ロールスクリーンをカーテンレールに取り付ける方法とは?注意点や手順を徹底紹介

ロールスクリーンをカーテンレールに取り付ける前に確認すべきこと
ロールスクリーンをカーテンレールに設置するときは、金具の形状や耐荷重、光漏れの有無など、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。
各ポイントを確認して、安全に取り付けていきましょう。
・取付金具
ロールスクリーンをカーテンレールに取り付けるには、専用の取付金具が必要です。
カーテン用のフックとは形状が異なり、一般的にはレールに引っかけて固定する仕組みになっています。
この形状はメーカーによって仕様が異なるため、事前にカーテンレールに設置可能なロールスクリーンかを必ず確認しましょう。
・カーテンレールの形状
カーテンレールには、装飾レールと機能性レールの2種類があり、設置できる種類が限られます。
取り付けOK | 取り付けNG | ||
機能性カーテンレール | I型・装飾レール | ||
C型 | 角型 | I型 | 装飾レール |
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ロールスクリーン取付金具の設置が可能なレールは機能性レール(C型・角型レールなど)です。
また、取付金具がしっかりと引っかけられるような空洞のあるカーテンレールも取り付けられます。
装飾レールは専用の取付金具を付けることができないため、ロールスクリーンを設置できません。
・カーテンレールの耐荷重
カーテンレールには耐えられる重さが決められており、それ以上の重量を超えると落下の危険性が高まります。
一般的な機能性レールでは、片側5kgの耐荷重があるため、多くのロールスクリーンに対応できるでしょう。
ただし、設置環境やスクリーンのサイズによっては、レールに負荷が集中し、たわみや落下の原因になることも。
とくにレールが傾いていたり、取り付けが不安定だったりする場合は注意が必要です。
重量だけでなく、設置状態の安定性も忘れずにチェックしておきましょう。
・採寸方法
カーテンレールにロールスクリーンを取り付ける場合、正しい測り方を知っておくことが大切です。
採寸の基準は「窓枠」ではなく「固定ランナー」。
幅は、両端の固定ランナーの内側の距離から1cm引いたサイズが目安です。
高さは、カーテンレールの下端から床面または窓枠下端までの長さを測ります。
メーカーごとに推奨サイズの計算方法が異なる場合もあるため、購入前に取扱説明書を確認しておきましょう。
・光漏れ
カーテンレールにロールスクリーンを取り付けると、サイドや上部から光が漏れやすくなります。
カーテンレールの幅が窓枠より大きければ、その分ロールスクリーンで覆えるため光漏れは軽減されますが、完全には防げません。
「朝日が気になる」「寝室で使いたい」という方は、遮光カーテンなど遮光性が高い窓まわりアイテムの設置や、カーテンレールではなくネジで壁に直接固定する正面付けがおすすめです。
カーテンレールにロールスクリーンを設置する際は、お部屋の用途に合わせて考えましょう。
ロールスクリーンをカーテンレールに取り付ける方法
ロールスクリーンをカーテンレールに設置する方法は、次のステップを踏めば初めての方でも比較的簡単に設置できます。
関連記事:ロールスクリーンの取り付け方法を専門メーカーが画像付きで解説!【全4方法】
1. レールのキャップを外す
まず、カーテンレールの端にあるキャップ(ふたのような部品)を外します。
キャップは最後にセットするため、なくさないように気をつけましょう。
2. カーテンランナーを取り除く
次に、カーテンを吊るすためのランナーをすべて取り外します。
ランナーはカーテンへ変更するときや、賃貸であれば退去時に戻さなければならないため、大切に保管しておきましょう。
3. 取付金具をブラケットに仮止めする
ロールスクリーン用の取付金具を、ブラケットにあらかじめ仮止めしておきます。
しっかり固定しすぎず、位置を微調整できるように軽く留めるのがポイントです。
4. ブラケットをレールに取り付ける
仮止めしたブラケットを、カーテンレールの溝に引っかけてセットします。
レールの中央と左右にバランスよく配置し、安定する位置にしっかりと固定しましょう。
5. レールのキャップを取り付ける
ブラケットの設置が終わったら、外していた にキャップを元に戻します。
6. ロールスクリーンを取り付ける
最後に、ロールスクリーン本体をブラケットにはめ込みます。
カチッと音がするまでしっかり差し込めば完了です。取扱説明書もあわせて確認しましょう。
カーテンレールに取り付け可能なロールスクリーンおすすめ6選
ここからは、カーテンレールに設置できるトーソーのロールスクリーンを6点ご紹介します。
マイテック
プルコード式でシンプルに操作できる、ベーシックなロールスクリーンメカです。
カーテンレールに取り付け可能で、製品幅300〜2,400mm、高さ100〜3,000mmまで対応します。
コードを引くだけでスクリーンがスムーズに上下し、手を離すとその位置で自動的に止まるのが特徴で頻繁に開け閉めする場所でもストレスなく使えます。
部品カラーやウエイトバーの色も複数から選べるため、空間になじむデザインに仕上がります。
マイテックループ
マイテックループは、チェーン式で操作するロールスクリーンの基本モデルです。
製品幅は300〜2,700mm、高さは最大4,500mmまで対応し、大きな窓にも設置できます。
カーテンレールに設置でき、チェーンを引くだけで上げ下げをコントロールできます。
軽い力でスムーズに操作できるため、高齢者や子どもでも扱いやすいのが特徴です。
マイテックループも部品カラーやウエイトバーの種類が選べ、自分好みのカラーリングを楽しめます。
マイテックワンタッチループ
マイテックワンタッチループは、チェーンを少し引くだけでスルッと自動で巻き上がるスマートな操作感が魅力のメカです。
製品幅は310〜2,000mm、高さは3,000mmまで対応。
カーテンレールへの取り付けにも対応しており、省スペースで設置できます。軽く引くだけでスッと昇降できるため、毎日使う場所でもストレスフリーで使用可能。
見た目もすっきりしており、モダンな空間にも馴染んでくれます。
手軽に便利さを取り入れたい方にもおすすめです。
マイテックループ小窓
マイテックループ小窓は、幅100〜1,200mm、高さ2,400mmまで対応するコンパクトなチェーン式メカです。
キッチンやトイレ、玄関の小窓など、省スペースな場所にぴったり。
チェーンを左右どちらかに取り付けて操作でき、軽い力でスムーズに昇降できます。
設置に必要なブラケットも小型化されており、カーテンレールにもしっかり対応。
必要な機能をしっかり備えつつ、見た目もすっきりしたデザインです。
ビジックライト
ビジックライトは、スクリーンの前後に配置された2枚の生地をスライドさせることで、光の量を自在に調整できる調光タイプのメカです。
製品幅は300〜2,000mm、高さは最大2,800mmまで対応し、カーテンレールへの取り付けも可能。
チェーン操作で直感的に光の入り方をコントロールできるのが魅力です。
シンプルながらデザイン性も高く、リビングや書斎など、空間に雰囲気を出したい方にも適しています。
ビジック小窓
ビジック小窓は、小さいスペースにも設置できるコンパクトな調光メカです。
製品幅は100〜1,200mm、高さ2,400mmまで対応しており、カーテンレールにも取り付けられます。
スクリーンは前後2枚の生地をスライドさせることで、自然光の量を好みに調整できます。
チェーン式のシンプルな操作で、小窓でも使いやすいつくりが特徴。キッチンやトイレなど、明るさを保ちつつプライバシーも守りたい空間に向いています。
窓まわりのことなら、トーソー
ロールスクリーンを使用したいけれど、賃貸や新築などで壁に穴を開けられないとお悩みの方も、カーテンレールがあれば簡単に設置が可能です。
トーソーでは、ロールスクリーンのメカ(操作部品)を基準に選ぶことで、豊富なスクリーンの中から好みのデザインや機能を組み合わせられます。
まずは公式サイトでラインナップをチェックしてみてください。
まとめ
ロールスクリーンは、専用金具を使えばカーテンレールにも取り付けられます。
壁に穴を開けられない賃貸でも、耐荷重を超えなければ設置でき、カーテンよりもすっきりでモダンな見た目が実現します。
レールの耐荷重のほか、形状、光漏れなどのポイントを事前に確認しておきましょう。
快適な窓まわりづくりの1つのアイデアとして、ぜひ取り入れてみてください。
Madoかけ 編集部
「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。


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