて選ぶと、失敗しにくくなります。

 

機能性に優れ、インテリアとしても映えるトーソーの室内物干しは、部屋の雰囲気をさらにおしゃれにしてくれます。ぜひ、自分に合った室内物干しを見つけて、生活をより快適なものにしていきましょう。

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

販売店検索・資料請求・
WEBカタログの閲覧は
こちらから

TOSO製品を取り扱っている販売店の検索や資料請求のご依頼、
各製品のWEBカタログを閲覧いただけます。

RANKING ランキング

販売店検索・資料請求・
WEBカタログの閲覧は
こちらから

TOSO製品を取り扱っている販売店の検索や資料請求のご依頼、
各製品のWEBカタログを閲覧いただけます。