アンティークな部屋の作り方とは?コツやスタイリング例、おすすめの窓まわりアイテムを紹介!

コーディネート

そもそもアンティーク・ヴィンテージの意味とは?

 

 

アンティークとヴィンテージの言葉の意味を掘り下げると、実は異なる意味を持っていることがわかります。

 

アンティーク(Antique) ラテン語の「アンティクウス(古い)」を語源とし、製造から100年以上前のものを指すことが多い
ヴィンテージ(Vintage) ラテン語の「ぶどうを収穫する」という意味の言葉から派生し、フランス語の「ヴァンダンジュ(vendange)」を語源とする言葉。100年未満につくられたアイテムを指すことが多い

 

年代だけで見るとアンティークのほうが古く、ヴィンテージのほうが比較的新しいものを示すことが一般的です。ただし、この定義には厳密な定めはなく、アンティークの本場であるヨーロッパでも明確な基準が存在しません。

 

現代ではアンティークもヴィンテージも、歴史をもつ「古きもの」という広義の意味で用いられています。

 

関連記事:ヴィンテージインテリアとは?コーディネート実例8選!部屋作りのポイントを紹介

 

アンティークな部屋にするためのポイントとは?

アンティーク感あふれる素敵なお部屋にするには、次のポイントを押さえましょう。

 

  1. アンティークのスタイルを決める
  2. 壁・床にアンティークの要素を取り入れる
  3. アンティーク家具を取り入れる

 

1つずつポイントを解説します。

 

ポイント1. アンティークのスタイルを決める

 

 

アンティークは「古い」を意味するものであり、さまざまなスタイルを内包します。代表的なスタイルは次の4つです。

 

フレンチスタイル 曲線的でエレガントな雰囲気であり、ロココ調の華やかな印象が特徴的なスタイル
英国スタイル 伝統的で落ち着きがあり、マホガニー材の家具が象徴的なスタイル
北欧スタイル シンプル&機能的なデザインで、明るい木目や温かみのある布地が特徴的なスタイル
ヴィンテージスタイル 味わい深い年代物と新しいものを組み合わせ、真鍮やレザーの素材感が印象的なスタイル

 

まずは部屋の核となるアンティークスタイルを決め、壁や床、家具などを揃えましょう。

 

ポイント2.  壁・床にアンティーク要素を取り入れる

 

アンティークスタイルに合わせた壁や床にすると、お部屋の雰囲気が一気に理想的な空間に近づきます。壁紙には古さを感じさせる木目調の壁紙を設置したり、床にはアンティークスタイルを象徴するカラーや模様のラグを敷いたりと、お部屋のベースをアンティーク風に仕上げることがポイントです。

 

賃貸などで壁紙の変更が難しい場合は、アンティーク調の絵画やポスター、窓まわりアイテムを取り入れてみてください。とくに窓まわりアイテムは、機能性にもこだわれば生活の質も上げられ、お部屋の印象を大きく変えられます。

 

全体に統一感を持たせ、アンティークなお部屋へ近づけましょう。

 

ポイント3. アンティーク家具を取り入れる

 

アンティークなお部屋にするには、手軽に揃えられる雑貨から始めがちですが、まずは大型家具から取り入れると、簡単にアンティークスタイルのイメージが定着します。また周りに置く雑貨なども自然に決められるようになり、おしゃれなお部屋をスムーズに実現できるでしょう。

 

大型家具は棚やソファーがおすすめです。なかなか入れ替えができなかったり、スペースの問題から置けなかったりする場合は、テーブルや椅子、照明などの小物で空間にアンティーク感を散りばめていくことで、おしゃれな雰囲気を演出できます。

 

アンティークな部屋におすすめの窓まわりアイテム

お部屋の大きな面積を占める窓まわりアイテムは、空間のインテリアスタイルを印象づける重要なポイントです。

 

各窓まわりアイテムにアンティーク要素を取り入れ、おしゃれなお部屋をつくりあげましょう。

 

カーテンレール

 

カーテンレールは、主に次の3つに分けられます。

 

  • 機能性レール
  • 装飾レール
  • カーテンボックス

 

機能性レールは、カラーや質感を変えることでアンティークな雰囲気をつくりだします。よりアンティークスタイルにこだわるなら、装飾レールやカーテンボックスの設置がおすすめです。

 

カーテンボックスは、レールを隠すことで窓まわりに伝統的で重厚感のある上質な雰囲気をもたらします。英国スタイルならウォルナットやマホガニー、フレンチスタイルなら白木など、好みのアンティークスタイルに合わせて選ぶことが可能です。

 

装飾レールは、窓まわりにインテリア性を持たせられるおしゃれなカーテンレールです。真鍮やアイアン、古木風の素材で、アンティークデザインのレールを選びましょう。

 

取り付け位置は天井近くにすると空間が広く感じられ、お部屋全体が優雅な印象になります。また、カーテンの丈は床までたっぷりと余裕を持たせ、優美なドレープをつくるのがアンティークスタイルの定番です。

 

ウッドブラインド

 

ウッドブラインドは、アンティーク調の部屋づくりに温かみをプラスする優れたアイテムです。天然木の風合いはクラシカルな家具との相性がよく、アンティーク家具に多い木製にもしっくりと馴染みます。

 

カラーは明るい白木や深い赤みが印象的なマホガニー、落ち着いた艶感のあるウォルナットなどさまざまなタイプがラインアップされており、好みの窓まわりを実現することが可能です。

 

ロールスクリーン

 

ロールスクリーンは現代的な窓まわりアイテムですが、適切な生地を選べばアンティーク空間に馴染ませられ、お部屋の雰囲気をぐっと盛り上げられます。

 

ロールスクリーンの生地は多種多様で、生地選びに迷う方も多くいらっしゃいます。アンティークなお部屋を目指すなら、明るすぎず、深みのあるカラーがおすすめです。また生地感も立体感があると、高級感が引き立つでしょう。

 

アンティークな部屋のスタイリング事例8選【スタイル別】

アンティークの代表的なスタイルを取り入れた事例をご紹介します。

 

各特徴から、取り入れるカラーや家具のデザイン、雑貨、窓まわりアイテムなどを考えてみましょう。

 

【北欧スタイル】日常空間に溶け込むモダンスタイル

 

北欧は冬季が長く、家の中で過ごすことが多いことから、空間に「居心地のよさ」を求める傾向にあります。その考えから北欧スタイルが生まれ、日本の生活スタイルに溶け込みやすいデザインとして人気を集めています。

 

木の温もりを基調とし、シンプルなデザインでありながら機能性を兼ねている家具が多く、日本で実現しやすいアンティークスタイルともいえるでしょう。素材にはリネンやウール、木材など、自然素材を使うことがポイントです。

 

関連記事:北欧インテリアのポイントを解説!おすすめコーディネート実例6選

 

【北欧スタイル】アクセントカラーを取り入れたモダン&アンティーク空間

 

温度感のあるブラウンを床材と窓まわりアイテムに取り入れ、全体的に落ち着いた雰囲気のお部屋です。中央に鮮やかなロイヤルブルーのチェアを置くことで、お部屋にブラウンとのコントラストをつけ、モダンでスタイリッシュな印象を演出しています。

 

北欧スタイルは自然との共生を大切にしており、大きな観葉植物を置いて躍動感や温かみをプラスすることで雰囲気が高まります。ただし観葉植物や雑貨などを空間一杯に詰めると、せっかくの北欧スタイルのアンティーク空間を損ねてしまうでしょう。

 

北欧スタイルは余白を大切にしながら、温かみを持たせることがポイントです。適度にスペースを保ちながら、家具などを設置しましょう。

 

【英国スタイル】透明感のある現代的なアンティーク空間

 

英国スタイルは、クラシカルで伝統的なアンティーク空間が特徴です。しかし、重厚感がある空間はときに重たく、暗い印象を与えることも。適度な余白で抜け感を出し、明るいカラーや軽い素材のカーテンを設置することで、現代的な透明感のある英国スタイルが完成します。

 

チェアやテーブルといった家具、洋書や花瓶の雑貨に重厚感あるアンティークスタイルを取り入れ、軽さと重さのバランスを整えることが重要です。

 

【英国スタイル】伝統が息づく本格的なアンティークスタイル

 

英国スタイルの真骨頂である、格調高く優美なアンティーク空間を表現したお部屋です。深みのあるブルーグレーの壁紙と、上品なドレープカーテンが窓まわりを豊かに演出しています。

 

また、メダリオンチェアや円形テーブルといった伝統的な家具セレクトも、英国スタイルならではの重厚感を感じさせます。注目したいのは、照明にもアンティーク要素が含まれていること。落ち着いた配色で統一感を保ち、シャンデリアやフロアランプの温かな光が、よりいっそう優雅な雰囲気を醸し出しています。

 

【フレンチスタイル】柔らかな光に包まれるエレガントなアンティーク空間

 

フレンチスタイルも英国スタイルのように伝統を感じさせるスタイルです。しかし、重厚感よりも繊細さや軽やかさを重視し、洗練された華やかさを特徴としています。

 

例えば、窓まわりはシアーカーテンで柔らかな光を取り込み、空間全体に優雅で優しい雰囲気を演出。白を基調としながら、パステルカラーのファブリックやクリスタルシャンデリアなど、繊細な装飾アイテムを取り入れることで、エレガントな空間が完成します。

 

【フレンチスタイル】シャビーシックな魅力が漂う上質なベッドルーム

 

華やかさを持ちつつも、日常空間に取り入れやすいフレンチスタイルのお部屋。壁面は淡い陰影のあるクリームカラーで統一されており、空間全体をアンティークなお部屋につくりあげています。壁が白であってもアンティーク調の壁紙をポイントで入れることで、簡単に好みのスタイルをつくれます。

 

フレンチスタイルのベッドやシャビーシックデザインのシャンデリアが、空間に華やかさをプラスし、お部屋をよりアンティーク風に仕上げていることが特徴です。また大開口の窓には、フローラル柄のドレープカーテンとチェック柄のシアーカーテンをレイヤード。繊細な柄と透け感のある素材使いが、やわらかな光とともに上品な表情をつくりだしています。

 

【ヴィンテージスタイル】懐かしい味わいの小物たちを空間にプラス

 

空間全体をアンティーク調に整えることも大切ですが、各所で歴史と物語を感じさせるヴィンテージアイテムを置くと、より奥行きのある味わい深い空間が生まれます。写真のようなヴィンテージアイテムは、ノスタルジックな雰囲気を演出。

 

壁に取り付けられたシンプルなレールには、ストライプ柄のネクタイやハット、アンティークフレームが飾られ、ヴィンテージショップを思わせます。ヴィンテージアイテムのよさはそれぞれが持つ物語性にあり、長い年月を経て刻まれた傷や使用感も、その魅力の一部となっています。

 

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【ヴィンテージスタイル】時を重ねた家具が表現する温かなアンティーク空間

 

ヴィンテージスタイルは落ち着いたブラウンやブラックが多用されることから、渋さが際立つ空間になりやすい特徴があります。しかし、白を基調とした家具や雑貨を取り入れることで、アメリカンヴィンテージを思わせる親しみやすい空間を実現することが可能です。

 

窓まわりは白いレースのシアーカーテンとペールピンクのドレープを組み合わせ、柔らかな光で空間を包み込みます。女性らしいヴィンテージ空間を演出するときは、明るいカラーを基調とし、素材に古さを感じさせる家具や小物を取り入れることがポイントです。

 

アンティークな部屋づくりならトーソー

 

お部屋のインテリアスタイルを大きく左右する窓まわりは、カーテンレールやタッセル、カーテンの種類・素材・カラーなどにこだわることでおしゃれな空間を簡単につくりあげられます。

アンティークなお部屋づくりには、とくにカーテンレールやカーテンの種類に注目してみてください。

 

なかでも外からの視界コントロールや調光に優れたウッドブラインドや、遮熱など優れた機能を兼ね備えるロールスクリーンは、アンティーク空間を快適に演出するアイテムです。

 

トーソーの豊富なラインナップから、現代の暮らしに必要な「機能性」も両立した窓まわりアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。

 

トーソー株式会社|カーテンレール・ブラインド 窓まわり製品の総合メーカー
https://www.toso.co.jp/

 

まとめ

アンティークな部屋づくりは各スタイルの特徴をいかし、個性的で魅力的な空間を実現します。空間づくりの重要なポイントは、壁や床などのベースづくり、アンティーク家具の配置、そしてアンティーク調の窓まわりアイテムを選ぶことです。

 

特に窓まわりは、カーテンレール、ウッドブラインド、ロールスクリーンなど、デザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムを選び、より快適で魅力的なアンティーク空間をつくりあげましょう。

 

WRITER 編集者情報

Madoかけ 編集部

「Madoかけ」はカーテンレール・ブラインドメーカーのトーソーが運営するメディアです。
窓まわり製品を中心にインテリアに関する情報を発信します。

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