カーテンはフックを外さなくても洗濯できる?その方法を詳しく解説!
カーテンのフックを付けたまま洗濯をしても良い?
カーテンは、フックを付けたまま洗濯機で洗えます。ただし金属製カーテンフックは、外す必要があるので注意しましょう。外さず洗うとレースカーテンに引っかかったり、洗濯機が故障したりする恐れがあります。金属製カーテンフックの場合は、通常1つずつ取り外し、ネットに入れて洗濯します。
一方、プラスチック製のカーテンフックは、適切な手順を踏むことでカーテンにつけたまま洗うことが可能です。プラスチック製のカーテンフックも事前準備などは必要ですが、取り外しの手間を省けるのでカーテンを手軽に洗えます。
フックを外さずに洗濯する方法
ここからは、プラスチック製フックのカーテンの洗濯方法をご紹介します。プラスチック製フックは外さなくても構いませんが、ただ畳んで洗濯機に入れただけではカーテンに引っかかることがあるため、事前の準備が大切です。まずは以下の2つをご用意ください。
- 大きいサイズの輪ゴム、またはヘアゴム
- 布団が入るサイズの洗濯ネット
輪ゴムやヘアゴムは、フック固定のために折りたたんだカーテンの端を結ぶときに必要です。小さすぎると力が弱く、ほどけてくる可能性があるため、できるだけ大きいサイズを用意してください。
洗濯ネットはサイズが小さいものだと、カーテンが入っても汚れが取り切れず、十分な洗浄効果が得られません。しわの原因にもなるので、布団が入るサイズの洗濯ネットを用意しましょう。
①洗濯可能であるか確認する
洗濯前に次の2つを確認し、洗濯機で洗えるかを判断します。
- 洗濯可能なカーテンかを「洗濯表示」で確認する
- カーテン自体が劣化していないかを確認する
それぞれ詳しく解説していきます。
洗濯表示をチェック
カーテンに付いている洗濯ラベルから、その製品が洗濯機で洗えるかを確認できます。洗濯ラベルはカーテンの上部、または下部の裏側に付いていることが一般的です。洗濯ラベルに次の洗濯表示マークがあれば、これからご紹介する方法で洗えます。
▼洗濯機OK
多くのレースカーテンには、30〜40℃を限度とし、弱い洗濯であれば可能という洗濯表示が付いています。もし洗濯ラベルに以下のマークがあれば、手洗いやクリーニング店でしか洗濯できません。
▼洗濯NG
カーテンの劣化をチェック
カーテンそのものが経年や紫外線ダメージによって劣化している場合も、洗濯機で洗えません。洗濯機で弱く洗ってもカーテンには負担がかかるので、劣化したものを洗濯するとほつれや破れにつながります。
劣化の確認方法は、カーテンをぎゅっと握ったときに、ごわついたりべたついたり、通常の質感ではないと感じたら洗濯は難しいと判断できます。また粉っぽくなることもあり、当初よりも生地のさわり心地が違えば洗濯機での洗濯は控えたほうがよいでしょう。
②折りたたんで洗濯ネットへ!
洗濯表示ラベルや劣化のチェックをクリアできたら、次はカーテンを洗濯機に入れる準備を始めます。
- フックが洗濯機に引っ掛からないように、上部を上から下に2回折りたたむ
- カーテンのサイドからクルクルと棒状に巻いていく
- 1.で折りたたんだ部分がほどけないように大きめの輪ゴム、またはヘアゴムでしっかりと結ぶ
- カーテンを洗濯ネットに入るサイズに折り、形状が崩れないように入れる
ポイントは、1.でしっかりとフック部分を隠し、3.でフックが飛びださないようにゴムでしっかり固定すること。プラスチック製フックとはいえカーテンを傷つける恐れがあるので、ほどけないようにすることが大切です。
③洗濯機に入れて洗濯!
洗濯ネットにカーテンを入れたら、いよいよ洗濯機に入れて洗います。通常の洗濯コースではなく、「ドライコース」「おしゃれ着コース」「手洗いコース」など、弱水流のコースを選んでください。
洗濯をするとどうしても発生してしまう「しわ」は、以下の方法で軽減できます。
しわ軽減方法 | 詳細 |
---|---|
脱水時間を短くする |
|
洗剤+柔軟剤 |
|
カーテンのみを洗う |
|
洗剤はできるだけ「おしゃれ着用洗剤」で洗うと、カーテン生地への負担を軽減し風合いを引き立たせることができます。さらにしわ対策にもなるので、通常の洗剤ではなくおしゃれ着用洗剤を使用することがおすすめです。
④カーテンレールに取り付けて乾燥する
カーテンの洗濯が終わったら、そのまま放置せずすぐに取り出して乾かすことで、しわを対策できます。洗濯ネットから取り出し、ゴムも外したらカーテンレールへ取り付けて自然乾燥させましょう。カーテンの自重で自然とまっすぐに伸ばされるので、しわになることなくきれいな状態に仕上がります。
このとき脱水時間の短さから、床へ水滴が落ちることがあります。ビニールシートやタオルを敷いてあらかじめ対策しておきましょう。
手早く乾燥できる「乾燥機」はカーテンがしわになったり縮んだりするため、使用はできません。アイロンでも伸ばせないしわになることもあり、結果的に外観を損ねてしまいます。しわなくきれいに仕上げるためにも、自然乾燥を基本とすることがポイントです。
カーテンを洗う頻度やおすすめ時期
カーテンを洗う頻度の目安は、厚地のドレープカーテンが1年に1度、レースカーテンは1年に2度洗濯することが望ましいとされています。衛生面を気にして洗いすぎるとカーテン生地を傷めるので、洗濯するのに適した時期に合わせるとよいでしょう。
カーテンを洗うおすすめの時期は、9月中旬から11月にかけての秋口。この季節は夏の蒸し暑さが去り、空気が乾燥し始めます。地域によって差はありますが、「秋晴れ」の時期はカーテンを洗うのに適した条件がそろう季節です。
また梅雨入り前の季節もまだ乾燥した空気が残っており、晴れの日も多くなるので、カーテンを洗うのにおすすめの時期といえます。一般的に「五月晴れ」と呼ばれる季節は、さわやかな気候のなかで洗濯物を干すのに好条件がそろった時期です。
フックが壊れてしまった時の対処法
洗濯の際になにかの弾みでフックが壊れてしまった場合も、個別で購入することが可能です。フックはさまざまな場所で入手できます。
100円均一やホームセンター、カーテン専門店など身近な場所で購入できるので、破損してしまっても心配いりません。壊れたフックを下から抜き取り、新しいフックを下から差し込むだけで交換完了です。
最初にフックのアジャスターの高さを他と合わせておくと、レールにかけてから高さにばらつきが出るのを避けられます。
関連リンク:AフックとBフックの違いを図解で解説!特徴やメリット・デメリットとは?
カーテンをお探しならトーソー
トーソーではドレープやレースカーテンといった布地カーテンは扱っておりませんが、窓辺のトータルコーディネートがかなうタッセルやカーテンレール、ふさかけを提供しております。フックも個別で取り扱っており、もし洗濯時に壊れてしまっても購入できます。破損した際にすぐ対応できるよう、予備を用意しておくのもよいでしょう。
カーテンレールやタッセルを変更するだけで、きれいになったカーテンがより引き立ち、理想的な窓辺をつくりだせます。窓辺のトータルコーディネートで、素敵にデザインしてみてはいかがでしょうか。
トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓周り製品の総合メーカー
まとめ
カーテンのフックは取り外さなくても洗濯できますが、プラスチック製であることが前提です。金属製はカーテンの破れやひっかけ、洗濯機の故障の原因になる恐れがあるので取り外す必要があります。
洗濯をする際は適切な方法でステップを進め、「ドライコース」といった弱流で洗ってください。干し方はカーテンレールに取り付けることで、しわが少なく真っすぐになり、きれいに仕上がります。
カーテンは1年に1度、「秋晴れ」「五月晴れ」と呼ばれる時期に干して、窓辺を清潔に保ちましょう。
Madoかけ 編集部
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