バーチカルブラインド(縦型ブラインド)の遮光性能と選び方を解説
スタイリッシュな空間を演出するバーチカルブラインド。その高いデザイン性から人気を集める一方で、「しっかり暗くしたい部屋には取り入れられる?」と導入を迷う方も少なくありません。
バーチカルブラインドの構造上、ルーバーの間やサイドから光漏れは発生します。しかし、遮光等級の高いバーチカルブラインドや取り付け方を工夫するだけで、寝室にも適した高い遮光性を実現可能です。
今回は、遮光等級の目安や、隙間からの光を最小限に抑える具体的な対策を解説します。日差しをコントロールし、デザイン性と機能性を両立した快適な空間づくりのヒントにぜひお役立てください。
遮光バーチカルブラインドとは?

バーチカルブラインドは縦に並んだルーバー(羽根)の角度を調整して光や視線をコントロールする窓まわりアイテムです。カーテンのように左右に開閉できるため、掃き出し窓からの出入りもスムーズに行えます。
そのなかでも「遮光」タイプは、光を遮る性能に優れた生地を使用しているのが特徴です。日中でも室内を暗くしたい寝室やシアタールーム、集中して仕事をしたい書斎などに適しています。
遮光性のある窓まわりアイテムとして代表的な遮光カーテンとの違いは、光を遮断できる範囲にあります。
遮光カーテンは生地全体で窓を覆うため、すき間が少なく高い遮光性を発揮できます。一方、バーチカルブラインドはルーバー同士の合わせ部分からわずかに光が漏れるため、遮光性だけを比べるとカーテンのほうが優れているといえるでしょう。
ただし、バーチカルブラインドにはルーバーの角度調整で採光量を段階的にコントロールできるという強みがあり、「完全に遮光したい場面」と「適度に光を取り入れたい場面」を1台で切り替えられるのが特徴です。
遮光バーチカルブラインドの遮光等級
遮光バーチカルブラインドの生地には、遮光性能を示す「遮光等級」が設定されています。遮光等級はJIS規格に基づいて1級~3級に分類されており、等級が上がるほど光を通しにくくなります。
各等級の基準と遮光率は以下のとおりです。

遮光1級は、日中でもほぼ完全に光を遮断できるため、昼間に暗くしたい部屋には1級の生地を選ぶのがおすすめです。ただし、遮光等級はあくまでも「生地そのもの」の性能を示す数値であり、ルーバーのすき間からの光漏れまでは考慮されていない点には注意しましょう。
寝室で使いたい場合は1級を、リビングなどで程よい暗さを保ちたい場合は2級~3級を目安に検討してみてください。
バーチカルブラインドにおける「遮光」と「遮熱」の違い
遮光バーチカルブラインドを選ぶとき混同しやすいのが「遮光」と「遮熱」の違いです。
| 遮光 | 遮熱 | |
| 役割 | 光を遮り室内を暗くする | 日射熱を抑え、室温の上昇を和らげる |
| コントロールできる要素 | 明るさ | 温度 |
| 向いている部屋 | 日中に暗くしたい寝室・シアタールームなど | 西日が強いリビング・南向きの部屋など |
遮光は光を遮り室内を暗くする機能で、遮熱は日差しの熱を抑えて室温上昇を和らげる機能を持ちます。つまりは「明るさ」と「温度」と、それぞれ異なる要素をコントロールする仕組みです。
西日が強い部屋では遮熱タイプ、日中に暗くしたい部屋では遮光タイプが適しています。両方の機能を備えた製品もあるため、お部屋の環境や目的に合わせて選びましょう。
遮光バーチカルブラインドの注意点と対策
遮光バーチカルブラインドにはメリットがある一方で、注意したい点がいくつかあります。事前にこの注意点を把握し、対策を講じて遮光性とデザイン性を両立した窓辺を完成させましょう。
関連記事:バーチカルブラインドのデメリットも知って後悔しない選択を!おすすめの商品も紹介
すき間から光漏れする可能性がある
遮光バーチカルブラインドでよく挙げられる悩みが、光漏れです。ルーバーは1枚ずつ独立しているため、ルーバー同士の合わせ部分や窓枠との間からわずかに光が入り込みます。
一方で、光漏れは次の方法で軽減させることが可能です。
- レース付きタイプを選ぶ:
ドレープの間にレースを配置したタイプなら、すき間をレースがふさいで光漏れを軽減できる - ルーバー幅を太くする:
80mmよりも100mm幅を選ぶとすき間が少なくなる - 正面付けで設置する:
窓枠の外側から覆うように取り付けるとすき間が目立ちにくい
光漏れを最大限抑えるには、「遮光1級の生地+レース付き+正面付け」という組み合わせを取り入れてみてください。
たたみ代が発生してしまう
バーチカルブラインドはルーバーを片側(または両側)に寄せて全開にするため「たたみ代(束ねたルーバー)」が生まれます。
遮光生地の場合は一般的な生地よりも厚みがあるため、たたみ代がやや大きくなる傾向にあります。窓の開口部が狭くなり、出入りに支障が出るケースもあるでしょう。
たたみ代への対策としては、以下のような工夫が考えられます。
- 窓の両側にたたみ代が分散するよう「両開き」で設置する
- 事前にたたみ代の寸法を確認し、生活動線に影響がないか検討する
- ルーバー枚数や幅のバランスを考慮して、窓のサイズに適した製品を選ぶ
たたみ代がどの程度になるかは、メーカーのカタログやシミュレーションツールで確認できるため、購入前にチェックしておきましょう。
トーソーでは「たたみ代 計算ツール」でご確認いただけます。
遮光バーチカルブラインドの選び方
遮光バーチカルブラインドを後悔なく選ぶためには、いくつかの視点からチェックすることが欠かせません。ここでは、購入前に押さえておきたい4つのポイントを順に解説します。
生地の種類で選ぶ
遮光バーチカルブラインドの生地は、素材や加工方法によっていくつかの種類に分かれます。
| 合成樹脂コーティング生地 | 裏面に樹脂をコーティングし遮光性を強化。遮光1級に対応した製品が多い。 |
| アルミ粉末コーティング生地 | 繊維にアルミ粉末を練り込んで製造。遮光性に加えて遮熱効果も期待できる。 |
遮光等級だけでなく、防炎やウォッシャブルといった付加機能もあわせて確認しましょう。生地サンプルを取り寄せて、質感や透け具合を実物で確かめるのもおすすめです。
デザイン性で選ぶ

遮光バーチカルブラインドは「遮光性能が高い=デザインが限られる」というイメージを持つ方も少なくありません。しかし、最近では豊富なラインナップにより、カラーバリエーションや質感が選べるようになりました。
カラー選びのポイントは、壁や床の色と近いトーンでそろえると空間に統一感が生まれやすくなるでしょう。反対に、アクセントとして差し色を取り入れると、お部屋の印象がぐっと変わります。カラーコンビネーション対応の製品であれば、異なる色のルーバーを組み合わせてオリジナルの配色を楽しむことも可能です。
また、ルーバーの柄や質感にも注目してみてください。ツイード調のテクスチャーを持つ生地は空間に温もりをプラスし、滑らかな無地の生地はモダンですっきりとした印象を与えます。ロールスクリーンと共通の生地を採用している製品もあるため、リビングの掃き出し窓にバーチカルブラインド、腰高窓にロールスクリーンといったトータルコーディネートも楽しめるでしょう。
操作方法で選ぶ

バーチカルブラインドには複数の操作方法があり、設置場所や使い勝手に応じて選び分けるのがおすすめです。
| 操作方法 | 特徴 |
| バトンタイプ | ・バトン(棒)でルーバーの開閉・角度調整を行う
・片手で直感的に操作でき、掃き出し窓の出入りにも便利 |
| コードタイプ | ・コードを引くことでルーバーの開閉と角度調整を行う
・手が届きにくい高い位置の窓にも対応しやすい |
| コード&バトンタイプ | ・コードとバトンの併用タイプ
・開閉はバトン、角度調整はコードで行い、操作性に優れている |
| ワンチェーンタイプ | ・1本のチェーンで開閉と角度調整の両方を行える
・操作部がすっきりして見えるのが魅力 |
| 電動タイプ | ・リモコンやスマートフォンで操作可能
・大型の窓や手の届かない高窓に向いている |
頻繁に出入りする掃き出し窓にはバトン操作やコード&バトン操作が使いやすく、吹き抜けの高窓には電動やチェーン操作が向いています。窓の高さや用途を踏まえて選びましょう。
取り付け方で選ぶ
バーチカルブラインドの取り付け方は大きく分けて2種類あり、見た目や光漏れに違いがあります。
| 正面付け | 窓枠の上部や壁面にブラケットを固定し、窓枠より大きめに設置。窓を覆うため光漏れを抑えやすい。 |
| 天井付け | 窓枠の内側や天井面に取り付ける方法。すっきりとした見た目だが、窓枠とのすき間から光漏れしやすい。 |
遮光性を高めたい場合は「正面付け」、見た目を優先したい場合は「天井付け」が適しています。
関連記事:カーテンレールにブラインドを取り付ける方法を解説!
関連記事:バーチカルブラインドはレースカーテンとの併用がおすすめ!取付け方やアイデアを紹介
おすすめの遮光バーチカルブラインド3選
ここからは、トーソーの遮光バーチカルブラインドからおすすめの3製品をご紹介します。設置する部屋の雰囲気や求める機能に合わせて、参考にしてみてください。
関連リンク:縦型ブラインド(バーチカルブラインド)のおすすめ11選!種類や選び方も解説
ルノファブ遮光

| カラー展開 | 20色 |
| ルーバー幅 | 80mm/100mm |
| 機能 | 遮光・ウォッシャブル・防炎・ホルムアルデヒド対策品 |
| 参考価格(幅1800×高さ1800mm) | 69,410円 |
ルノファブ遮光は、裏面の意匠にもこだわった遮光シリーズです。素材はポリエステル100%で、グレイッシュなカラーを中心とした落ち着いたトーンが揃っています。
一部のウォッシャブル対応生地は取り外して洗濯でき、清潔な状態を保ちやすいのもうれしいポイント。レース付きのデュアルツインタイプにも対応しており、光漏れ対策と遮光性を両立したい方に適した生地です。
コルトシークル

| カラー展開 | 15色 |
| ルーバー幅 | 80mm/100mm |
| 機能 | 遮光・ウォッシャブル・防炎・ホルムアルデヒド対策品 |
| 参考価格(幅1800×高さ1800mm) | 50,930円 |
コルトシークルは、シンプルな意匠とベーシック&アクセントカラーの15色展開が特徴の遮光シリーズです。
素材はポリエステル100%で、ルーバー幅は80mmと100mmの2サイズから選択可能。ウォッシャブルタイプと非ウォッシャブル(標準)タイプの2種類があり、予算やお手入れのしやすさに合わせて選べます。ブラックやサルビアブルーなどの新色も加わり、インテリアの幅が広がるラインナップです。
ツィード

| カラー展開 | 9色 |
| ルーバー幅 | 100mm |
| 機能 | 遮光・ウォッシャブル・防炎・ホルムアルデヒド対策品 |
| 参考価格(幅1800×高さ1800mm) | 69,410円 |
ツィードは、織物壁紙のように温もり感のあるツイード調の遮光生地です。素材はポリエステル100%で、生地表面に立体的なテクスチャーがあり、無地の生地とは異なる豊かな表情を楽しめます。
ウォッシャブル対応なので取り外して洗濯が可能。ルーバー幅は100mmで、ナチュラルテイストやカジュアルなインテリアとの相性がよく、遮光性能と空間の温かみを両立したい方におすすめです。
窓まわりアイテムをお探しならトーソー
質の高い睡眠環境や、日中の強い日差しを遮り室温の上昇を抑えるといった快適な環境づくりに、遮光性能を備えた窓まわりアイテムは重宝されます。
トーソーでは、遮光に特化したバーチカルブラインドをはじめ、ルーバーの重なり幅を大きくすることで光漏れを軽減したデュアルオーバーラップやレース付きのツインタイプをご用意しています。
機能やデザインなど豊富なラインナップのなかからお好みに合うバーチカルブラインドをぜひじっくり探してみてください。
まとめ
遮光バーチカルブラインドは、日差しをしっかり遮りながらスタイリッシュなお部屋づくりを実現する窓まわりアイテムです。
遮光等級による性能の違いを理解し、光漏れ対策やたたみ代といった注意点を押さえたうえで、生地・デザイン・操作方法・取り付け方の4つのポイントから暮らしに合った1台を選びましょう。
今回ご紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、ぜひ理想の窓まわり環境を整えてみてください。
Madoかけ 編集部
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